2020年11月11日

ラノベ…なのかなぁ

野球部の助っ人を頼んでいる中2の生徒の誕生日祝いをしてあげたら、「丹澤先生、これ読んでください」、と3冊の文庫本を持ってきてくれたのは、もう一ヶ月近く前になる。

それは彼の父親が書いた小説本だった、
「R君のパパ、小説家だったんだ…。」
私は初めて知った。

なかなか面白く、文体もリズムも私に合っていたので、程なく読み終えることができた。
そして、
「まだパパの本あったら貸してくれる?」
とお願いしたら、「まだまだたくさんありますけど…」、と再び3冊持ってきてくれたのだ。

それを夜の勉強会で読んでいる姿を見て、女子生徒が見逃さなかった。
「丹澤先生、何ののラノベを読んでいるんですか?」
と来た。

「えっ、この本ラノベなの?」
私はハッとした。
確かに純文学でも大衆文学でもない。
内容はきっちりとしているが、いわゆる「あやかし」ものだ。
ただし表紙のイラストは、いかにもラノベっぽい。

「そうか、この本はラノベなのか…」
考えてみれば、ラノベの定義ははっきりしていない。
表紙に素敵なイラストがなければ、若者が手にすることは少ない。
登場人物(主役)が十代から二十代であれば、若者が共感し、感情移入することができる。

ラノベという意識なく、わたしは読みあさっていたが、もしかしたら、やっぱりラノベなのかもしれない。

私は、「小説は単なる暇つぶしであってはいけない」、という持論を持っている。
そこから「何かしら」を得て、「自分の生き方や人生を逆照射」するものであった欲しいのだ。
ラノベにそうした役割を担わせるのは難しいのかも知れないが、私はこれまで読んだR君のパパ本からはいろいろな学びを得ている。

そう考えると、やっぱりラノベではないようにも思えてくる…。

「アニメにしたら、結構、人気が出るんじゃないかな…。」
そうR君に伝えると、
「まだまだそこまでは…。」
と、まるで自分が書いたように謙遜していた。

いっそのころ、パパにファンレターでも送ろうかしらん…。




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