2015年12月18日
タバコで人生が狂うことが
私は過去に20年ほど喫煙していたが、数年前、自力での禁煙に失敗し、その後2年後に、
今度は医療機関で禁煙外来にかよって禁煙に成功した経験がある。
もちろんあれ以来タバコを吸っていないし、今後吸うことはない。
禁煙の話題を出したのは、先週に消費税増税でタバコも30円ほど高くなるらしいことを知ったことと
知り合いと従兄弟が、50歳代後半で肺気腫という病気にかかり、今は外出などできなく身動きが取れない状況だからだ。
また、ネット記事でタバコは体に悪くないという正当化する馬鹿な記事を書いている者がいたからだ。
今年、8月のお盆に数年訪れていなかった従兄弟に会いに行ったのだった、
そうしたところ、不幸なことに肺気腫にかかり、ここ2年ほど寝たきりの生活となり、
外出は病院に行く際の月に1回程度だということで、自宅から出ることもままならない状況で
大変残念で悲しく思えた。
10月は東京で働いていたころの友人から電話があり、その人も肺気腫で就業できなくなり、
大変困っているとのことだった。幸い奥さんが働けるのでそれで何とか生活しているという。
二人とも喫煙者であり、暇さえあればタバコを吸っていた人たちだった。
東京の友人は、最初のうち階段の上り下りなどで息切れがしたというが、
それは、年をとったせいと運動不足のためだと感じていたという。
ところが肺気腫と知った際はもう手遅れの状態だったという。
はっきり言って喫煙は体に良くない。
タバコの箱にも書いてあるではないか「喫煙は肺気腫の原因になる可能性があると」
それと、タバコを吸う人間はニコチンによって脳内快感物質や自律神経を意図的に上下させるため、
うつ病やパニック障害などにもなりやすことが知られている。
禁煙を始めたころ、タバコがこいしくて、いつも物足りないような感じにあったが、
今は物足りなさなど何も未練も執着も感じない。
私はタバコを吸っていたころ1rの軽い種類のものを吸っていたが、20年も喫煙を続けた関係で
禁煙外来での治療でも、離脱症状(禁断症状)が心身ともに強く出て終息するまで3か月を要した。
自分が経験した離脱症状は大きく分けて3段階があったと思う。
禁煙初日から1週間はイライラ感や強い喫煙欲求、食後に物足りない感じ、集中力が続かない。
2週間目から頭痛や腹痛、下痢などの自律神経症状と特に昼食後から3時にかけての
強い眠気と集中力の困難、何か物足りない感じ。
3週間目以降に生じる、突発的な喫煙欲求や不安感、それと上記自律神経症状
そのようにして、1か月程度で何とか落ち着くのだが、上記の離脱症状や喫煙欲求が突発的に起きることが、
2か月はあったと思う。タバコを吸っている夢もよくみた。
完全にタバコを吸いたいと思わなくなるのは3か月後くらいからだと思う。
脳科学の分野ではエンケファリン系での快感物質で習慣ずけられた快感神経学習系が
非喫煙時のようにもとどうりになるのに6か月程度が必要と考えられている。
したがって、禁煙の成功率も6か月以内での失敗が多いと思われる。
今になって思うと、タバコの匂いって吸わない人からすれば大変迷惑であるが本人は自分がタバコくさいことに気づいていない。
それと、だいぶお金がよどむ。喫煙中は1箱440円のタバコを1日2箱すっていたので、月3万円近いお金を使っていたことになるが、
それが1年以上もタバコを吸わないと、明らかに生活でのお金の余裕感が違ってくる。
自分でタバコをやめられない人は健康保険が効く禁煙外来をやっている医療機関に行くべし。
それが最も早道であると思う。
しかし、禁煙外来でニコチンパッチを張っても、喫煙欲求は減衰するだけで、吸いたい気持ちは残った。
吸いたいと思ったときに強い意志で我慢したり、歯磨きなどで欲求を和らげるなど、多少の我慢は必要だと思う。
肺気腫になったら、働くことも収入を得ることも、どこかへ出かけることもできなくなる。
将来に希望がなくなってしまう。
喫煙だけではないが健康を害し、働けなくなることは人生を狂わせることになりかねない。
禁煙成功後に気を付けるべきことは、食欲が増進するため、肥満にならないように食べ過ぎには極力注意だ。
posted by kobu at 10:06| 禁煙成功体験と離脱症状
2015年12月12日
マッサージのストレス消滅作用
前の記事で笑うことを多く行うことでの健康効果、顔面フィードバック効果を述べた。
この原理は、顔の笑った時の筋肉の動きを、脳が感知して、視床下部などの自律神経中枢や
ホルモン分泌器官の調整機能に作用して、心身を健康に導くものであった。
私はこれを応用したのが整体のマッサージで、特に首と頭の付け根と肩を揉むことが、
心をリラックスさせることに役立っていると自分の経験から強く思う。
私が推測する科学的な原理はこうである。
人がストレスにさらされ続けると筋肉やスジ、細胞は緊張硬直し、人によってストレスが無くなった状況になっても硬直した状態が慢性的に続くことがある。
その結果、筋肉内に存在する伸縮を感知する感覚神経が脊髄を通じて「まだ緊張ストレス状態である」という誤った情報を視床や偏桃体などの脳の深い部分に信号を送り続ける。
そこで、さらに脳内の自己防衛本能に関係する神経が興奮するという悪循環に陥る。
また、筋肉が硬直すると筋肉および周辺細胞に酸素と栄養が行き届きにくくなり、細胞が苦しいという苦痛信号を無意識の状態で脳に送り続けることになる。
これを改善してストレス信号を除く方法としてマッサージが有効である。
特に肩や首の周辺と頭の付け根、頭部側面をマッサージし、もみほぐすことによって、筋肉とすじを弛緩させ「今は緊張ストレス状態ではない」という信号を脳に届けるフィードバックさせる。
また、体性感覚情報は脊髄を経由して視床にも伝わるため、その際に苦痛神経の情報緩和が考えられる。
更に緊張し凝り固まった細胞組織に酸素を流入させることによって「気持ちよい」という感覚を発生させ脳内快感神経を賦活させる。
これにより「体が重くだるい、苦しい、ぐわい悪い」という感情から、気持ちよく体が軽くなったという感情が生じる。これは脳内で快感物質の分泌と快感神経、リラックスのGABA神経が働いたことが推測される。
ここで大切なことは単にマッサージしてもらうのではなく「気持ちよい」と感じるツボや筋肉部位を5秒くらい押し続けることを繰り返すストレッチ式マッサージ法をしてもらうことだ。
できれば、肩や首を中心に全身マッサージで30分程度が望ましいと私的には感じる。
しかし、整体のマッサージ料金は通常10分当たり1000円が相場であるから、
30分のマッサージだと消費税込みで3000円以上はかかってしまい、ちょっとお高い。
自分でできる方法は以前の記事でも紹介したとおり、肩は背中にあるため自分ではマッサージできないが、
首の後ろの両側と後頭部の首との接続部のへこみとその両側のスジ、それとこめかみ上部の側頭部を
伸ばすようにぎゅーと自分の手で押す方法がある。それと、胸を張る姿勢で背筋を伸ばすストレッチを行う。
できれば、他人にマッサージしてもらうことが最も効果がある。
なぜなら、自分でマッサージをすると腕と手に力が入るため、緊張しているという信号が脳に伝わるため、
完全弛緩状態と脳が認識してくれないからである。
なので、私は金銭的に余裕がある時、マッサージ店へ行って、整体マッサージをしてもらうのである。
posted by kobu at 10:38| 経験した体調不良と対処結果
2015年12月05日
中年以降は肥満体質変化に注意
私の体重はここ30年変化がなかった。
ところが2年前に帯状疱疹を罹患し完治した頃から、腹のまわりに脂肪がつき始めたように感じていた。
あまり気にしていなかったのだが、昨年からの1年間で体重が9kgも増えてしまった。
もちろんお腹回りは以前以上に脂肪がついてしまった。
もう、スーツもズボンも入らなくなり、新たに新調した。
私の食生活は食べる量も、普段食べる食べ物も変わっていないのだが、明らかに太りだした。
1年に一度の健康診断があり、驚く結果がでた。
それは悪玉コレステロールと中性脂肪の値で、要治療という結果であった。
私は肉はあまり好きではなく脂肪分の多い食べ物はそれほど摂取していなかったはずなのに、
自分の食生活には落とし穴があったことを後で知った。
それは、仕事などで食生活が不規則になり、同じ食事量でも日中に食事を採るのと、
寝る前2時間前に食事するのとでは、体内での代謝の違いから、寝る前に食事をすることが、
体に悪いという認識が不足していた。また、お菓子などの甘い食べ物が好きだった。
なので、夕食で最も多く食べ、食べると眠くなるので、そのまま布団にごろりという生活スタイルを
ここ1年ほどやるようになっていた。
つまり、食事量や内容あまり変わらないが、食事する時間と、食べた後すぐ横になるということをやってしまっていた。
何が悪いかといえば、ご飯やお菓子などの炭水化物が寝ている間に、肝臓や腸で脂肪に作り替えられる
体内の仕組みを知らなかったため、炭水化物の摂取は脂肪に関係ないと思い込んでいたのが誤りだった。
ここ2か月ほど腹回りについた脂肪を落とそうと、ダイエットをしたりいろいろと試したが、
なかなかお腹回りの脂肪だけが落ちにくい。
それと、ダイエットをして体重3kg程度減ったと思い、油断をしてしまい、普通にラーメンなど食べると、
リバウンドですぐ元の体重に戻ってしまう。
どうやら、消化器官での栄養吸収率が強化されたようで3年前とは体質が変わってしまったようだ。
悪玉コレステロールや中性脂肪はなぜ体に悪いかといえば、それらの脂肪が血管にこびりつき、
最悪の場合、血栓などが形成され血管が細くなり、もろくなり血管が破れれば、脳梗塞や心筋梗塞などの病気に結びつくからだ。
日本人の死亡原因の第1番は癌だが、2番と3番は心筋梗塞や脳血管障害などの血管系なのである。
これらの血管障害の自覚症状は血管内部が7割程度脂肪に覆われて、狭窄しないまでは、
自覚症状がほとんど現れないということなので、これを防止することを最近やっている。
まずは医師から夜間に悪玉コレステロールを合成しない薬を処方されて、1か月ほど飲んだ。
また、医師の指導では「たまご、肉、チーズ、アイスクリーム」などの脂肪の多い食べ物は
なるべく食べないようにすることを言われたので、それを守った。
夕食などで食べてすぐに寝ないこと。
それと散歩程度で構わないので有酸素運動をすること。
これらの方法を行い、1か月後に再度血液検査を受けたら、辛うじて、要治療の範囲外である
悪玉コレステロール値が140以下になり、中性脂肪も閾値内に戻った。
しかし、お腹回りの脂肪だけは前と変わらずであった。
若いころ部活動で腹筋はムキムキでウエストが細かったのに、今は指でつまむような脂肪で見る影もない。
これから、お腹回りの脂肪を少しずつ減らすことを目的に、また、コレステロール値がもっと適正な
値に戻るように夜間に食べたい欲求を抑えながら、健康な体を取り戻すために努力したいと思う。
私のような症状は早い人で30歳を過ぎたくらいから始まるらしい。
近所の40歳代の後輩は血糖値が高く、インスリン注射を打っているという。
みなさんもお腹回りが少し太り始めたと感じたら、油断は禁物。
まずは、普通の医院でも血液検査を受ければすぐわかりますから、
医者に行ってコレステロール値や血糖値をチェックしてみましょう。
私は今、食事量を減らすことと、野菜を多く食べること、血栓を溶かす作用があるという納豆や
悪玉コレステロール値を低下させる魚類に多く含まれる善玉コレステロールであるDHA,やEPAの摂取すること。
このように体質が変化し、いわゆる中年太りが始まる原因は、体内の筋肉量が減少することで、
炭水化物が少なくなった筋肉によって取り込まれる量が減少した結果、余分な炭水化物が肝臓で脂肪に
変換され、それが体の筋肉のない部分に付着することが原因と思われる。
よって、筋肉をつけることと適度な運動をすることを行うことが必要である。
posted by kobu at 14:23| 経験した体調不良と対処結果