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2019年07月25日

全員出席の日数

私が毎朝、教室に入って生徒の様子を見ているクラスのボードには、
『全員出席 12 / 200』
と書かれているのだが、もう、ずいぶん前から更新が止まっている。
新たに学年が始まって以来、全員が出席した日数は、今日現在で12日であるというものだ。

もうすぐ一学期も終わり、夏休みを迎える。
およそ一学期の出席日数は85日。200という分母は、今年度のおよその日数から、担任がきりの良い数字を選んだに違いないが、分子の12は、いかにも淋しい。

このクラスには、不登校の生徒がいる。
それも複数いる。
もう、何か月も登校していない男子生徒。
出席日数が厳しいから、と学校に連れて来られても、試験の時に名前だけ書いて白紙で提出してしまう女子生徒。
まだまだ不登校気味生徒や、その予備軍がいる。

学校に来られない生徒は、学校に来る意味を見いだせなかったり、自分の居場所がなかったりする。また、自分が、クラスの中で認められた存在であるという意識が薄い。

いろいろな原因はあるが、根本はこうした思いだ。

ちょうど二者面談期間でもあるので、このクラスの三分の一の生徒を面談しているが、何人かの生徒は、担任に対して不満を持っていた。

担任とはそういうものだ。
一番近い存在であるからこそ、疎まれる。

私だって、今年度は担任も学年主任も外れたおかげで、その頃の生徒たちとの距離は、逆に近づいた感じがする。

「まず叱る」のではなく、少し観察して、余裕をもって生徒と接することができているからであろう。

不登校生徒が多いと、クラスでは欠席者も増える。
学期末には、保護者に学校に来てもらったり、あるいはこちらから家庭訪問しなくてならなくなる。

担任の心痛は、察するに余りある。

こうした経験を通して、ますますたくましい担任になって欲しいと思う。
お疲れ様。








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