2021年01月27日

心乱れる…

大学受験料を支払いたいという生徒がいたので、コンビニに連れて行く。
今や、ネットで出願して、コンビニで支払いができる世の中た。

「丹澤先生、あと一ヶ月で俺、卒業ですよ。」
受験まっただ中のY君が感慨深く言う。

「できたら、もう一年ここにいたいんですけどね…。家で浪人するのはキツいんで…。」
なんだよ、もう浪人覚悟か…、と思ったが、私は何も語らなかった。

Y君が卒業する学校には、もはやあまり未練がない…。

運転席にいた私を発見した中1の学年主任のM先生が、私に手を振る。
満面の笑顔が素敵だった。
まるで天使に見えた。

私は、ぐっと感謝の思いが湧いてきた。
「今まで、大変お世話になりありがとうございました。ご一緒させていただけて、楽しかったです。」
心の中でそうつぶやき、思わず合掌したくなった。
涙も出そうになった。

最近、こんなことが多い。
自分は学校ではあまり役に立たない部類の人間だが、それでもたくさんの人たちにお世話になったことは間違いない。

中3の授業中、「2年間君たちの学年にいたけど、私は君たちに救われたよ。ありがとう。あと一ヶ月半くらいだけど、よろしくね…。」

これ以上話すと泣けてくるので、そこで話をやめた。
確かに、彼らに救われた。
「もうひと頑張りしよう」と思っているときに、私に寄り添ってくれたのは彼らだ。

数学科の教科会で、「来年度新人が来るかも知れません…」と主任が言う。
ふと、「私の代わりかしら…」と思ってしまう。

退職するとは決めていないのだが…、なんとなく周囲がそんな雰囲気になっていく。

そうした状況を引き寄せているのは、ほかならぬ私自身なのだが…。




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