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2018年09月12日

ギリギリ生活

学校の朝は早い。私の学校の先生の朝の打ち合わせだって午前7時40分だし、たいていの学校は8時半には始業する。

こんな学校の世界だから、大学生のとき完全に夜型になっていた新卒教員は、赴任早々、かなりの苦しみを味わうことになる。また、外部から来た校長も、生活習慣が違えば、学校の生活パターンと合わずに、教員たちとトラブルになる。以前、「朝から来ない校長が、夜8時から延々何時間も会議をするんだよ」という話も聞いたことがある。

多くの教員は、打ち合わせ時間より前に出勤する。かくいう私も、以前は一時間以上前に学校にいなければ、何となく気持ち悪さを覚えたものだ。当時は自動車通勤ということもあり、道路事情で一時間くらい渋滞にはまっても、遅刻はしない、という訳だ。

一方で、就業時間ギリギリに来る先生も何人かいて、「よく、そんな綱渡りができるなぁ。」と、逆に感心する。

前任の私立学校では、遅刻ギリギリに来ることが当たり前で、週に一度くらいは遅れてしまうということを繰り返していた先生が、翌年クビになった。タイムカードなどなくても、見ている人はいるのだ。

どんな職場であっても、余裕をもって朝の時間を使っている人は、概して仕事ができるものだ。

しかし、昨今の若手の先生方は、ギリギリ生活が得意なようで、結果、何度も遅れてこられる方がおられる。

学校は、チャイムが時間を知らせるが、時計時間では、チャイムが鳴り終わった頃には、とっくに就業時間を過ぎている。打ち合わせが始まった頃に、こっそりと扉を開けて、職員室に入ってくる姿は、何度見ても美しくない…。

だいたい、「生徒に時間を守れ。」と、言っている教師が遅刻していては、示しがつかないし、説得力もない。『時間を守る大切さ』を語ったところで、言葉に力はない。

夜中まで、教材研究をしていたのかも知れないけれど、「何があろうと、一秒たりとも遅れては駄目だ。」と言うのが、私の持論だ。

そんなギリギリ生活の若手が、職員室で仕事を始めたかと思ったら、すぐに、こくりこくりと居眠りを始めた。授業が終わって、職員室に戻るたびに、授業のない時間は寝ている…。さすがに、これはまずいだろうと、隣席の若手の先生が動いた。

「どうなっているんですか?」

こんな場合、公立学校ではどうなるのだろう…。今度同僚に聞いてみようっと。

生徒と食べる昼食

ほとんどの中学校では、学校給食が導入されており、担任の先生は、教室で生徒と給食を食べることになる。学校では、これを給食指導と言って、各校様々な工夫や取り組みをしている。

おそらくは、この生徒と『一緒に食べる』ことが、負担になっていて、「できたらやめて欲しい」と思っている若手の先生もいるのではないだろうか。

「今月はうちは、完食でしたよ」
「やっぱり中学三年生ですね…」

近隣の公立の先生たちからは、そんな会話が聞こえてくる。完食は、クラスの誰一人残さず食べるわけで(いろいろ仕組みがあるでしょうけど…)、当然、相応の給食指導になるのだろう。

私立学校では、ほとんどがお弁当制なので、生徒と先生が一緒に昼食を食べる機会はほとんどない。特に、中高一貫校でも高校専門の先生は、
「生徒と一緒に昼食を食べることなど、あり得ない。食べた気がしないし、お昼の時間くらいゆっくりさせてくれ。」
「生徒と一緒に食べると、逆に生徒にストレスが溜まってしまうから、せめてお昼くらいは、自由に食べさせましょうよ。」
などと、豪語していたりする。
なるほど、中学校の先生は、よく頑張っておられる。

私の学校は、中高一貫の私立学校だが、食堂で食べる給食形式だ。昼食時間になると、各自食堂に行き、各自食事を受け取り、友人同士、開いている好きな席に陣取って食べる。時間内であれば、どの時間に食べてもよい。先生たちも、注文すれば、同じ食事を食べられる。

特に、入学したての中学一年生は、一ヶ月間、学年全体で昼食を一斉に食べる、というシステムにしている。入学したての生徒の人間関係を構築させ、孤立した生徒を防ごうというねらいである。

私は、生徒と一緒に食事をするのが好きである。彼らと話しをするにも、話題に困ることはない。生徒が座っている席に、積極的に飛び込み、たわいのない会話をしながら、会話を楽しむことができる。

もしかしたら、彼らは嫌がっているのかも知れないけど、お互いが楽しくなるのならいいじゃないか。

監視ではない。彼らと話をしながら食事をすることそのものが、楽しいのだ。副産物として、彼らの考えや、いろいろな情報も手に入れることができるが、あくまでそれは「おまけ」である。

最近は、カロリー過多になるので、別の食事をすることが多いが、生徒と食べることは好きである。
給食指導、とまではいかないが、生徒と一緒に昼食を食べることは、教育活動の一環としても、教員にとっての大切なスキルの一つであろう。

※文科省の平成28年度給食実施状況調査によると、小学校で99.2%、中学校で88.9%とのこと。ただし、都道府県によって、ばらつきが大きい。
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