2021年01月13日
どうして解けないの
「これ、おかしいよね。とっても簡単な問題だよね。これが解けないということは、全然分かっていないということだよね。こんな状態で、勉強したって言えるの。私にはまったく分からないよ。どうして解けないのか全然分からないよ。どうなっているの。教科書の例題に出てくるような基本的な問題じゃない。こんなんで、対策したって言えるの。本当不思議でしょうがないよ。」
私は反駁しそうになったが、それをとどまった。
何を言っても言い訳にしか聞こえず、しかも、その対策すら思いつかなかったからだ。
「途中で間違えてしまうなら、解くとき、一行一行確認しながらやればいいんだ。時間がかかるようで、実はトータルとしては時間がかからない。あとから見直すのは大変だからね。君もそうすればいいんだ。少なくとも私はそうしている。そうすることでミスをふせいでいるんだ。それにしても、この点数はひどい。」
「僕には無理かも知れません…。」
完全に自信を失っている私は、半ば諦めかけている。
自分は他の人より極端に頭が悪く、要領も悪く、集中力も欠けているのだろう。
「いやぁ、できるよ思うよ。○○だって、△△だって、勉強したら点が取れるようになったんだから…。結局は、勉強していない、ってことじゃない? いやあ不思議だな。なんでできないんだろう。とうして解けないんだろう。もっと頑張ろうよ。もっと点数を取ろうよ。上を目指そうよ。やればできるようになるんじゃない?」
「緊張しちゃうの? プレッシャーで解けなくなっちゃうの? そうなら何とか克服しなきゃ。頑張らなきゃ。いやいやしかし、何でこんな点なんだろうね。こんな問題、暗算で解けるよ。一瞬で答え出るよ。君は、そんな問題を間違えているんだよ。おかしいおかしいね…。それに、君の答案。難しめの問題には手をつけていないよね。なんか、やる気ないように見えない? うーん、どうしたものかな…。」
夢を見た。
先生に責め立てられているのが私である。
これまでどれほどの生徒を傷つけてきたか、よく分かるようでもある。
と同時に、自分自身の実力のなさを、徹底的に指摘され、「おまえなんて、ここには必要ない存在だよ」と言わんばかりの勢いだ。
後味が悪い…。
私は反駁しそうになったが、それをとどまった。
何を言っても言い訳にしか聞こえず、しかも、その対策すら思いつかなかったからだ。
「途中で間違えてしまうなら、解くとき、一行一行確認しながらやればいいんだ。時間がかかるようで、実はトータルとしては時間がかからない。あとから見直すのは大変だからね。君もそうすればいいんだ。少なくとも私はそうしている。そうすることでミスをふせいでいるんだ。それにしても、この点数はひどい。」
「僕には無理かも知れません…。」
完全に自信を失っている私は、半ば諦めかけている。
自分は他の人より極端に頭が悪く、要領も悪く、集中力も欠けているのだろう。
「いやぁ、できるよ思うよ。○○だって、△△だって、勉強したら点が取れるようになったんだから…。結局は、勉強していない、ってことじゃない? いやあ不思議だな。なんでできないんだろう。とうして解けないんだろう。もっと頑張ろうよ。もっと点数を取ろうよ。上を目指そうよ。やればできるようになるんじゃない?」
「緊張しちゃうの? プレッシャーで解けなくなっちゃうの? そうなら何とか克服しなきゃ。頑張らなきゃ。いやいやしかし、何でこんな点なんだろうね。こんな問題、暗算で解けるよ。一瞬で答え出るよ。君は、そんな問題を間違えているんだよ。おかしいおかしいね…。それに、君の答案。難しめの問題には手をつけていないよね。なんか、やる気ないように見えない? うーん、どうしたものかな…。」
夢を見た。
先生に責め立てられているのが私である。
これまでどれほどの生徒を傷つけてきたか、よく分かるようでもある。
と同時に、自分自身の実力のなさを、徹底的に指摘され、「おまえなんて、ここには必要ない存在だよ」と言わんばかりの勢いだ。
後味が悪い…。
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