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2018年10月23日

宿題提出状況チェック

週初めになると、宿題提出状況一覧を作るのが、学年主任の仕事の一つになっている。
先週一週間分の、各教科の宿題の提出状況を、クラス毎にリストにして、とりまとめの先生に報告する。

今日も、
「宿題提出状況の方向をお願いします。」
というメッセージが届いた。
最近は便利になって、PCでお互いメッセージやファイルを送り合うことができる。
うちは、全部署でChat&Messengerというフリーソフトを使っている。

本来、宿題のチェックは、授業担当者が行うものだ。
授業をする先生が、宿題出し、それをチェックし、定着を図る。
ところが昨今、学校全体として、「宿題を出さなくてもへっちゃら」というムードになり、さらにまた、
宿題を出させる指導のできない先生も増えてきたのだ。

「宿題くらい授業の一環として、授業担当がきちんと提出させなさい。」
と、いうのが私の考えだが、それができないから、担任の先生に
「○○君と□□さんが宿題を出していないので、先生からも注意して下さい。」
などと、臆面もなく、当たり前のようにお願いされ、
「おい、また△△先生から連絡来てるぞ。宿題だせや。」
と、おかしな伝言ゲームがなされている。

私だったら、
「○○君が宿題を出していませんので、催促してください。」
などとは恥ずかしくて言えない。まさに赤面もの。
「私は、宿題指導もまともにできません。」
と、皆に宣伝しているようなものだ。

もちろん、逆はある。
宿題を全く取り組んでいない生徒がいる若手の教科担当の先生に、
「宿題出していない生徒がいたら、言って下さい。私も協力しますから…。」
と、助け船を出すことはある。

しかしやはり、本来は教科担当の仕事だと思う。

『どう指導して、彼らをやる気にさせるか』
『どんな仕組みで、全員に宿題を提出させるか』
は、教師としての悩みではあるが、いろいろな方法も考え出すという醍醐味もあるだろう。

「宿題はいらない。授業で完結すればいい。」
という意見もある。
しかし私は、理解の早い上位の生徒なら、それでも定着するかもしれないが、こと暗記や繰り返し練習の必要な学習活動においては、絶対的な勉強時間が必要だと思う。

また、
「どうせ答えを写すなら、やらせる意味がない。」
と、考える方もいるが、そうした生徒には、『自分自身には嘘がつけないこと』や、『知的正直さ』をこんこんと語りたい。そのうえで、『学びの楽しさ、喜び』を伝え、少しでも興味を持たせ、やる気にさせたい。

教師が教育活動を拒否してはいけないと思う。

という訳で、今週も「宿題提出状況一覧表」なるものを作っている。
中には、報告がない先生もいるので、
「○○先生、先週の宿題未提出者の人数を教えて下さい。」
などと、聞き回る。

正直なところ、
「本当にこの表を作ることに意味はあるのだろうか。」
「宿題提出率が上がったら、指導がうまくいっていると言えるのだろうか。」
「このシステムにより、若手教員の養成ができているのだろうか。」
などなど、いろいろな疑問点が湧く。

本当は、特定の宿題未提出者への個別指導ではないだろうか。

学校あげて、一覧表作りをすることで、確かに宿題提出状況は高まった。

生徒たちに、「宿題は提出するもの」という、当たり前の認識が得られたならば、そろそろ、次の段階に来ているのではないだろうか。

さて、また先週分の「宿題提出状況一覧表」を作り始めるとするか…。

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