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2019年03月22日

悪魔の攻撃

『失望』は、悪魔の最大の武器である。
以前、こんなことを本で読んだことがある。
『失望』さえあれば、悪魔は、人間に対して、ありとあらゆるマイナスの思いを矢継ぎ早に射ることができるのだという。
疑心暗鬼、怠惰、被害妄想、自己否定、自暴自棄…。
これらの思いを次々と植え付け、人を虜にする。

生きていると、失望することは、ままある。
それを、すぐにポジティブに切り替えることができれば、悪魔の攻撃は防げるだろうが、いつまでも『失望』を引きずっていると、自分ではどうにもならない境地まで堕ちてしまうことがあるものだ。

教育の世界でも、この『失望』は、各所に転がっている。
今現在も、この『失望』を足がかりに、気持ちが萎えてしまっている人もいるだろう。

「どうして、私が担任を外されなければいけないでしょうか。」
こういう言葉はよく聞く。
「何故、私が顧問を外れるのでしょうか。」
こちらも多い。
「どうしてこの子の担任に?」
「どうしてこの校務分掌?」

この年度末や年度当初は、時期はこうした思いが多く起こる時期でもある。

私はこの『失望』でやられた人を、これまで数多く見てきた。
どちらかというと、情熱的に取り組んでいた人が多いかも入れない。
それを、半ば強制的に中断され、いわゆる「やる気」を失っていくのである。

いつしか、惰性で仕事をするようになり、気がつけば道を大きく外れてしまう。
その職場に対する情熱を失ったならば、教育活動はもちろん、ありとあらゆる仕事はできまい。

私は、一つの解決方法として、「違う分野に関心を持つこと」、を挙げたい。
もしかしたら、今まで、視野が狭く、自分だけの価値観に固執していたのかも知れない。
特定の生徒や、職務にだけ思いを向けていたのかも知れない。
そうではなく、もっと広い視野で、職務を見てみようとするのである。

今の職務すら見たくないというのなら、「別の何か」でもいい。
ある時期、趣味の世界に没頭するでもよいだろうし、しばらく充電期間を持つのでもよいだろう。

どうしても、耐えられないのなら、職場や職業を変えるしかない。
ただ、この仕事も、以前は情熱を持ってやってきたわけで、そんな簡単に情熱を失ってはいけないし、もし、そういう思いに駆られるのならば、悪魔の格好の餌食になっていると思って、もう一踏ん張りしてみると良い。

どうか、『失望』という思いを、大きく持ちすぎないようにして欲しい。

教育界から情熱溢れる先生を失わせてはいけないのだ。














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