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2019年03月23日

自らの存在意義

昨日は、すべての仕事を失念し、学年団に大迷惑をかけた。
それを今朝になってから気づき、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

「学年ロッカーの整理をお願いします。」
新年度から中1の担任になるN先生は、機嫌が悪いときは、私のPCの付箋を貼る。

すぐに私は、一人学年ロッカーの整理をする…。

不要と思われるものを徹底的に整理し、私が個人的に保管しておきたいものは持ちかえった。
別に過去の栄光を求めている訳ではないが、このまま朽ち果ててしまうのが惜しかったのだ。

午前中は校内研修があった。
新年度に向けて智慧の共有をする。
生徒指導に長けている先生、学年をめざましく成長させた先生が発表した。

「生徒の期待を裏切らないでください。」

「一番大切なことは、中学三年間の間に、動物的本能から徳に転換することです。」

いずれの発表ももっともなことであり、私の忘れていた部分。

長く教員生活をしていて、どこかに傲慢さがあったのだろう。
それが、今の心境を招いているのだ。

ただただ自らの非力さを詫びながら、彼らの発表を聞いた。

「五十代のベテランの方、是非、若手のために一肌脱いで下さい。お願いします。」

人材を育成できてこそ、よい組織であると言える。
幸いなことに、私の職場は、わがまま集団とは対極にある組織だ。
だから、なかなか若手には、敷居が高く、自らの存在位置を見つけることは難しいだろう。
今の私も、そんな気持ちがよぎっている。

人は自らの存在意義を認められなければ、生きてはいけない。

生徒たちも、クラスや学年、学校で、「存在意義」なるものを発見できなければ、学校生活を続け津事は難しい。だから、教員は、力を尽くして彼らの個性を認め、集団への帰属意識を高め、時に寄り添って励ます。

トップダウンの教育では難しい時代に突入している。

自らが変わっていかなければ、変化する組織においては落ちこぼれとなる。

きっと今の私がその状態なのだろう。

夜の校長の送別会は欠席した。

明日は、卒業生が来校するという。
教え子の中で一番元気な奴だ。
楽しみに待つとしよう…。














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