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2020年09月21日

グランドの草刈り

野球部の練習で外部のグランドの行くと、私は数十分間だが、雑草抜きをする。
一雨ごとに雑草は大きく成長するので、もはや人間の手で一本一本抜くというレベルではなくなっている。
そこで私は、長い柄の「三角草取り」を斜めにしながら、ささっと雑草を抜いていくのである。

外野は、グランド外の草は、刈払機で処理する。
幸い、今のところ高2のM君が、チップソーとナイロンコードを使い分けながら、広大な敷地の草を刈ってくれている。

彼はときおりグランドにやってきて、ひたすら草刈りをしている。

それを見ている地元の方は、
「あの草刈りをやっているのは誰だい?
と聞く。

私は、
「あの子は高校生です。農家の息子なので、草刈りが好きなんです…。」
と答えることにしている、

もちろん「好き」ではなかろうが、草ボウボウの状態で放置しておくのが嫌らしく、草が伸びた頃になると、さっと表れ、刈ってくれるのだ。

私もたまにやるが、すぐに疲れてしまうので、本当にありがたい。

草を刈らないと、どんどんボールが行方不明になってしまうので、定期的な作業は必要だ。
その上、使用料無料とは言え、借りているグランドなので、そのメンテナンスや手入れもきっちりやっておきたい。

近隣の方も、元気な子供たちの声が聞こえてくるのは、うれしいだろうし、応援もしてくださる。

田舎の集落はいい…。

「先日の甘唐辛子、おいしかったですよ。」
と、地元の方に声を掛けたら、「そうか、じゃあ、まだ採ってきてやるよ」、と、すぐに畑から袋いっぱい収穫して下さった。

グランドに一番近い家のご老人は、ときおり練習を見に来ては、「毎日来な…」と、声を掛けて下さる。
八十歳を超えたであろうと思われる方とは、会話は成立しないが、その思いは伝わってくる。
生徒たちに差し入れを持ってきて下さったことだってある。

過疎化が進む地域にとっては、子供たちの存在は宝なのだ。

日本ミツバチの巣箱を置いている地元の方も、「俺らは勝手に使っているけど、手入れしとけば、何も言われねぇ」、とときおり巣箱周辺を草刈りしてる。

「生徒たちの元気な声を絶やさないように、ここでの練習を続けていかなければ…」、と思うことしきりである。

だが、私のできる恩返しは何だろう…。

いつも、もらいっぱなしだ。
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