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2020年05月24日

運動会終る

今年の運動会は、保護者も四分の一にして、時短で行った。
私は、毎年、この運動会に涙する。

今年は4団で優勝を競ったのだが、勝負へのこだわり以上に、他の団への思いやりの心が大きいのである。

競技なので順位がつく。もちろん勝てば全身で大喜びする。応援している他の学年も飛び跳ねて喜ぶ。だが、たとえ負けた団であっても、彼らはエールを送るのである。そして、負けた団も、飼った団を祝福する。

本当は悔しくてたまらないだろう。
泣きたいくらいだろう。
今まで練習してきたのは、何だったんだ、と思うだろう。
だが、彼らはぐっと涙をこらえて、買った団をたたえるのである。

このスタイルは、開校以来の伝統になっている。

時に、協議中互いにムッとして、けんかになりそうになることだってある。
だが、彼らは、協議が終ると、互いに歩み寄り、いくらかの言葉を交わし、またも元通りになる。

この姿は、私の学校の運動会を初めて見た者を驚かす。

全力で、必死に戦っていながら、彼らは阿修羅にはなっていないのだ。

保護者だって、全員を応援する。
今年は、わが子ばかりを見てはいられない事情がある。
それは、見に来ている保護者は、代表であるからだ。
来たくても来られなかった保護者が、1000人近くいる…。
だから、今回の保護者は、生徒全員を応援してくれた。

「まるで一人ひとりがわが子のように愛おしい…。」
とさえ、言ってくださる方もいた。
多くの保護者が涙を流しながら、生徒たちの協議を見てた。

立ち入りエリアも制限していたので、保護者ですら、生徒たちの席には入れない…。

本当は、活躍している姿を、親に見てもらいたかった生徒がたくさんいただろう。
団長らリーダーたちの親だって、保護者枠が足りずに、来られなかった方もいる。

そんな制限だらけの運動会だったが、雨続きの中、当日だけは晴天に恵まれ、無事実施できた。

ただただ感謝である。

誰もが天に祈る。

そんな運動会になった。
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