2020年03月11日

芸術鑑賞会

今年も芸術鑑賞会が行われた。校内のホールで、今年は音楽関連。

音楽関連の時は、従来コンサート形式が多かったが、今回はちょっと違った。
ピアノ調律師とピアニストのコラボ企画である。

名だたるピアニストの、コンクールやコンサート時のピアノ調律、調整を行っている、調律師士と、若手ピアニストが来校した。

調律師方は、校内のピアノを毎年調律して下っている方だ。
私の学校には、当初の音楽の先生が世界的なピアニストであったこともあり、ホールにはコンサートピアノがある。
設置時には、県下でもっとも高級なピアノであったそうだが、今はどうだか分からない。
いずれにせよ、家が建つくらいのピアノである。

そのピアノを分解し、舞台上で調整する。
調律は事前にしてあるので、調整をするのだそうだ。
その様子を代表生徒が近くで見て、質問したり、それをビデオで撮ってスクリーンに拡大して、全員が見えるようにした。

ピアノに関心のある生徒でなくても、あっという間に鍵盤が外され、鍵盤がバラバラにうなっていく様は、驚きだったに違いない。

ピアニストは、調整前に一曲弾き、調整後に何曲か弾いた。

「これまで、数限りなく失敗してきました。」
と語る調律師のKさん。

普段、表舞台に立つことのない裏方の仕事だが、コンクールなどでは、演奏者の入賞をも左右する非常に大切な仕事だ。
以心伝心で、ピアニストの要望を最大限、限られた時間内に調整する、とのことで、大変な仕事でもある。

「迷ったらやる、ことにしているんです。そうでないと。仕事に妥協してしまうことになるからです。」

聞けば、よかれと思って調整した結果、演奏者に「余計なことをするな」と怒られたこともあるそうだ。

だが一方、演奏後、演奏者が何も語らずとも、握手で、ピアニストの満足具合が分かるのだそうだ。

確かに調整後のピアノは音が変わった。

調整後の演奏では、私が写真を撮るためのシャッター音すらはばかれるほど、生徒たちは集中して聞いていた。

「調律はKさん以外には頼めません。」
そう音楽の先生が叫ぶ。

私もいつかグランドピアノを手に入れたら、Kさんに調律、調整をお願いしたと思う。
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