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21年前、急性前立腺炎から慢性前立腺炎に移行し、1日中疼痛などがひどく眠れなくなり、会社を辞めて3年ほど試行錯誤の末、ケールの青汁をきっかけに、飲食物や安定剤のおかげでほぼ完治して復職し、再発なく現在に至ります。ケールの青汁が役立ったことを平成15年当時にHPを立ち上げて情報発信しましたがその当時は誰も信じてくれませんでした。
プロフィール

2019年11月23日

麻薬の売人には厳しい刑罰が必要では


精神に影響がある薬物をやると脳が委縮し脳細胞が壊れることはアルコール依存症患者の脳の断層撮影でも知られている。

麻薬等覚せい剤は強制的に脳の神経を興奮させる作用があるために、

最後は精神に異常をきたし、思考や行動がまともでなくなる。

アルコールとて脳が酩酊状態になり、正常な思考や判断ができなくなる。

日本で一番多い精神疾患としてアルコール依存症が挙げられるが、

依存症になれば日常でも仕事でも大きな支障をきたすことになる。

アルコールと麻薬では作用機構が違うが

麻薬の原理は、脳の快感物質であるドーパミンなどを強制的に分泌させるものだ。

ドーパミンは他の神経を騙す物質であるから、本当は他の体を維持する上で必要な神経や体細胞が

休まず稼働し続けることで疲弊し限界状態になって死滅萎縮することが考えられる。

世の中には残念なことに本人の責任でなく、遺伝的な素因や、生まれつきストレス耐性が弱い少年から青年世代に好発する

統合失調症という病気があり、日本で100人に1人程度の割合で、病気になる方がいる。

これも脳でドーパミンが過剰に分泌されることでおきる病気であり、覚せい剤統合失調症と同様の病態を呈する。

平成9年から23年にかけて年間の平均自殺者が3万3千人程度で多かった。

平成15年には3万5千人まで増大し、不況での経済的な困窮が大きな原因と考えられている。

現政権になり景気回復が数年順調であり、若者の就職率も失業率も大幅に改善した中で自殺者は平成24年より減り続けて、

昨年は2万2000人とバブル景気のころと同程度であるが自殺者はそれ以上減らない。

なぜ、日本での自殺者が減らないのかの理由は、いじめや過労自殺、パワハラ、家庭問題など様々な原因があることは知られているが、

景気などの要因に関係ない病苦を理由にした自殺が多いためだと自殺原因の内訳でわかる。

その病苦を調べると若者の多くが統合失調症などの精神疾患で悩み苦しみ、人生に絶望して自殺するケースが多く、

若者の死因のトップは自殺による死である。

年配者でも癌など不治の病での耐え難い疼痛やうつ状態が原因と言われている。

統合失調症になると初期には幻聴で「自分の悪口が聞こえたり」「お前は死ね」様々な声が聞こえる幻聴になやまされるそうだ。

多いのが警察に監視されている、盗聴されているなどという妄想にとらわれ、不安感や恐怖感におびえ、

人を疑う気持ちが増大し、目に見えないものが見えたり、非現実的な妄想が進行するという。

もし健康な人でも、ある時から、耳元で死ね死ねとか聞こえたり、わけのわからない妄想で

自分が誰かに狙われているとの観念に取りつかれたら気が気でいられないだろう。

統合失調症になるとそのような恐怖感や不安感が強まり、落ちつかなくなり、

妄想で暴れて手に負えなくなった家族は精神病院に入院させることになるようだ。

どうして、病気の経験も無い私が統合失調症を多少知っているかというと、

以前にも書いたが、20歳代前半の頃、精神障害者の授産施設でボランティア活動で彼らと多く接して

話を聞いたことや最近亡くなったが、近所に統合失調症の方が住んでいたためだ。

統合失調症になると興奮期は夜も眠れずのため、疲弊期になると無気力になり

それらを繰り返す中で病状が悪化してゆくそうだ。

ただ、統合失調症になった方でも現在は副作用が少なく効果のある薬が開発され、

多くの方が治療で大幅に寛かい、または治る人もいるそうだ。

中には長く抗精神病薬を飲み続けなくてはいけない人もいるし、仕事につきたくともつけない人もいる。

入退院を繰り返す人もいる。

ただ、麻薬や覚せい剤で統合失調症になるとそう簡単には治らないらしいし、麻薬のためなら何でもする依存の恐ろしさがある。

覚せい剤によって精神的な苦痛は続き、社会的な信用も仕事も無くし、もちろん経済的に苦しく損失の大きさは計り知れない。

そんなことを本人も知っていても、一度打ったら容易にはやめられないのは恐ろしい。

ドーパミンは性的な快感を司る視床下部の性中枢にも投射されているため、

それを悪用したのがMDMAなどの性的に興奮作用である合成麻薬と言われている。

性的な快感を増大させることもあるが、視床下部以外の脳の深い部分にも投射されており人の体質や体調によっては逆に働き、

気分が悪くなり過剰興奮の発作で死に至ることもあることは押尾の事件でもわかるだろう。

事実、合成麻薬で死亡する事件事故は全国で多く報告されている。

麻薬も体質に合わないと死亡するリスクが伴う怖い薬であるのだ。

麻薬だけでなくアルコールでも飲みすぎると気分が悪くなり、何度も吐いたり大変な思いをするし、

時には急性アルコール中毒で死亡する事件が時々ある。

アルコールも正常な判断能力ができなくなるために、飲酒運転は罪になるし、

飲酒すると正常な判断、認知能力が確実に低下して事故を起こしやすくなることは明白な事実だ。

麻薬は酒よりも正常な判断ができなくなり、自分だけでなく他人にも被害をおよぼすリスクを増大させる。

薬が効いている最中はハイな気分であるから、事故を起こすことへの配慮も、思考も判断も現実とは乖離している。

快感神経を麻薬で過剰興奮させてる中では、自己を守るために働いている苦痛や恐怖、不安を感じる神経をブロックしているが、

麻薬が代謝されて切れてくれば、それらの苦痛が一挙に襲ってくる。

いうなれば、麻薬で快感神経を強制的に過剰興奮させ、苦痛を感じる神経を騙している状態だ。

苦痛が襲ってきても、麻薬を再度摂取すれば、その苦痛から解放される。

ただ、耐性が形成され、どんどん薬が効かないようになってゆく。

それだけでなく麻薬は中毒性、依存性が強く、薬物におぼれる度合いが尋常でないといわれる。

いつも麻薬事件で思うのだが、麻薬を譲渡や販売する罪をもっと重くして、

麻薬を販売したらそのリスクはばかにならないほど重く、執行猶予なしで懲役10年とかにすべきだと思う。

麻薬を売っても罪は軽いから暴力団や売人が金儲けのために、平気で犯罪を犯し、

買う方も罪が軽い、製造したり売る方の刑罰をもっと厳しくする法律改正が必要だと思う。

麻薬で味わう快楽は短く、長い人生では確実に麻薬は人生を破滅に導くだけである。

薬物事件があるたびに、薬物使用者だけが批判される傾向にあるが、

売人の多くを占める不良外国人や暴力団をもっときつく締めあげ、二度と覚せい剤を売りたいと思わないほど厳しい刑罰を科すことを望む。

麻薬で人生を台無しにする数知れない多くの人がいるわけだから、国会では麻薬取締法をもっと厳しくするなどの法律改正をすべきである。

posted by kobu at 15:31| 体に悪い事