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2018年12月01日

自然は人を癒やしてくれる

今から六年前。クラスの生徒が、「私の元気がない」、ということで、副担任らと相談して「クリスマスパーティ」なるものを開いてくれた。
学級委員が司会をし、歌あり、ゲームありの楽しいひとときだった。
何よりうれしかったのは、そのすべてに、
「丹澤先生、元気になって下さい。」
と、いう思いがこもっていたことだ。

その時、特に病気をしていたわけではない。
少し疲れはたまっていたとは思うが、自ら、
「最近調子が悪いです。」
などと、言った訳でもない。
それでも、生徒たちは、私の異常を察知し、元気づける企画を考え、実行してくれた。

全員からのメッセージカードもあり、それを読みながら一人泣いた。
それがまた、私の明日へのエネルギーになり、また活力が湧いてきたことを思い出す。

司会をしていた、学級委員をしていたIは、盗み癖のあり、何度も何度も指導を受けた生徒だ。
そのまま高校からは別の学校へ行ったが、卒業し、彼なりの人生を送っているだろう。

私のクラスには、何週間も登校させられない生徒が何人も出たが、今や、彼らからもメッセージが届く。

結局はよくなるのだ。
どこかで、本来の自分に目覚め、本人が「変わろう」と決意すれば、人生は変わっていく。
中学生の一時期は、自らを探す旅の第一歩。苦しみ、あがきながら、何度も失敗を重ねながら、自分自身を確立していく。

今、私の学年の生徒たちも、そうした時期なのだろう。
もう、何度も何度も経験しているはずなのに、同じ経験はほとんどないのは面白い。

今日は、あえて彼らとの接点を少なくしてみた。
朝に出勤し、朝の会も行かずに、今日やらねばならない最低限の仕事を終わらせ、休みととって、ぶらっと学校外に出た。

のんびり自然の中を歩いていると、いろいろな発見がある。
生徒たちに、
「毎日、何か一つは新しい発見をしなさい。」
と、アドバイスしていながら、どうやら自分自身がそれを怠っていたようだ。

自然の中を歩きながら、自然そのものに癒やされた。
また充電して来週からの仕事に備えよう。

試験前なので、明日も試験問題作成が待っているのだが、
「ずっと校内にいてはいけないんだな。」
と、身をもって分かったような気がした。









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