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2020年01月15日

冬の雨

雨である。
私の住むこの地域は、11月中頃から4月初めからは降れば雪なので、めったに雨が降ることはない、
ところがここ何年間か、真冬でも雨が降る。
今朝も雨であった。
正確に言うと、みぞれ混じりの雨なのだが、日の出前の明け方に激しく雨が降るさまは、冬の景色とはかけ離れている。

「地球温暖化が進んでいるのだ。」
などと、環境左翼たちが騒ぎ出すのだろう。

どうやら全国的に雪不足のようで、例年稼ぎどころの会社は、大幅減収になってしまうに違いない。

大雪になれば、それはまた面倒でもあるのだが、「本来あるべきものがない」、というのも、なんとも不気味な様相で、一年の初めにしては、なかなかあやしいものがある。

山では雪が降っているのだろうから、ようやくスキー場が白銀に包まれるのだろうが、まだまだ雪は足りないはずだ。

この地域の冬場は、屋外での農作物が全くなくなるので、枯れ草色の田んぼや畑がどこまでも続く景色になる。
それが、雪で覆われれば、「冬だね…」、などと趣に浸ることができようものの、今のままではいかにももの寂しい…。

「先生、今年は雪は降らないのですか?」
生徒たちは私にそう尋ねる。

私は、天の神様ではないので、いつ雪が降るかなどはわかないのだが、気候的には、大陸の寒気団が日本になかなか流れ込まず、冬型が続かない。まるで春先にように、低気圧と高気圧が交互にやってきて、温かくなったり寒くなったりするわけだ。

「早く雪が降って、君たちに雪かきしてもらいたいね…。」
「雪かきが終わったら、雪合戦してもいいですか?」
「もちろん!」

そんなたわいのない会話をしながらも、外はほのかに温かい日差しが降り注いでいる。
授業中、ある生徒があくびした。
私は窓を全開にする。
山からギンギンに冷やされた空気がどっと教室になだれ込む。
暖房を切っていた教室は、あっという間に冷気に包まれた。
「空気が入れ替わって気持ちいいべ…。」
と、私は笑う。

本当は緊張感のない、腑抜けた、飽きる授業だったのだろうけど、ちょっと教室内の二酸化炭素濃度を下げてみた…。








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