2021年07月12日

定期考査の結果

定期考査の答案を返して、一喜一憂するのは生徒なのだが、採点時に、反省の念に駆られるのは教員の方である。

「しまった! もう少し丁寧に説明しておけば良かった…。」
「思ったより定着率が低いな…。」
「あれ、みんな出来ている…。」
などなど、答案を採点しながら、あれこれと思う。

「結局は、教え方が悪かったんだよな…。」
と、反省しきり。

この辺りが謙虚になれるかどうかの境目である。
毎年同じような内容を教えていたとしても、相手(生徒)が違う。
同じように指導しても、理解度が違うし、人によってアプローチの仕方も変えなくてはいけない。
相手を見て、理解度を測って、その上で、教え方を工夫しなくてはいけないのだ。

生徒の試験の出来が悪ければ、それは、指導者たる教員の責任である。
ゆめゆめ、「今年の生徒は出来が悪くて…」、などと言ってはいけないし、思ってもいけない。

生徒には、適切な教え方をすれば、必ず理解できるようになり、試験の点数だって取れるようになるのだ。

上位のクラスでは、各自の勉強が成績向上を生むこともあるが、中位以下のクラスでは、日頃の授業がものを言う。

生徒達に、「授業が楽しみで、面白くで、わかりやすくて、勉強する気持ちが湧いてくる」、と言わせられなければ、まだまだスタートラインにすら立っていないということだ。

その上で、様々な授業研究やら工夫など、さらに研鑽を重ねていくのだ

教師は授業のプロである。

その自覚を持ち続けられることが、教員を続けられる唯一の条件なのかも知れない。

私も頑張らねば…。





2021年07月11日

大会の審判

野球の話題ばかりで恐縮だが、大会中なのでご容赦願いたい。

大会三日目である。
昨日の試合は、惜しくも特別延長で敗れてしまったので、今日は「負け審判」。
準々決勝の審判に入った。

このところの激しい雨でグランド状況は極めて悪い。
試合開始時間前水取りが終わるかどうか分からないくらいの、一面水浸しだったが、何とか時間にスタートできた。
午後からは雷雨の予報だ。

野球の審判は、中学校の先生たちは楽しそうにやっている。
もちろん、やれば面白いのだが、私の歳になると、かなり過酷だ。

ボールをダッシュで追いかけなければいけないし、炎天下で一試合ずっと審判をしているのは、球審のみならず、相当な体力を要する。

中学校の監督(先生)は、誰もが審判に入らなければならず、大会の日には、一日三試合あったとすると、審判して試合して審判して…、なんて日程にもなりかねない実に過酷な仕事なのだ。

野球好きの先生たちは、不平不満を言うことなく、黙々と審判をし、自らの審判技術を高めるべく、研鑽を怠らない。
それはそれで素晴らしいのだが、私には体力的に苦しくなってきた。

数年前、他校の初老の先生に、「丹澤先生、まだ監督、やってるの? そろそろ引退したら?」なんて言われたことを思い出す。

その時は、「引退する」など全く意識していなかったが、最近はその思いもよぎる。
あの頃より、さらに体力が落ち、苦しくなってしまったようだ。

歳をとると、坂道を転げ落ちるように、年々体力が落ちていくと言う。
ほとんど体力低下対策をしていない私にとっては、実に危険な状況なのだろう。

炎天下の中で、練習を見ているだけでも、体力を使うのだろうが、その中で、若い先生方のように、一緒に動くことが難しくなってきた。

いつの間にか、審判をする先生の中で最高齢になってしまった…。
同年代の先生は、教頭か校長先生だ。

楽しくない訳ではないが、苦しくなってきた。

高校の監督から見れば、まだまだ若いんだけどな…。




2021年07月10日

大会二日目

二回戦に進んだ。
二回戦は、春の大会で二回戦として戦った相手だ。
秋にも対戦し、春、夏ともコールド負けしている。

選手たちも俄然、力が入る。
エースピッチャーも全力で投げる。

試合は、我がチームが連打で先制。
しかし、その後、同点に追いつかれた。

その後も、度重なるピンチをしのいだ。
わがチームも、度重なるチャンスがあったが、あと一歩のところで、点を入れられなかった。

結果、特別延長になった。
ノーアウト、1、2塁からのタイブレークである。

こうなると、守備力の劣る我がチームは不利だ。
一つのミスも許されない場面が続く。

「ここを抑えれば…」、という場面でキャッチャーがパスボールをした。
そのまま2点が入ってしまった。

これまでの試合で、一度もパスボールのなかった正キャッチャのNが、ボールを取りそこねた。

「これで終わった…」

そのままの点差で試合終了。

だが、よく戦った。
相手校も苦戦だったろう。

あまりのあっけない幕切れに、選手たちもショックを隠せない。

「よくやった!」

私はそう伝えた。
何人もの選手の目に涙があった…。

大して語ることなく、私は次の試合の審判へ。
疲れ切った私は、途中で誤審した…。

選手たちは連戦になった対戦相手をスタンドで応援している。
その応援に、先方の校長先生が感激されていた。
そして、自校の生徒たちに語る。

「負けても応援し続けられるのは大したものだ。君たちも、彼等のように徳を磨きなさい。」
そう、伝えたという。

私は、選手たちを誇らしげに思った。

中3の夏が終わった…。




2021年07月09日

夏の大会

大会初日は雨が降った。
しかも、前日からの雨が収まらず、一部会場が使えなくなった。
そのため、トーナメントの一回戦の4試合だけ、試合が行われることになった。

グランドの水取りにより、水たまりは無くなった。
そんな中での試合は、予定通り行われたが、幸い初日の連戦は無くなった。
つまり、この試合に全精力を掛ければよいと訳だ。
もちろん負ければそこで終わり。

夏の大会は、全中の全国につながる大会。中学総体の予選である。
中学校の集大成の大会。
当然、引退を掛けた中3は気合いが入る。
それに引っ張られる形で、中2や中1にも緊張が走る。

試合は、序盤から流れをつかみ、優位にプレーできた。
いくつかのミスはあったが、それでも流れを手放すことなく、度重なるピンチを抑え、結果勝利することができた。

わがチームとしては、春、夏と初戦を制したのは初である。
その意味では、選手たちの快挙でもある。

一試合だけ、という恵みが、選手たちの心に火をつけたのかも知れない。

思えば、昨日は全体練習はしなかった。
「試合にいいイメージで臨みなさい。心を整えなさい。これまでの練習を信じなさい。恐らくどのチームよりも練習しているはずだから…。」
と、励ました。

そして迎えた初戦であった。

野球の神さまを味方につけたのだ。
これで、明日も試合ができる。

今日の試合で一番活躍したのは、ベンチにいた中3のK君である。
野球部の助っ人で、テニス部の部員。試験中でも毎日練習に参加してくれた。
彼の声が、選手たちを励まし、数々のピンチを克服したのだ。

K君は、何があっても、ベンチからの声を欠かさなかった。
本当は試合に出たかっただろうが、彼の声の力は、十人力。

試合後、「今日のMVPはK君だ」、と皆に言った。
誰もが納得していた。

野球は、試合に出ている者だけが戦っているのではない。
ベンチを含めた全員の力で、勝っていくものなのだ。

そのことが、チームに浸透した瞬間でもあった。

明日も頑張ろう!

2021年07月08日

授業力アップ

期末考査の放課後、授業力アップの研修会が開かれた。
今年度はこれで2回目である。

この研修会に先立ち、生徒による授業評価があり、評価の高かった先生方が、授業のコツについて話をされた。

私はそのメンバーには入らなかった。
嬉しくもあり、淋しくもあり、と少し複雑な心境になった。

これまで、「授業の上手な丹澤先生」で通ってきたこともあり、何となく気まずい気持ちにもなった。

冷静に考えれば、昨今の私の授業は、準備も工夫も手抜き状態なので、当然と言えば当然だ。

若手の先生方が、次々と台頭してくるのなら、それは嬉しいことでもあり、応援しなくなる。

そんな折にも、横から口を出し、老害ぶりを発揮してはいけないのだろうと思う。

授業は学校の命である。

生徒も先生も、授業が楽しくなければ、学校生活は成り立たない。
生徒の立場から見れば、6時間、つまらない授業のためにじっと座っているのは拷問だろうし、先生側から見ても彼等の実力を上げてこそ、その仕事が全うされるというものだ。

若手の先生たちは、ぜひ、ベテランの先生方の智慧を共有して欲しい。
そして実践して欲しい。
失敗したら、工夫して、また立ち上がって、チャレンジして欲しい。
二度、三度で挫けず、何度も何度もチャレンジし続けて欲しい。

その中にこそ、光が見えてくるのであり、いつしかベテランと言われる立場になっていくのだ。

かつて、向山氏らのグループが授業を法則化した。
その後も、たくさんの智慧が、研究者によって公開されている。

その中には、先人たちの経験がぎっしり詰まっている。

私も、学びを深め、初心に戻って、さらに精進していきたい。
惰性ではなく、まさに現役のまま、惜しまれつつこの仕事を終えたいと思う。

授業は全精力を傾けるべきものであり、その価値がある。

生徒指導も授業から…、である。




2021年07月04日

雨を望みつつ…

明日から期末考査だというのに、野球部の練習がある。

大雨ならば、選手たちも諦めがつくのだろうが、ちょっとでも雨が小降りになると、
「丹澤先生、練習どうしますか?」
「雨だろ?」
「小雨です。練習しましょう。」
となる。

中3にとっては最後の大会。
中学校野球の集大成だ。
当然、負ければそれで出場できる大会はなくなり、実質、現役の選手とはいえなくなる。

もっとも、うちの場合は、そのまま高校野球につながっているので、引退というイメージは薄い。

「もう、野球はやらない」、という生徒にとっては真の引退になるが、そういう選手は、今年はほとんどいない。

夏くらいから高校野球の練習に合流すれば、そのままの流れで高校野球のメンバーになれるだろう。

少し休んでから…、と何ヶ月も間を開けてしまうと、ハードルが高くなって、なかなか苦しくなる。

梅雨の真っ最中なので、雨は予想されるのだが、大会が近づいてくると、晴れる日も恋しくなる。一方で、大会も雨の中かも知れず、雨の練習もやっておきたい。

と、思いつつも、試験問題準備にも追われ、私の心の奥底では、「ざー、と雨が降って欲しいな」、という思いがあるらしい。

昨今、ちょっと疲れがたまってしまっているのも事実。
このまま試験、大会と突入するのか…。

少し遅れてグランドに出る。
開放された学校では、多くの生徒たちが、明日からの期末考査の勉強をしている。

グランドにいるのは、野球部だけだ。
高校野球すらやっていない…。

「なかなか、自分たちでよくやっているじゃないか…。」

私は彼等の練習を見て、そう思った。
だから、何も言わずに、ただただ練習を見ていた。

私も、もう一踏ん張りせねばなるまい…。

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2021年07月02日

監督会議

夏の大会(総体)の監督会議があった。
大会の組合せ抽選が行われる。
今朝、中3のN君が、「丹澤先生、抽選頑張って下さい」、と言った。

私の学校はシードではないので、どこかの下(した)山に、入るだけ。
抽選だって、学校番号順なので、一番最後に引くか、一番最初に引くかのどちらかだ。

思えば、ここ十年来、「抽選頑張ってください」、などと言われたことはなかった。
H君は、気の利く頼れる生徒である。

今回は最初にくじを引いた。
結果、立派な球場で試合ができることになった。
中3の最後の舞台としては、ありがたいことだろう。

大会は来週だ。

会議では、「春の大会の開催の有無」についての意見交換もあった。

近県で、春の大会を行っているのが、非常に少なくなっている、というのである。

暑い夏で熱中症が頻発したために、夏の大会が2週間ほど早くなった。
そのために、春の大会との日程が近くなってしまった。
一方で、春の大会は、全国につながる上位大会がなく、実施の意味があるのか、などと校長会で議論されたという。

もちろん野球専門部では、「春の大会をなくそう」、などという意見はなかった。

私は、「春の大会から夏の大会までの期間こそ、一番モチベーションが高くなり、一番技術的も精神的も成長する時期なので、貴重な機会だ」、と思っている。

大人の都合で、子どもたちの貴重な機会を奪ってはいけない。

教員と学校の負担減が、本来の目的なのかも知れないが、負担減にする方策は、まだまだ他にもある。

ともあれ、いよいよ中3最後の大会が近づいてきた。

私の学校では、期末考査の4日目、最終日の翌日が大会初日だ。

他の公立校と比べて、とても不利なのだが、それだからこそ、時間を工夫して、やりがいもあるというものだ。

さあ、がんばろう!
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