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2018年09月12日

生徒と食べる昼食

ほとんどの中学校では、学校給食が導入されており、担任の先生は、教室で生徒と給食を食べることになる。学校では、これを給食指導と言って、各校様々な工夫や取り組みをしている。

おそらくは、この生徒と『一緒に食べる』ことが、負担になっていて、「できたらやめて欲しい」と思っている若手の先生もいるのではないだろうか。

「今月はうちは、完食でしたよ」
「やっぱり中学三年生ですね…」

近隣の公立の先生たちからは、そんな会話が聞こえてくる。完食は、クラスの誰一人残さず食べるわけで(いろいろ仕組みがあるでしょうけど…)、当然、相応の給食指導になるのだろう。

私立学校では、ほとんどがお弁当制なので、生徒と先生が一緒に昼食を食べる機会はほとんどない。特に、中高一貫校でも高校専門の先生は、
「生徒と一緒に昼食を食べることなど、あり得ない。食べた気がしないし、お昼の時間くらいゆっくりさせてくれ。」
「生徒と一緒に食べると、逆に生徒にストレスが溜まってしまうから、せめてお昼くらいは、自由に食べさせましょうよ。」
などと、豪語していたりする。
なるほど、中学校の先生は、よく頑張っておられる。

私の学校は、中高一貫の私立学校だが、食堂で食べる給食形式だ。昼食時間になると、各自食堂に行き、各自食事を受け取り、友人同士、開いている好きな席に陣取って食べる。時間内であれば、どの時間に食べてもよい。先生たちも、注文すれば、同じ食事を食べられる。

特に、入学したての中学一年生は、一ヶ月間、学年全体で昼食を一斉に食べる、というシステムにしている。入学したての生徒の人間関係を構築させ、孤立した生徒を防ごうというねらいである。

私は、生徒と一緒に食事をするのが好きである。彼らと話しをするにも、話題に困ることはない。生徒が座っている席に、積極的に飛び込み、たわいのない会話をしながら、会話を楽しむことができる。

もしかしたら、彼らは嫌がっているのかも知れないけど、お互いが楽しくなるのならいいじゃないか。

監視ではない。彼らと話をしながら食事をすることそのものが、楽しいのだ。副産物として、彼らの考えや、いろいろな情報も手に入れることができるが、あくまでそれは「おまけ」である。

最近は、カロリー過多になるので、別の食事をすることが多いが、生徒と食べることは好きである。
給食指導、とまではいかないが、生徒と一緒に昼食を食べることは、教育活動の一環としても、教員にとっての大切なスキルの一つであろう。

※文科省の平成28年度給食実施状況調査によると、小学校で99.2%、中学校で88.9%とのこと。ただし、都道府県によって、ばらつきが大きい。
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