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2021年02月11日

老害

もう三十年くらい前になるだろうか。私が新人教員だったとき、年配の先輩方の仕事ぶりを見て、「もっと一生懸命やればいいのに…。何だかサボっているようなだな…」、と思ったことを思い出す。

当時の私はギラギラしていたのだ。
十年ぶりの一発専任で教員になり、他の講師たちや、従来の先生たちの目が厳しかったこともある。もちろん、憧れの教員生活に燃えていたということもろう。
「教師たるもの、命懸けの真剣勝負、全身全霊で仕事に臨むべきだ」と思っていたのだ。

だから、毎日の仕事に対しても、「まだまだ、まだまだ…」、と自分自身でハードルをあげて、頑張っていたように思う。

そんな自分のことしか考えられない状態だから、ベテランの年配の先生方の鈍い動きには、違和感と共に嫌悪感すら感じていたのだ。その上、そうした人たちが組合活動をして、生徒ほったらかしの様子を見て、さらに嫌な気持ちになったものだ。

その昔の話を思い出すには理由がある。

今の私自身が、当時の年配の先生方と同じ状況なのだ。
退職をカウントダウンし、面倒なことから逃れ、できれば静かにしていたい、という初任の頃見たその姿が、今の自分自身の姿なのだ。

おそらく若手や中堅の先生方から、「丹澤先生はどうして働かないのだろう」と見られているはずだ。

時折、念波が飛んできて、私の夢にまで出てきて、仕事をしないことを責められるくらいだから、相当なものだろう。

ひとたび戦意を喪失した動物は、再び立ち上がることは難しい。

これが今の私の状態なのだろう。

まさに老害である。
余計なことや、文句は言うくせに、自分では動かない、厄介者である。
学校現場という組織にとって、役立たずの存在でもある。

「何かお役に立たないとな…」、とは思ってはいるが、今ひとつ力が湧いてこないのは、なぜだろう…。
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