2018年08月04日
13回戦@横浜 広島6−7横浜DeNA(延長11回サヨナラ) 9回土壇場同点に追い付くも、11回に力尽く。
DeNA ラミレス監督の奇策からサヨナラ勝ち 投手のウィーランド代打起用
8/3(金) 22:55配信
延長11回、倉本にサヨナラ打を浴びた一岡(撮影・出月俊成)
「DeNA7−6広島」(3日、横浜スタジアム)
DeNAのラミレス監督の奇想天外な起用が延長十一回のサヨナラ勝利を導いた。チームの連敗は3でストップ。
延長十一回1死。筒香が一岡から、この試合5安打目となる右前打で出塁。2死一、二塁とすると指揮官は、代打に前日2日の巨人戦に先発した投手のウィーランドを起用。ハマスタにどよめきが起こった。
打席に入ったウィーランドは「ホームラン!」コールが注がれる中、フルカウントから冷静に一岡の投じた5球目を見極め、四球。指揮官の代打起用に見事に応えた。
2死満塁。投手に対して四球を与えてしまったマウンド上の一岡の動揺を見逃すことなく、続く倉本は、初球の変化球を鮮やかにとらえ右前にサヨナラ打を運んだ。
「思い切って初球からいこうと決めてました」。倉本は充実の汗をしたたらせた。
広島は3−6で迎えた土壇場の九回、DeNAの守護神山崎から3点を奪い、延長に持ち込んでいた。
非常に残念です。土壇場で同点に追い付いただけに、延長戦で勝ち切って欲しかったです。今日の試合を落としたのはかなり痛いです。
広島は2回表にDeNA先発の東投手から、メヒア選手の左中間スタンドへのソロホームランと田中選手のセンター前タイムリーで2−0と先制しました。
広島先発の野村投手がピリッとしません。3回裏にDeNA桑原選手に右中間へタイムリー2ベース。さらにソト選手にセンター前へタイムリー。そして神里選手にライトへタイムリー2ベースを浴びて2−3と逆転されてしまいました。
野村投手は6回まで投げて、8安打3失点と、なんとか粘って抑えたという感じでした。
7回表にDeNA3番手の三嶋投手から、丸選手が左中間スタンドへソロホームランを放ち、3−3の同点に追い付きました。
接戦に持ち込めば勝ちきれるとドリヨシは思っていたのですが、同点に追い付いた直後の7回裏、2番手の永川投手が捕まります。2アウトまでは良かったのですが、DeNAロペス選手のショートゴロの当たりを田中選手が良く捕って1塁へ送球したのですが、ファーストのメヒア選手が捕球できず、出塁させてしまいました。続くDeNA筒香選手が右中間へタイムリー2ベースを打ち3−4とされ、さらに宮崎選手にレフトスタンドへ2ランを浴びて3−6とリードを広げられました。広島にとってはダメージのある流れになりました。
しかし、広島の選手は諦めていませんでした。9回表、DeNAの守護神山崎投手を攻めて、メヒア選手のレフトオーバーのタイムリーヒットで4−6。安部選手がヒットでつなぎ、會澤選手がレフトフェンス直撃の2点タイムリー2ベースで6−6の同点に追い付きました。9回土壇場でしかもDeNA山崎投手から打ったのは非常に大きいですね。
試合は延長戦に入りました。10回表、2アウト1、2塁のチャンスでしたが、バティスタ選手がサードゴロで無得点でした。
10回裏、5番手のフランスア投手が2アウト満塁の大ピンチを招きましたが、DeNAソト選手を空振り三振に打ち取り、無失点で切り抜けました。
11回表、広島の攻撃でしたが、堂林選手、安部選手、會澤選手と3人共に簡単にフライアウトになりました。今日の試合のポイントはここにあったと思います。延長戦は特に試合の流れがかなり左右すると考えます。この11回表があっという間に攻撃が終了したところで、流れはDeNAに行ってしまいました。
11回裏、6番手の一岡投手が登板しましたが、2アウト1塁からDeNA石川選手に四球を与え、1、2塁となります。ここでDeNAは嶺井選手に代打として、投手のウィーランド選手を起用しました。バッティングがいいということでの起用です。広島投手陣はかなり舐められたことになります。この時点でドリヨシはかなり憤りを感じました。送りバントや代走で投手を起用する事はありますが、打者として代打で出すとは…。ラミレス監督の采配にも疑問が残ります。
ところが、一岡投手はウィーランド選手に四球を与え、2アウト満塁の大ピンチを招きました。このウィーランド選手に四球を与えたところで悔しいですが、勝負あったと感じました。続く倉本選手に初球をライト前へサヨナラタイムリーを打たれて試合が終わりました。
実に後味の悪いゲームになりました。3連敗中だったDeNAを生き返らせた試合になってしまいました。DeNAと試合をすると、どうして重苦しくなるのでしょうか。完全に苦手意識を作ってしまいました。
さあ、切り替えて明日頑張りましょうと言いつつ、明日も重苦しい展開になりそうです。広島先発は大瀬良投手です。前回DeNA戦では6回6安打4失点で負け投手になっています。最近DeNAに勝てていません。しかし、明日はかなり粘りのピッチングが求められます。DeNAは京山投手です。前回広島戦では6回途中1安打1失点で勝ち投手になっています。前回マツダスタジアムでやられていますので、打線は何としても攻略しなくてはなりません。明日勝たないと、3連敗の危険性もあります。
2018年08月02日
15回戦@神宮 広島4−10東京ヤクルト 岡田投手初回4失点。後半追い上げるもリリーフ陣打たれ敗戦。マジック点灯ならず。
広島M点灯お預け 岡田が初回4失点 打線は4回まで1人の走者も出せず
8/2(木) 21:23配信
<ヤ・広>先発・岡田の投球 (撮影・大塚徹)
◇セ・リーグ 広島4―10ヤクルト(2018年8月2日 神宮)
広島が3―10でヤクルトに敗れ、球団史上最速の優勝マジック点灯はお預けとなった。
先発投手の右腕・岡田が初回に1番から5者連続安打され、バレンティンのバックスクリーンへの26号3ランなどで4失点。4回までヤクルトの先発右腕・原に1人の走者も出せなかった打線は7回に安部の右前適時打で1点を返したが、7回に2番手の薮田が山田哲に25号2ラン、雄平に4号2ランを浴びて1―8。8回に代打・メヒアが弾丸ライナーで左翼スタンドに飛び込む1号2ランを放ったが、及ばなかった。
ヤクルトは負ければ自力優勝の可能性が消滅する土俵際で連敗を3でストップ。山田哲、バレンティン、雄平とクリーンアップが本塁打そろい踏みし、山田哲は1本塁打を含む3安打3打点で11試合連続打点と記録を伸ばした。
いやあ、先発岡田投手の初回の失点が最後まで響きました。立ち上がりは球のキレが悪く、甘く入って来てる所を痛打されました。先頭のヤクルト坂口選手がショートへの内野安打で出塁されます。この打球はホームベースに当たり、高く跳ねてしまった所が不運でした。そして続く青木選手の所でヒットエンドランが成功し、レフトへタイムリー2ベースで1点先制され、続く山田選手がヒットでつなぎ、バレンティン選手がバックスクリーンへ3ランを放ち、いきなり4失点してしまいました。立ち上がり5連打はきついですね。
打線はヤクルト先発原投手の前に4回までパーフェクトに抑えられてしまいます。原投手は球にキレがあり、変化球の制球も良かったですね。
7回表、ようやく反撃が始まります。四球とヒットで2アウト1、3塁のチャンスから、安部選手がライト前タイムリーで1−4とします。続く會澤選手がセンターへ抜けそうな当たりを放ちましたが、ヤクルトショート西浦選手のファインプレーに阻まれ、追加点はなりませんでした。
6回から2番手で薮田投手が登板しました。6回はなんとか抑えましたが、7回裏、2アウトランナーなしから、ヤクルト青木選手に四球を与え、続く山田選手にレフトスタンドへ2ランを浴びてしまいました。さらにヤクルトバレンティン選手にヒットを打たれた後、雄平選手にライトスタンドへ2ランを浴びてこの回4点を失い、1−8とリードを広げられました。薮田投手はストライクとボールがはっきりしてて、ゾーンに入った球はほとんど甘かったですね。5月の西武戦での大量失点の時と変わらない感じがありました。これで試合は壊れてしまいました。
8回表には、ヤクルト2番手の近藤投手から代打メヒア選手がレフトスタンドへプロ初となる2ランを放ち、3−8とします。メヒア選手の当たりもすごいですね。弾丸ライナーでスタンドへ飛び込みました。
しかし、8回裏、3番手の飯田投手が、ヤクルト上田選手にピッチャーへのタイムリー内野安打と、山田選手の犠牲フライで2点を失い、3−10と、ほぼ試合が決まってしまいました。
9回表、ヤクルト3番手の石山投手から田中選手がタイムリー3ベースで4−10としますが、万事休すでした。
たらればで言うのは嫌ですが、7回裏、薮田投手が、しっかり抑えていれば、終盤もつれた展開になり、勝ちきれていたかもしれません。それだけに、薮田投手のピッチングはあまりにもお粗末で残念でした。まあ、その前に先発岡田投手がもったいなかったですね。
という事で、今日のマジック点灯はお預けになりました。最短で4日の土曜日になります。で、明日からは少し苦手のDeNA戦です。明日の先発は野村投手です。前回DeNA戦では5回3安打無失点で勝ち投手になっています。前回は球数を要したのですが、明日も丁寧なピッチングで、なんとか6回は投げ切って欲しいですね。DeNA先発は東投手です。前回阪神戦では6回途中2安打1失点で勝ち投手になっています。明日は打線の粘りが必要です。ロースコアの展開が予想されますが、なんとか勝ち切って欲しいですね。
2018年08月01日
14回戦@神宮 広島13−7東京ヤクルト 打線爆発16安打6本塁打!鈴木選手7打点!
広島“サイクル超え”の鈴木「自分にはまだ早い」 2日勝利で「M42」点灯
8/1(水) 21:48配信
7回、2ランを放ち、一走・菊池(右)の胸にタッチする鈴木(撮影・棚橋慶太)
「ヤクルト7−13広島」(1日、神宮球場)
広島打線が2013年以来、5年ぶりとなる1試合6本塁打(鈴木2発、丸、田中、菊池、バティスタ)など、16安打13得点でヤクルトを圧倒。2日のヤクルト戦で広島が勝てば球団史上最速でマジック42が点灯する。
鈴木は第3打席まで本塁打、二塁打、単打を放ち、史上68人目(73回目)のサイクル安打に三塁打を残して王手。そこから二塁打、本塁打と長打2本を放ち、5打数5安打7打点だった。
サイクルは逃した鈴木は「打席に入るまで意識していたんですけど、打席に入ったら忘れていて…。自分にはまだ早いかなと。機会があれば頑張ります。きょうは出来すぎ。まだまだ、試合もあるのでまた明日頑張ります」と“サイクル超え”に笑顔を見せていた。
さらに甲子園出場を決めた母校・二松学舎大付には「甲子園でしっかり暴れて欲しい」とエール。マジックについては「まだ8月、気は抜けない」と話していた。
試合前はヤクルト先発ブキャナン投手の好投と広島先発九里投手の粘りのピッチングで、ロースコアの展開かと思いましたが、終わってみれば大量得点で快勝となりました。
初回、ヤクルト先発ブキャナン投手から、鈴木選手がレフトスタンドへ先制の3ランを放ち、3−0とリードしました。
さらに2回、丸選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち4−0。松山選手のレフトオーバーのタイムリー2ベースで5−0。バティスタ選手のライト前タイムリーで6−0と主導権を握りました。
先発九里投手は低めへの変化球を集める粘りのピッチングを展開しました。しかし、2回裏、ヤクルト中村選手への初球をレフトスタンドへ運ばれ、6−1となります。九里投手にたまにある不用意な1球でした。
ところが、今日の広島打線は止まりません。3回表、ヤクルト2番手星投手から、田中選手がライトスタンドへソロホームランで7−1。さらに菊池選手がレフトスタンドへソロホームランで8−1とリードを広げます。
5回表にはヤクルト3番手風張投手から、鈴木選手がライトオーバーの2点タイムリーで10−1にします。
6回表はバティスタ選手が左中間スタンドへソロホームランを放ち、11−1とします。
7回表はヤクルト4番手の中澤投手から、鈴木選手がこの日2本目となる2ランホームランをバックスクリーンに叩き込んで13−1とし、ほぼ試合が決まったかに見えました。
しかし、7回裏、九里投手のスタミナが切れてきます。ヤクルト上田選手のファースト強襲のタイムリー内野安打で13−2。さらに山田選手が右中間へタイムリー2ベースで13−3となります。ドリヨシはここで九里投手は交代した方がいいと感じました。明らかに九里投手の表情が疲れており、球のキレがなくなってきてました。次の打者がバレンティン選手だけに、一発は避けなくてはならないところで、ここで交代と思いましたが、九里投手続投です。そして、バレンティン選手に左中間スタンドへさんランを浴びて、13−6と追い上げられます。これで試合がわからなくなってきました。続くヤクルト川端選手に四球を与えたところで、2番手アドゥワ投手に代わります。どう考えても交代のタイミングが遅いと感じました。
アドゥワ投手は8回裏、ヤクルト坂口選手のショートゴロの間に1点を失い13−7とされますが、9回裏はフランスア投手が抑え、ヤクルトに連勝しました。
今日は恐るべし広島打線ですね。1試合6本のホームランは5年ぶりらしいです。貯金は今季最多の18になり、2位読売に10.5ゲーム差になりました。明日勝てば球団最速でリーグ優勝へのマジックが点灯します。
その明日の先発は岡田投手です。前回阪神戦は3回4安打1失点でした。1失点ながらも、内容は不安定で、首脳陣も痺れを切らして3回で交代させられました。明日は不安を払拭するピッチングを期待したいです。ヤクルトは原投手です。7月は6試合に登板して防御率が1.04と好投しています。しかし、まだ広島からは勝てていません。明日も打線の援護で岡田投手に勝ちをつけて欲しいですね。
13回戦@神宮 広島6−3東京ヤクルト バティスタ選手V打!安部選手3打点!ジョンソン投手8勝目!
広島、8・2マジック点灯&緒方監督300勝も 7月は12勝5敗で終える
7/31(火) 22:12配信
8回、2ランを放ちナインとハイタッチする広島・安部=神宮球場(撮影・棚橋慶太)
「ヤクルト3−6広島」(31日、神宮球場)
広島が勝ち、月間成績を12勝5敗で7月を終えた。
最短で8月2日にマジックが点灯するが、緒方監督の通算300勝にもあと2勝としており、区切りの勝利でマジック点灯の可能性もある。
なお、広島監督で通算300勝以上は、古葉竹識711、山本浩二649、白石勝己581、三村敏之337、野村謙二郎321の5人。
試合は同点の六回にバティスタが適時二塁打を放ち、1点の勝ち越しに成功。八回には安部の4号2ラン、田中の7号ソロで3点を追加した。
投げては先発・ジョンソンは5回5安打2失点で8勝目(2敗)。4点リードの九回は中崎が1点を失い、なおも2死満塁でバレンティンを迎えたが二ゴロに打ち取り、逃げ切った。
勝ち越し打を含む2本の二塁打を放ったバティスタはヒーローインタビューを受け、「とにかく前へ飛ばす気持ちで打席に入りました。点が入ってすごくうれしいです。最近は調子がいい。3連覇、目指していきます」とコメントした。
7回までは1点を争う接戦でしたが、最終的には広島が寄り切ったゲームになりました。
広島は初回、ヤクルト先発の小川投手から、松山選手がセンター前へタイムリーで1点先制しました。
しかし、先発ジョンソン投手の立ち上がりが不安定で、その裏にヤクルト山田選手にセンター前へタイムリーで1−1の同点とされ、さらに川端選手にピッチャー強襲のタイムリー内野安打で1−2と逆転を許してしまいました。
ジョンソン投手は2回以降は安定したピッチングを展開し、5回を投げて5安打2失点でマウンドを降りました。内容を見ると、7回ぐらいまでは投げる事は可能だったと思いますが、代打の関係で降板となりました。
さて、打線は4回表、安部選手がセンターオーバーのタイムリー3ベースを放ち、2−2の同点に追い付きました。この前に、2塁ランナーだった鈴木選手の誤った走塁があったのですが、それを帳消しにするタイムリーでした。
さらに、6回表にはバティスタ選手がレフトフェンス直撃のタイムリー2ベースで3−2と逆転しました。目の覚めるような当たりで、ライナーでスタンドへ入るかという当たりでした。
投げては6回に一岡投手、7回には永川投手が0に抑えました。本当に永川投手の復活はカープのブルペン陣を助けてくれています。
8回表、安部選手が右中間スタンドへ2ランを放ち、5−2とリードを広げました。この2ランはかなり大きかったですね。今日は安部選手が3打点の活躍です。ここに来てようやく復調してきた感じですね。さらに、田中選手がバックスクリーンへソロホームランを放ち、6−2とします。
8回裏はフランスア投手が登板しましたが、ヤクルトバレンティン選手にはストレートで真っ向勝負して、空振り三振を奪いました。MAX157キロが出たのは驚きでした。まさに圧巻のピッチングでこの回を0に抑えました。
9回裏、抑えの中崎投手が登板しましたが、中崎劇場が展開されました。ヤクルト谷内選手にタイムリーを打たれ、6−3とされて、その後ヒットと内野安打で2アウト満塁の大ピンチで、迎えるバッターはヤクルトバレンティン選手です。一発逆転サヨナラの危機の中で、中崎投手と石原選手のバッテリーは徹底したインコース攻めを見せました。これが功を奏してセカンドゴロに打ち取り、試合が終わりました。
途中まではどちらが勝ってもおかしくない試合でしたが、勝負所で広島が押しきった感じでした。今日はバティスタ選手、安部選手の活躍が光りました。これで2位ヤクルトに9.5ゲーム差に広げました。最短であさって8月2日にもマジックが点灯します。ますます広島に勢いがついてきます。
明日の先発は九里投手です。前回阪神戦では4回8安打5失点で負け投手になっています。明日はリベンジに燃えていると思います。ヤクルトはブキャナン投手です。前回読売戦では7回途中8安打5失点ながら勝ち投手になっています。ドリヨシ的には広島打線はブキャナン投手を苦手としています。粘りの攻撃が必要かと思います。相性が良いのは鈴木選手です。主砲の一振りに期待しましょう。