アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2019年08月29日

責任を負う

「いじめによる転校生徒を出してしまったことは、すべて私の責任です。」
職員会議で、学年主任が涙ながらに語った。

「いじめた生徒が悪い。」
「いじめられる側にも責任がある。」
などと、逃げの姿勢のスタイルよりも、教師側に責任を求める方がいい。

縁あって関わった生徒を、善導し、育てていくのが私たち教師の務めだ。
事故あって、それが成し遂げられなくなった場合は、やはり教師の責任と言えよう。

そうやって自分を責めすぎてもまずいが、責任逃れはダメだ。
我々は教育のプロなのだから、何らかの失敗があれば、それを次に生かさなくてはならない。
そして、その失敗を共有し、同じ失敗を繰り返さない知恵も必要だろう。

その話を聞き、
「私にはまだまだ矢面に立てるほどのエネルギーはないな…。」
と思ってしまった。

今の心境ならば、担任や学年主任をお願いされても、引き受ける自信も、パワーもない。

だいぶ力は貯まりつつあるが、まだまだだ。

「担任としての指導が行き届かず…。」
転校生徒のクラスの担任も語る。

状況の共有のための会議だ。別につるし上げの場でもなければ、反省だけの場でもない。

何かの事件が起こったとき、ほかのものにその原因を求めてしまうマインドは、「自己責任の放棄」である。

人は、概して疲れたときや、精神的にまいっているときはそうした傾向になりやすい。
自分自身もそうした経験は数多くあるのだから、私はそのことを責めようとも思わない。

「親の心子知らず」ならぬ、「教師の心親知らず」の場面は、おうおうにして起こる。

我々プロは、罵詈雑言、悪口雑言に耐え、信じる道を歩むしかないのだろう。
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9136948
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ファン
検索
<< 2023年09月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
丹澤三郎さんの画像
丹澤三郎
プロフィール
リンク集
おすすめ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。