2018年10月02日

『教えることが楽しい』

大学進学に輝かしい実績を上げていた塾講師、荒井俊治氏が8月に亡くなったと聞いた。

私は、『くらべるマネー』(フジテレビ8月17日放送)で、年収7000万円のカリスマ塾講師と比較され、貧乏塾講師として紹介された荒井先生を初めて知った。

荒井塾を経営し、数多くの受験生を希望の大学に合格させた、伝説の塾講師である。

番組では、帝国ホテルの一泊13万円のスイートルームで、90万のワインを飲みながら、参考書の執筆をする金持ちカリスマ講師と比較して、プアーな年収300万円の塾講師として紹介されていた。バラエティ番組特有のいやらしさを感じたが、荒井先生の誠実さは、伝わってきた。

以前、「家、ついて行ってイイですか?」スペシャル(テレビ東京2016年9月17日放送)でも荒井先生が紹介されいてが、そのときには、

『嫌で授業をやったことは一度もないから、教えることが楽しいんですよ。』
『楽しいことさせてもらって、生活までできる。こんなありがたいことはない。』
と語っていた。

その後、「家、ついて行ってイイですか?」スペシャル(テレビ東京2018年9月26日放送)で、「今年の7月まで闘病しながら、教壇に立ち、8月に亡くなった。」と紹介された。

荒井塾のホームページは、今でも残っている。
個人指導塾だが、
「努力の天才を自認できる人」が、入塾の条件だという。

『上から目線ではだめ。それぞれの人がとんでもない能力を持っているから。』
そう語る荒井先生は、39歳で私塾を開いてのちは、教育者として人生を歩み続けたのだろう。

『教えることが楽しい。』

これが、すべての原点ではないだろうか。

そして、私はさらに
『生徒たちと過ごすことが楽しい。』
と思い続けることも加えたい。

教師が、これらを失ってしまったら、もはや、教師ではない。

荒井俊治氏は、たまたまテレビで紹介された。
しかし、世の中には人知れず、教育に情熱を傾けている人は大勢いるに違いない。

私も、その末席を汚させていただきたいものだ。
posted by 丹澤三郎 at 18:57 | Comment(0) | 教育問題
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