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2018年09月24日

負けて悔しがる

運動部の活動は相手校との試合が欠かせない。
同じ年代の生徒と、一定のルールの下で戦う。
戦っている最中は、勝ち負けを本気で競う。
試合が終われば、戦いのゲームは終わり。
恨みっこなしの精神で、それぞれの学校に帰っていく。

「負ける悔しさは、吹奏楽部では分からないでしょう。」
野球部のある先生が、そう語った。
「審査員判定で、順位がつく吹奏楽部では、相手に負けたという感覚は薄くなるでしょう。」
そう、たたみかける。
「同じ年齢の奴に負けて、『悔しい』という気持ちは、運動部ならのことでしょう?」
そう、私に尋ねてきた。
「打席に立ったら、ピッチャーとのガチ勝負。この緊張感と勝負感覚は、運動部でしか味わえないのではないかなぁ。」
こんな持論をお持ちであった。

近隣の学校では、部活動に文化部を設置するかどうかで議論になる。
運動部の方が、価値が高いと思っている教員の割合がまだまだ多いのだろう。

私も、一般的には、中学生までは、運動を勧めた方がいいと思っている。

「負けて泣き、勝って泣き…。」
という、懸命にやっていたからこそ、終わって緊張の糸が切れたときに湧き上がるその感情を、少年期の経験として大切にして欲しいと思っている一人である。
体育の授業だけでは、その感覚は得られまい。

昨今は、そうした経験したことのない親も教員も多いようだ。
それが、部顧問の考えとのすれ違いを生み、トラブルのもとにもなっている。

当たり前が、当たり前でない時代に突入した。
これまで「良し」とされたことが、「悪」となり、これまで「悪」とされていたことが「良し」となる。

ゲームのバーチャルの世界で、死んでも死なない戦いを覚えた子供たちは、もはや試合という戦いでは本気になれないのだろうか。

負けて悔しがるからこそ、次へのステップになる。

社会では、まだまだ戦さと言われる競争が沢山あるのだが…。
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