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2021年06月16日

公開授業

若い理科の先生の公開授業があった。
私も久しぶりに少し授業を参観した。

最近は、老害と言われないためにも、あまり多くを語らない。
思えば、授業のアドバイスもあまりしていない。

かつての教員の世界は、「見て覚えろ。盗め」、というのが主流だった。
その中で、“見て覚え、盗んで自分に取り入れた授業”に対して、先輩たちが、初めてアドバイスをするというスタイルだ。

だから、いつまでも自己流に徹し、授業のスキルを上げようとしない若手には、ベテランたちは声も掛けない。
そのまま放置しておくと、生徒が犠牲になるな、となったら、雷が落ちるのだが、本人が気がつき、向上を目指そうとしない限り、アドバイスなどしないのだ。

そんな職人気質できな世界であった。

その後、授業や教授方法が法則化され、ノウハウ本も数多く出版され、新人たちにとっては大変便利になった。だが、結局は自分の努力次第。

授業にどれだけ命を賭けているかで、そのスキルは大きく変わっているように思う。

さて、若手の先生の授業。
声は響く。それなりに生徒とも言葉のキャッチボールをしている。
授業中に使用した動画教材も面白い。
プリントや資料もよく出来ている。

だが、物足りないのだ。
授業を受けての感動がないのだ。

先生が一生懸命授業しているのも分かる。
生徒たちも、それなりに授業を受けている。

決して、駄目な授業という訳ではないのだが、イマイチなのだ。

周到に準備された劇場舞台ではないのだ。

細かな部分の配慮、ほんのささやかな立ち居振る舞い。
それらが、舞台ではレベルアップにもなるし、致命傷にもなる。

結局、今回も、私は何も語らずにいるのだろう。

「私の授業だって、決していいものではないが、一度でも見学に来ればいいのに…」、と思う。

ベテランの先生の授業を見て気づくことは多いと思うのだが…。




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