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2020年09月29日

おおいぬ座

おおいぬ座の一等星シリウスは、全天で一番明るい恒星である。正式は光度は−1.46等。
距離8.6光年と、地球からかなり近い距離にある星である。
星の色は青白。主系列星を見ても、若い星であると言える。

冬の星空に、ひときわ明るく輝くシリウスは、古代エジプトでも、豊穣の女神として知られ、ナイルの氾濫の予測にも使われていたという。
ギリシャ語では、「光り輝く者」、「焼き焦がす者」が語源とのことで、さすがにその明るさに古代人も、何らかの天意を感じていたのだろう。

今、冬の星座あたりには、明るい惑星がなく、まさに全天一の明るさを誇っている。

このところ、朝の犬の散歩時に見える冬の星座が綺麗だ。
冬の星座は華やかだ。
明るい星が多いということもあるが、一方で空気の澄んでいる時期に見える星々であり、なおさら輝いて見える。

ギリシャ神話では、神犬であったり、オリオンの番犬であったりするが、私は、犬たちと散歩しながら、おおいぬ座を見上げて、ふとほくそ笑む。

「ほら、空にも犬がいるよ…。」
私の犬たちは、地面ばかりを見ているので、星の存在には気づかない。
私は、散歩の途中に、ふと立ち止まり、夜空を見上げる。

ときおり流れ星が見えたり、ISSが飛んだりする。

そのたびに、犬たちは、私の足元でじっと待っている。

「この星空を、子供たちにも見せてあげなければ…。」
そんな思いが、強く湧いてくる。

宇宙を感じた人間は、ちっぽけな悩みだと吹き飛んでしまう。
星空にはそうした偉大な力がある。
一度でも満天の星を見た子供は、その人生が変わってゆくのではないだろうか。

今は、5時半には日の出なので、あっという間に空が白んでくるが、もうしばらくすれば、満天の星空を見ながら、犬の散歩を楽しむことができるだろう。

新聞配達のバイクが通り、あたりの農家の家には電気がついている。

「ほら、今日も星がきれいだよ…。」

犬たちは無反応だが、そこには当たり前の世界があった…。
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