2020年06月14日

生徒たちの報恩

周年行事があって、多くの寄付貢献者が来校した。
今回、そのアテンドを生徒たちにやってもらった。
これがすこぶる評判が良かった。

「生徒たちのホスピタリティ、よく訓練されていますね…。」
とも言われたが、実は事前の訓練をしたわけではない。

「寄付をしていただいた方へ、心からの感謝を込めてご接待しよう。」
と話をしただけである。

私立学校である私の学校は、そのほとんどを寄付でまかなっている。
開校時にかかるすべての経費も寄付であるし、現在在学している生徒たちのかかる費用の半分の金額も寄付である。

そんな中、与えられていることに感謝し、その報恩をする機会を待っていた、と言ってもよい。
それが、今回の行事になった。

コロナのために、規模も縮小し、日程も半分になったが、それでも生徒たちは、精一杯のおもてなしができた。

シャトルバスが学校に着くやいなや、さっと補助ステップをドアに設置し、ご挨拶して、「お荷物をお持ちします」と、受付まで誘導。ここまで男子生徒。
受付では女子生徒に接待を受け、誘導係が会場までエスコートする。

こんな風にお客様をもてなしたのだ。

「人に尽くすといい気持ちになる。」
思いを込めて報恩すれば、それは、新たな感謝となって、何倍もの愛が返ってくる。
人間社会は、こうした愛の連鎖で成り立っているのだ。

与えたら無くなってしまうと思えば、与えられることもなくなっていく。
そんな連鎖は、この世の中を殺伐とした雰囲気に変えてしまう。

こうなると、先生たちは、もはや何もすることはない。
私も、ときおり現れる卒業生や、顔見知りの保護者に挨拶するだけである。

「私たちが寄付したのその結果は、見られないと思っていました。でも今日、生徒たちの姿を見て、寄付して本当に良かったと思いました。彼らの姿を見て、元気が湧いてきました。」
何人もの方から、そんな声をいただいた。

生徒たちのグループは、高2のリーダーを中心として中2までが所属する。
体育祭で築かれた絆は、こんな時にも生きてくる…。

生徒たちのエネルギーは、梅雨空を吹き飛ばす爽やかな風として、来校者の心を温かくしたようだ。
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