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2022年05月14日

やっぱり最後は金か!?

「やっぱり金だよね。人は金で動くんだ。」
大会当日、近隣の先生がそう語った。

「部活手当が減ったから問題なんだよ。以前のように支給されれば、責任感も増すだろうから、その分一生懸命仕事をしなくてはいかなくなる。支給が減っているから、皆がやる気が減って、それでいて、部活指導もきつく感じるようになってしまう。部活を一生懸命やっている人が白い目で見られることもなくなるだろ? 金をもらってるんだから、やって当然だってことになるんだから…。」

私は、公立の先生はこんな風に考えているのだと改めて思った。幸か不幸か、私の学校では部活はもちろん、出張時にも一切の手当は出ない、そんな風に考えることはないだ。だが、公立の先生たちと話をすると、けっこう「お金」に対してシビアなことが分かる。

確かに仕事であるので、その対価としての給与が支払われ、それをもとに生活が成り立っているので、仕方のない面はある。本当は単にそうではあってはいけないと思うが、「お金でしか人が動かない」と考えるのは少し悲しい。

この辺りが、教員を聖職者と見るか、労働者と見るかの境目にもなるのだろう。

世の中にはたとえ給料が安くとも、「やりがい」を感じ、天職として仕事をしている人もいる。一方で、つねに不平不満に満ち、本来は恵まれた仕事であるにも関わらず、「こんな仕事なんか続けられるか」と叫ぶ人もいる。

私は少なくとも、教員はあるていど「天職としての仕事」と考え、「やりがい」を感じられないと、勤め上げることは苦しいだろうと思う。

もちろん、努めている中でいろいろな事は起こり、悩み苦しみ、仕事を続けるかを迷うこともあるだろう。だが、やはり「子どもが好き」で、「教えることが好き」で、「学校が好き」でないならば、教師という仕事は難しいだろうと思う。

「好きでなくて、部活動指導なんてやってられない」、というのも分かる。
きっとたくさんの時間を割き、時に家族を犠牲にしての部活指導だろう。

私が見ている野球部の先生たちは、皆情熱的で、皆が生き生きとしている。
彼等の姿を見ると、私も元気が出てくる。

「若いっていいな…」なんて本気で考えてしまう。

一方で、「やっぱり最後は金だよね」、と納得してしまう若者がこわい…。
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