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2022年01月07日
寒い冬
今年は寒い冬が続いている。
あまりに寒すぎて、なかなか隠れ家に泊まれない。
一晩泊まると、おそらくは灯油一ケースは使ってしまいそうだ。
どの部屋も5℃未満なので、移動するたびにストーブも付けなくてはいけない。
さながら都市部の外の温度と同じだ。
「野菜はどこにおいてもいいね…。」
などと強がりを言ってみたところで、外と変わらぬ姿で過ごすのは、なかなか苦しいものだ。
田舎暮らしとはこんなものなのだろうか。
一日家で過ごしている訳でもないので、家もなかなか暖まらず、玄関のブルーヒーターだけが頼りだ。
この冬は最低気温があっという間にマイナス10℃近くになる。
マイナス5℃を越えれば、何度でも変わらないような感覚だ。
元気な時はいいが、体調が万全でない時は、さすがに苦しい。
何だか、もっと具合が悪くなりそうで、キツかった。
それでも、晴れ渡った日は気分が爽快になる。
近くの雪山が連なり、抜けるような青空は、心を解放させてくれる。
「朝から天気がいいと、気分がよい。」
「毎日山並みを見ながら生活できたら、楽しいだろうな…。」
などと思う。
田舎生活の不便さよりも、大自然の中で、人間らしく生きたいものだ。
まだ私には避難場所があるので、甘えているのだろう…。
寒さに負けず、逞しくて生きてゆかねばなるまい。
愛犬たちは、寒さに負けず元気なのだから…。
あまりに寒すぎて、なかなか隠れ家に泊まれない。
一晩泊まると、おそらくは灯油一ケースは使ってしまいそうだ。
どの部屋も5℃未満なので、移動するたびにストーブも付けなくてはいけない。
さながら都市部の外の温度と同じだ。
「野菜はどこにおいてもいいね…。」
などと強がりを言ってみたところで、外と変わらぬ姿で過ごすのは、なかなか苦しいものだ。
田舎暮らしとはこんなものなのだろうか。
一日家で過ごしている訳でもないので、家もなかなか暖まらず、玄関のブルーヒーターだけが頼りだ。
この冬は最低気温があっという間にマイナス10℃近くになる。
マイナス5℃を越えれば、何度でも変わらないような感覚だ。
元気な時はいいが、体調が万全でない時は、さすがに苦しい。
何だか、もっと具合が悪くなりそうで、キツかった。
それでも、晴れ渡った日は気分が爽快になる。
近くの雪山が連なり、抜けるような青空は、心を解放させてくれる。
「朝から天気がいいと、気分がよい。」
「毎日山並みを見ながら生活できたら、楽しいだろうな…。」
などと思う。
田舎生活の不便さよりも、大自然の中で、人間らしく生きたいものだ。
まだ私には避難場所があるので、甘えているのだろう…。
寒さに負けず、逞しくて生きてゆかねばなるまい。
愛犬たちは、寒さに負けず元気なのだから…。
2021年12月14日
卒業生
出掛ける用事があり、久しぶりに卒業生と出会った。
私もバタバタしており、ほんのひと言ふた言、言葉を交わすだけだったが、私が担任をして卒業させた生徒である。
懐かしかった。
時の流れを感じた。
すれ違い際のほんのひと事。
もっと、喜んで、笑顔を振りまいて、彼等を祝福してあげればよかった。
そう振り返ると、自分は何とつまらない男なのだろうと思った。
マスクをしていて一瞬誰だか分からない人もいた。
相手から、〇〇ですとも声を掛けられた。
私自身の印象は極めて悪く、暗く疲れたジジイに見えただろう。
何とも申し訳ない、という気持ちがよぎる。
その中でもA君とは、少し話しができた。
「俺、まだ大学生なんです。三年間プータローだったので…。」
その三年間で何をつかんだかどうかは分からないが、彼の人生にとって、必要なことなのだろう。
自分は何とつまらない男なのだろうと思った。
本来ならば、この春から就職している歳だが、まだ三年ほど学生をするのだろうか。
泣き虫だったので、私は彼をピーピーと読んでいたが、心の優しい生徒だった。
私がインフルエンザで倒れていたときに尽くしてくれたことは、今でも忘れない。
これまでたくさんの生徒を卒業させてきたが、結局、私はもらってばかり。
こちらが教育しているつもりで、私が愛を与えられていたのだと思う。
この先、彼等と会えるのは、おそらくはずっと先だ。
その時こそ、満面の笑顔で話ができたらいい…。
私もバタバタしており、ほんのひと言ふた言、言葉を交わすだけだったが、私が担任をして卒業させた生徒である。
懐かしかった。
時の流れを感じた。
すれ違い際のほんのひと事。
もっと、喜んで、笑顔を振りまいて、彼等を祝福してあげればよかった。
そう振り返ると、自分は何とつまらない男なのだろうと思った。
マスクをしていて一瞬誰だか分からない人もいた。
相手から、〇〇ですとも声を掛けられた。
私自身の印象は極めて悪く、暗く疲れたジジイに見えただろう。
何とも申し訳ない、という気持ちがよぎる。
その中でもA君とは、少し話しができた。
「俺、まだ大学生なんです。三年間プータローだったので…。」
その三年間で何をつかんだかどうかは分からないが、彼の人生にとって、必要なことなのだろう。
自分は何とつまらない男なのだろうと思った。
本来ならば、この春から就職している歳だが、まだ三年ほど学生をするのだろうか。
泣き虫だったので、私は彼をピーピーと読んでいたが、心の優しい生徒だった。
私がインフルエンザで倒れていたときに尽くしてくれたことは、今でも忘れない。
これまでたくさんの生徒を卒業させてきたが、結局、私はもらってばかり。
こちらが教育しているつもりで、私が愛を与えられていたのだと思う。
この先、彼等と会えるのは、おそらくはずっと先だ。
その時こそ、満面の笑顔で話ができたらいい…。
2021年12月12日
エアベッド
エアベットに穴が空いた。
購入履歴を調べてみたら、購入してから二年ほど経っていた。
ちょっと乱暴に使ってしまったのが原因だ。
だが、この穴を塞ぐことは、今のところ成功していない。
穴がちょうど、凸凹の部分で、テープなどを貼ってもすぐに空気が漏れてしまうのだ。
気の利いた接着剤で穴を塞ぎ、さらに自転車パンク修理用要領で穴をふさげば、何とかなりそうだが、その間にもベッドは使わなくてはゆかず、そうのんびりもしていられない。
結局隠れ家から敷き布団を持ってきて寝ることにした。
以前はウォーターベットを使っていた。今でもそのフレームは使っている。
ウォーターベットは、就職仕立ての頃、先輩の先生から進められ20万くらいの金額で買ったものだ。
「一生使えるんだから、割ってみれば安い物だろ。」
と、数学の先生らしく説得された。
確かに、寝心地は良かったし、冬もヒーターで暖かい。
だが、そのウォーターベットもいよいよ駄目になり「消耗品の買い換えか」と思ったら、メーカが生産を中止してしまった。
三十年は使っただろうか。ざっと年間6000円くらいであろうか。
その後は、引っ越し時に自分で運べないのは面倒なので、エアベットにした。
さすがに寝心地は悪いが、これを二年使って、穴が空いた。
修繕して使えるものなら、捨てずに持っていようと思う。
エアベッドは一万弱。
「一生のうちに三分の一は寝ているんだ。せめてベッドくらいいいものを使うべきだろ。」
かつてそう説得されたことを思い出す。
果たしてその先生はまだご存命だろうか。
購入履歴を調べてみたら、購入してから二年ほど経っていた。
ちょっと乱暴に使ってしまったのが原因だ。
だが、この穴を塞ぐことは、今のところ成功していない。
穴がちょうど、凸凹の部分で、テープなどを貼ってもすぐに空気が漏れてしまうのだ。
気の利いた接着剤で穴を塞ぎ、さらに自転車パンク修理用要領で穴をふさげば、何とかなりそうだが、その間にもベッドは使わなくてはゆかず、そうのんびりもしていられない。
結局隠れ家から敷き布団を持ってきて寝ることにした。
以前はウォーターベットを使っていた。今でもそのフレームは使っている。
ウォーターベットは、就職仕立ての頃、先輩の先生から進められ20万くらいの金額で買ったものだ。
「一生使えるんだから、割ってみれば安い物だろ。」
と、数学の先生らしく説得された。
確かに、寝心地は良かったし、冬もヒーターで暖かい。
だが、そのウォーターベットもいよいよ駄目になり「消耗品の買い換えか」と思ったら、メーカが生産を中止してしまった。
三十年は使っただろうか。ざっと年間6000円くらいであろうか。
その後は、引っ越し時に自分で運べないのは面倒なので、エアベットにした。
さすがに寝心地は悪いが、これを二年使って、穴が空いた。
修繕して使えるものなら、捨てずに持っていようと思う。
エアベッドは一万弱。
「一生のうちに三分の一は寝ているんだ。せめてベッドくらいいいものを使うべきだろ。」
かつてそう説得されたことを思い出す。
果たしてその先生はまだご存命だろうか。
2021年12月09日
無駄遣い
「ICT推進のための補助金が出るので、何か取り組みをして欲しい」、という要請が来てから何ヶ月か経った。
審査が通り、国からの補助金が下りることになったのだが、これは備品購入はダメであるらしく、人件費だけだそうだ。
結局、総合的学習の時間、パソコンを利用する際のチューターの派遣費になった。
正直なところ、チューターの存在はあまり重要ではない。
以前から先生方で指導できていたし、取り立ててチューターがいないと困るという訳でもなかっただが、「予算を使え」ということらしく、実施した。
何日間かの出来事だったが、卒業生がチューターとして来校し、授業補助をしてくれた。
その費用が補助金なのである。
なんだか無駄遣いではないだろうか。
「予算があるから使え」と言われているようで、何とも気持ち悪い。
文科省らは、「学校現場として、こういうニーズがあるから、こうした予算が必要なのだ」、ということを本気で考えているのだろうか。
学校現場に補助金をばらまいても、天下り先にはなりにくいが、教育委員会や私学協会系ならば、その可能性はある。
「予算配分は、彼等の就職活動か」、とも疑いたくなるような、お粗末さ施策である。
究極のエコカーと言われる水素自動車にも国は補助金を出している。
だいたい700万くらいの自動車に200万円の補助が出る。
水素自動車など、本当はエコカーでも何でもない。
脱炭素のためのカムフラージュなのだ。
本来、水素を取り出すために膨大なエネルギーが必要になるので、その分を計算すると全然エコではないのだ。水素精製過程で、膨大な炭素を出す。
18歳以下の子どもがいる世帯への10万円給付も含めて、日本政府は一体どうなっているのだろうかと思う。
弱者対策は必要だろうが、国民が補助金を頼る国は、絶対に発展しないと、私は思う。
審査が通り、国からの補助金が下りることになったのだが、これは備品購入はダメであるらしく、人件費だけだそうだ。
結局、総合的学習の時間、パソコンを利用する際のチューターの派遣費になった。
正直なところ、チューターの存在はあまり重要ではない。
以前から先生方で指導できていたし、取り立ててチューターがいないと困るという訳でもなかっただが、「予算を使え」ということらしく、実施した。
何日間かの出来事だったが、卒業生がチューターとして来校し、授業補助をしてくれた。
その費用が補助金なのである。
なんだか無駄遣いではないだろうか。
「予算があるから使え」と言われているようで、何とも気持ち悪い。
文科省らは、「学校現場として、こういうニーズがあるから、こうした予算が必要なのだ」、ということを本気で考えているのだろうか。
学校現場に補助金をばらまいても、天下り先にはなりにくいが、教育委員会や私学協会系ならば、その可能性はある。
「予算配分は、彼等の就職活動か」、とも疑いたくなるような、お粗末さ施策である。
究極のエコカーと言われる水素自動車にも国は補助金を出している。
だいたい700万くらいの自動車に200万円の補助が出る。
水素自動車など、本当はエコカーでも何でもない。
脱炭素のためのカムフラージュなのだ。
本来、水素を取り出すために膨大なエネルギーが必要になるので、その分を計算すると全然エコではないのだ。水素精製過程で、膨大な炭素を出す。
18歳以下の子どもがいる世帯への10万円給付も含めて、日本政府は一体どうなっているのだろうかと思う。
弱者対策は必要だろうが、国民が補助金を頼る国は、絶対に発展しないと、私は思う。
2021年12月07日
漬けものじじい
この歳になって初めて「柚子大根」を作ってみた。
一週間弱ほどの仕込みで、今日、二人の先生方に毒味してもらった。
「おいしいかった」とは言ってもらえたが、自分では納得できない。
だから私が何かを作ってお渡しするときは、たいてい、「不味いよ」と言う。
「ちょっと味、変だったよ…」、と言わせないための防衛策だ。
先日、白菜の本漬けも行ったが、数日経って、大分「いい匂い」がしてきた。
「こっちは自信作になるかな?」、と思いつつも、お渡しするときは、きっと「不味いよ」と言うのだろう。
人に物を渡すときに、「不味いよ」というのは失礼なことだろうが、それはそれで、私の卑屈な性格をご理解してのことなので、私は甘えている…。
漬けものを作ることが楽しくなったというのは、「私も歳をとった」、ということだろう。
「地元の野菜で、いろいろ作ってみたい」、という思いもあるが、「いろいろ実験してみたい」という気持ちもある。冬場のささやかな楽しみだ。
夏に漬けたキュウリの塩漬けも食べられるようになった。
塩の中にキュウリを入れただけのものだが、漬物石で押しつぶされ、ペラペラになったキュウリを一昼夜塩抜きして食べる。
田舎ならではの保存食だ。
地元の人に教えてもらった通り、私はマヨネーズをつけて食べる。
合わせて入れたミョウガも美味だ。
いずれも大きな樽で漬けているので、人に差し上げなければ食べきれない。
どうやら「食卓から漬けものを欠かさない」生活が訪れつつあるようだ。
いずれ「頼まれて作る」時代が来るのだろうか。
「おいしさのためには手間を掛けよ。」
そんな声が聞こえてくるようだ。
「稼ぐためには手間を掛けよ」と置き換えてみる。
商売でも同じなのだろう。
一週間弱ほどの仕込みで、今日、二人の先生方に毒味してもらった。
「おいしいかった」とは言ってもらえたが、自分では納得できない。
だから私が何かを作ってお渡しするときは、たいてい、「不味いよ」と言う。
「ちょっと味、変だったよ…」、と言わせないための防衛策だ。
先日、白菜の本漬けも行ったが、数日経って、大分「いい匂い」がしてきた。
「こっちは自信作になるかな?」、と思いつつも、お渡しするときは、きっと「不味いよ」と言うのだろう。
人に物を渡すときに、「不味いよ」というのは失礼なことだろうが、それはそれで、私の卑屈な性格をご理解してのことなので、私は甘えている…。
漬けものを作ることが楽しくなったというのは、「私も歳をとった」、ということだろう。
「地元の野菜で、いろいろ作ってみたい」、という思いもあるが、「いろいろ実験してみたい」という気持ちもある。冬場のささやかな楽しみだ。
夏に漬けたキュウリの塩漬けも食べられるようになった。
塩の中にキュウリを入れただけのものだが、漬物石で押しつぶされ、ペラペラになったキュウリを一昼夜塩抜きして食べる。
田舎ならではの保存食だ。
地元の人に教えてもらった通り、私はマヨネーズをつけて食べる。
合わせて入れたミョウガも美味だ。
いずれも大きな樽で漬けているので、人に差し上げなければ食べきれない。
どうやら「食卓から漬けものを欠かさない」生活が訪れつつあるようだ。
いずれ「頼まれて作る」時代が来るのだろうか。
「おいしさのためには手間を掛けよ。」
そんな声が聞こえてくるようだ。
「稼ぐためには手間を掛けよ」と置き換えてみる。
商売でも同じなのだろう。
2021年12月05日
強風のため…
「年内にもう一度穏やかな山に登り、少し雪景色になったところでリフレッシュしたいな」、と朝から山に出掛けて見た。
「やや下り坂傾向の天気なので、風は大丈夫かな」、とも思ったが、やはり強風だった。
とても登れるような状況ではなかった。
この時期、こういう日が多い。
そもそも12月になってなお、山に行こうというのが間違いなのだろうが、美しい山並みを見てしまうと、やはり心がうずく。
それほど温度は低くなかったが、それでも氷点下。
晴れてはいるが、吹き飛ばされそうなくらいの強風だった。
だから、少し走ってすぐに山を下りた。
雪道で汚れた車を洗いながら見る山並みは、とても穏やかそうで、何となく恨めしい。
さて、年内にもう一度出掛けられるだろうか。
これからの時期、冬型が強まると山は吹雪になる。
下界からは雪雲がかかり、その姿をみることはできない。
冬型が弱まると、山並みが見え出すが、未だ風が強いことが多く、遠くから見てもなかなかわからないのだ。
ライブカメラで見ても、風の様子は分からない。
たまに、ロープウェイ会社が、運行状況を知らせてくれることもあるが、いつでも、と言うわけはなく、結局行って見ないと分からないのである。
これから厳寒期になると、山には近づけなくなる。
道路も一部閉鎖される。
雪遊びに出掛けることはできても、登ることは難しい。
山は美しいが、反面、その厳しさは人の力で対抗しうるものではないのだ。
ちょっとがっかりな、山行きだった…。
追記)
「午後、その山に登って美しかった」、というSNSを見た。昼前から強風が収まり、穏やかな晴天になったのだろう。ちょっとうらやましくその写真を見た。
「やや下り坂傾向の天気なので、風は大丈夫かな」、とも思ったが、やはり強風だった。
とても登れるような状況ではなかった。
この時期、こういう日が多い。
そもそも12月になってなお、山に行こうというのが間違いなのだろうが、美しい山並みを見てしまうと、やはり心がうずく。
それほど温度は低くなかったが、それでも氷点下。
晴れてはいるが、吹き飛ばされそうなくらいの強風だった。
だから、少し走ってすぐに山を下りた。
雪道で汚れた車を洗いながら見る山並みは、とても穏やかそうで、何となく恨めしい。
さて、年内にもう一度出掛けられるだろうか。
これからの時期、冬型が強まると山は吹雪になる。
下界からは雪雲がかかり、その姿をみることはできない。
冬型が弱まると、山並みが見え出すが、未だ風が強いことが多く、遠くから見てもなかなかわからないのだ。
ライブカメラで見ても、風の様子は分からない。
たまに、ロープウェイ会社が、運行状況を知らせてくれることもあるが、いつでも、と言うわけはなく、結局行って見ないと分からないのである。
これから厳寒期になると、山には近づけなくなる。
道路も一部閉鎖される。
雪遊びに出掛けることはできても、登ることは難しい。
山は美しいが、反面、その厳しさは人の力で対抗しうるものではないのだ。
ちょっとがっかりな、山行きだった…。
追記)
「午後、その山に登って美しかった」、というSNSを見た。昼前から強風が収まり、穏やかな晴天になったのだろう。ちょっとうらやましくその写真を見た。
2021年11月28日
怠け者
日中かなり寒く、あまり外回りの仕事をしようという気持ちになれなかったのだが、柿の木の剪定だけはした。
下手な剪定だと、来年実を付けるかどうか分からないが、あまりに高くなりすぎても、手入れに困る。
外は寒く、畑の手入れも憚られたし、メルカリへの出品作業もやる気が起こらない。
考査前の日曜日で、めずらしく一日フリーだったのに、何だか怠惰な一日を過ごしてしまった。
「こんな生活をしてしまったら、退職後は大変なことになるぞ…」、と自覚しつつも、体は動かない。
仕事もそうだが、やはりToDoリストは作っておく必要があるのだろう。
怠け者の私は、時々、こんな風に無為な休日を過ごしてしまう。
目の前にあるあまりに多くの「やるべきこと」を見ると、やはり挫けてしまう。
雪かきのように、少ない量ながらもこつこつと、繰り返しの作業をしなくてはならないのだろう。
久しぶりに隠れ家に来た高3のYが、「荷物、増えましたね…」、と言う。
確かに、整理もせず、広い家で物ばかりが増えていく。
不要品は売ってしまおうと、前の家の持ち主に「要らない物は置いておいてくださって結構です」と言ったが、自分の物に加え、さらに荷物が増えてしまったのだ。
「なんとかせねばいなんな…」、と思いつつ、休日になると何もせずに終わる。
そして、何ヶ月、何年と経つわけだ。
年寄りの家が不要品だらけなのは、その理由が分かるような気がする。
「いつか使うだろう…」、は、「いつになっても使わない」のだ。
まとめ売りできるように整理をすることだって、手間なのだ。
だが、それを仕事と思えば、多少はモチベーションが高まるか…。
私は、まだまだ無為な時間が多すぎるようだ。
下手な剪定だと、来年実を付けるかどうか分からないが、あまりに高くなりすぎても、手入れに困る。
外は寒く、畑の手入れも憚られたし、メルカリへの出品作業もやる気が起こらない。
考査前の日曜日で、めずらしく一日フリーだったのに、何だか怠惰な一日を過ごしてしまった。
「こんな生活をしてしまったら、退職後は大変なことになるぞ…」、と自覚しつつも、体は動かない。
仕事もそうだが、やはりToDoリストは作っておく必要があるのだろう。
怠け者の私は、時々、こんな風に無為な休日を過ごしてしまう。
目の前にあるあまりに多くの「やるべきこと」を見ると、やはり挫けてしまう。
雪かきのように、少ない量ながらもこつこつと、繰り返しの作業をしなくてはならないのだろう。
久しぶりに隠れ家に来た高3のYが、「荷物、増えましたね…」、と言う。
確かに、整理もせず、広い家で物ばかりが増えていく。
不要品は売ってしまおうと、前の家の持ち主に「要らない物は置いておいてくださって結構です」と言ったが、自分の物に加え、さらに荷物が増えてしまったのだ。
「なんとかせねばいなんな…」、と思いつつ、休日になると何もせずに終わる。
そして、何ヶ月、何年と経つわけだ。
年寄りの家が不要品だらけなのは、その理由が分かるような気がする。
「いつか使うだろう…」、は、「いつになっても使わない」のだ。
まとめ売りできるように整理をすることだって、手間なのだ。
だが、それを仕事と思えば、多少はモチベーションが高まるか…。
私は、まだまだ無為な時間が多すぎるようだ。
2021年11月23日
防災放送
珍しく地元の集まりがあった。
「防災放送が聞こえないので、各家庭に防災無線を置いて欲しい」という陳情の結果報告だ。
結論から言うと、議会では陳情不採択について賛成多数とのことで、地元からの要望は却下されたという。
防災放送は、豪雨などの自然災害時に、非難を促すものだが、スピーカーで放送するタイプのものは、各地で「聞こえない」という声が多いようだ。
確かに、激しい風雨の中での放送は、各家庭に伝わるのは難しいだろう。
一方で、「昨今はスマホによる災害情報も流れるので、取り立てて困ることはないだろう」というのが、議員さんたちの考えらしい。
だが、問題は、スマホを持たなかったり、持っていても近くに置いていない一人暮らしの高齢者に、どのように情報を伝達するか、ということになる。
山間部には孤立世帯も多く、基本的に情報は届かないと見て良い。
その中で、地元の青年による消防団が、悪天の中、一軒一軒周り、避難を促すということをしているようだ。
まだ余裕のあるうちは良いが、一気に増水して浸水してしまったり、あっという間に崖崩れが起こってしまうような地域では、二次災害の恐れも否めないのだ。
過疎化、高齢化により、田舎の自治体はどこも苦しい対応を迫られているのだろう。
こんな時に、地元の声をよく聞いてくるのが共産党の議員だったりする。
なんともおかしな話だ。
「俺らが文句を言ったら、〇〇議員は俺らを見ても挨拶もしなくなったんだ…。」
そんな声も聞こえてくる。
すべては人間関係。
真摯に住民の声を聞き、それを政策として行っていくのが地方議員の仕事だろう。
相反する意見も起こる。
予算も少ないので、できることも限られている。
難しい舵取りなのだろう。
さて、どうしたものだろう…。
「防災放送が聞こえないので、各家庭に防災無線を置いて欲しい」という陳情の結果報告だ。
結論から言うと、議会では陳情不採択について賛成多数とのことで、地元からの要望は却下されたという。
防災放送は、豪雨などの自然災害時に、非難を促すものだが、スピーカーで放送するタイプのものは、各地で「聞こえない」という声が多いようだ。
確かに、激しい風雨の中での放送は、各家庭に伝わるのは難しいだろう。
一方で、「昨今はスマホによる災害情報も流れるので、取り立てて困ることはないだろう」というのが、議員さんたちの考えらしい。
だが、問題は、スマホを持たなかったり、持っていても近くに置いていない一人暮らしの高齢者に、どのように情報を伝達するか、ということになる。
山間部には孤立世帯も多く、基本的に情報は届かないと見て良い。
その中で、地元の青年による消防団が、悪天の中、一軒一軒周り、避難を促すということをしているようだ。
まだ余裕のあるうちは良いが、一気に増水して浸水してしまったり、あっという間に崖崩れが起こってしまうような地域では、二次災害の恐れも否めないのだ。
過疎化、高齢化により、田舎の自治体はどこも苦しい対応を迫られているのだろう。
こんな時に、地元の声をよく聞いてくるのが共産党の議員だったりする。
なんともおかしな話だ。
「俺らが文句を言ったら、〇〇議員は俺らを見ても挨拶もしなくなったんだ…。」
そんな声も聞こえてくる。
すべては人間関係。
真摯に住民の声を聞き、それを政策として行っていくのが地方議員の仕事だろう。
相反する意見も起こる。
予算も少ないので、できることも限られている。
難しい舵取りなのだろう。
さて、どうしたものだろう…。
2021年11月19日
部分月食
ほぼ皆既の部分月食があった。
中秋の名月から3回目の満月である。
月が昇ってくる時には、すでに半分くらい掛けていた。
左半分が掛けているこのような姿は、月食時にしか起こらない。
月の満ち欠けでは、太陽の方向が光っているからだ。
程なく月は薄雲の中に隠れたが、そんな頃、南の空にISS(国際宇宙ステーション)が飛ぶ。
その後、食の最大まで雲が多くなってしまったが、ちょうどその頃から雲が切れ始め、まさに「皆既月食」のような月が見えた。
手持ちの撮影ではなかなか限界があるが、まずまずの月食写真は撮れた。
部分月食はあまり面白くない(見栄え的に一般の人の興味をそそらない)が、98%近くまで欠ける部分月食ならば、ほぼ皆既月食なので、エンターテイメント性があるだろう。
『満月の夜。月がだんだんと欠けて、皆既になると、見えなかった暗い星々が空一面に洗われる』様は感動的だ。
満月がいかに明るいかを実感できることだろう。
今回は、欠けたままの月の出なので、長い月食期間を観察するのも少し節約できたはずだ。
月食を見た生徒たちは、何を感じたのだろうか。
暗闇の中で、多くの人が、東の空を見上げているのは、若干滑稽でもあった。
マスコミが140年ぶりだなどと扇動したこともその理由だろう。
皆既月食くらいならば、概ね数年おきには見ることができる。
秋空の空気の澄んだ空に、ぽっかり浮かぶ赤銅色の月は、日本国中の人たちが、何かを感じながら眺めたことだろう。
自然現象は美しい。
ある生徒が言った。
「この美しい自然を守らなきゃ…。」
かの国に工作された昨今の左翼環境論者の思いとは違う。
純粋に自然を見て、美しいと思う心だ。
かつて日本国中が、光化学スモッグで覆われ、空気が汚れていた時代とは異なり、今は、空が綺麗になった。
人間は自然とともに生きている…。
中秋の名月から3回目の満月である。
月が昇ってくる時には、すでに半分くらい掛けていた。
左半分が掛けているこのような姿は、月食時にしか起こらない。
月の満ち欠けでは、太陽の方向が光っているからだ。
程なく月は薄雲の中に隠れたが、そんな頃、南の空にISS(国際宇宙ステーション)が飛ぶ。
その後、食の最大まで雲が多くなってしまったが、ちょうどその頃から雲が切れ始め、まさに「皆既月食」のような月が見えた。
手持ちの撮影ではなかなか限界があるが、まずまずの月食写真は撮れた。
部分月食はあまり面白くない(見栄え的に一般の人の興味をそそらない)が、98%近くまで欠ける部分月食ならば、ほぼ皆既月食なので、エンターテイメント性があるだろう。
『満月の夜。月がだんだんと欠けて、皆既になると、見えなかった暗い星々が空一面に洗われる』様は感動的だ。
満月がいかに明るいかを実感できることだろう。
今回は、欠けたままの月の出なので、長い月食期間を観察するのも少し節約できたはずだ。
月食を見た生徒たちは、何を感じたのだろうか。
暗闇の中で、多くの人が、東の空を見上げているのは、若干滑稽でもあった。
マスコミが140年ぶりだなどと扇動したこともその理由だろう。
皆既月食くらいならば、概ね数年おきには見ることができる。
秋空の空気の澄んだ空に、ぽっかり浮かぶ赤銅色の月は、日本国中の人たちが、何かを感じながら眺めたことだろう。
自然現象は美しい。
ある生徒が言った。
「この美しい自然を守らなきゃ…。」
かの国に工作された昨今の左翼環境論者の思いとは違う。
純粋に自然を見て、美しいと思う心だ。
かつて日本国中が、光化学スモッグで覆われ、空気が汚れていた時代とは異なり、今は、空が綺麗になった。
人間は自然とともに生きている…。
2021年11月13日
父の思い出 その3
母方の祖母の葬儀の時、火葬を待つ間、親戚が一堂に会した。
その時私は、父の隣に座っていた。
父の手は、すでに皺だらけの老人の手になっていた。
今、私の手も、当時の父の手に近づきつつある。
人生の苦労が手に現れている気がした。
この頃には、父とは普通に会話ができるようになってはいたが、お互い遠慮していることには変わりなかったと思う。
生前、元気だった頃の父は、早朝から犬の散歩をしていた。
一時間以上もの間、毎日何キロも歩いていたようだ。
今、私は毎朝、暗闇の中で犬の散歩をしている。
「なんだ、結局同じじゃないか…。」
と、時々思う。
父のように酒を飲んで暴れることはないが、すぐにキレてしまう性格は、なかなか直すのに時間がかかった。
好きなことに没頭するのは、父親譲りなのだろう。
私は、この父のもとで育ち、たくさんの学びを得たように思う。
言葉の調律、心のコントロール…。
家族のために全力で働く姿勢。
家族関係のあり方。
もしかしたら、私にとっては反面教師になる部分が多かったかも知れないが、そのお陰で今の私があるのだ。
父の逝去後、私は何度か父と話をした。
「もう、還らなきゃいけないのか?」
精進落としで父はそう呟いた。
その後、父は迎えが来てあの世に旅立っていったようだ。
父さん、ありがとう…。
その時私は、父の隣に座っていた。
父の手は、すでに皺だらけの老人の手になっていた。
今、私の手も、当時の父の手に近づきつつある。
人生の苦労が手に現れている気がした。
この頃には、父とは普通に会話ができるようになってはいたが、お互い遠慮していることには変わりなかったと思う。
生前、元気だった頃の父は、早朝から犬の散歩をしていた。
一時間以上もの間、毎日何キロも歩いていたようだ。
今、私は毎朝、暗闇の中で犬の散歩をしている。
「なんだ、結局同じじゃないか…。」
と、時々思う。
父のように酒を飲んで暴れることはないが、すぐにキレてしまう性格は、なかなか直すのに時間がかかった。
好きなことに没頭するのは、父親譲りなのだろう。
私は、この父のもとで育ち、たくさんの学びを得たように思う。
言葉の調律、心のコントロール…。
家族のために全力で働く姿勢。
家族関係のあり方。
もしかしたら、私にとっては反面教師になる部分が多かったかも知れないが、そのお陰で今の私があるのだ。
父の逝去後、私は何度か父と話をした。
「もう、還らなきゃいけないのか?」
精進落としで父はそう呟いた。
その後、父は迎えが来てあの世に旅立っていったようだ。
父さん、ありがとう…。