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2018年10月03日

愛の反対は無関心

「駅伝参加しないのか?」

部活単位で全員が参加することになっていたバスケ部のK君。ペットボトルのカエル事件の生徒だ。

「大会が、中間試験直前だし、出たくなければ、出なくてもいいってO先生に言われたんです。」
「へーそうなんだ。で、バスケ部で出ない人って他にいるの?」
「…僕だけです。」
なるほど、K君は、立場的に苦しい状況にあったんだ。

「O先生、どう思ったかなぁ。」
「先生は、『やっぱり出ます』、って、僕に言って欲しかったんだと思います。」
なんとも意外な答えが返ってきた。

「やっぱり、そうだろうね…。」
「はい。」
「それじゃ、中間試験は最高の点を取らなきゃね…。」
と、プレッシャーをかけた。

「次の駅伝は出るんだろ?」
「…たぶん。」
次の大会は、試験後だから、「試験前だから出ない」という根拠は消える。

教師のさりげない一言で、生徒を傷つけることもあるが、その一言で、気持ちが楽になることもある。

私は、普段からできるだけ生徒に声をかけ、会話をするようにしている。

「生徒と、どんな会話をすればいいか、わからないんです。」
という、若手の先生もいるが、日頃から生徒をよく見ていれば、言葉は自然に口をついて出てくるものだ。

このまま放っておくとまずい、と感じた生徒がいた場合は、意識的に声をかけることもある。

「あの先生、しょっちゅう俺に声かけてきて、うざい奴だなぁ。」
と、思われて結構。ある意味、それも目的の一つ。

「私は、あなたのことを気にかけていますよ。」
と思わせることができれば、それでよし。

愛の反対は、無関心なのだから。
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