2017年11月03日
ジャクソン投手が帰国
広島・ジャクソンが帰国 来季へ「戻って来たい」
11/3(金) 18:01配信
デイリースポーツ
広島のジェイ・ジャクソン投手が3日、帰国した。広島を離れる前、広島駅で取材に応じた。今季を振り返り「リーグ連覇を達成できたことは感慨深いこと。でもポストシーズンでは野球ができなかった」と話した。
今季も開幕からセットアッパーを任された。6月に一時、調子を落として配置転換されたものの復調して再び「勝利の方程式」メンバー入り。60試合に登板し2勝2敗、防御率2・03で2年目のシーズンを終えた。
昨季オフに単年契約を結んだ。カープへの思いを報道陣から問われると「(プレーする)機会を与えてもらえるならうれしい。ここに戻ってきて、心の通ったメンバーと戦いたい」と話した。
今年もジャクソン投手はよく頑張りました。今シーズンは途中で調子を落とすこともありましたが、セットアッパーとして十分活躍したと思います。60試合に登板して防御率2.03は素晴らしい成績です。相手打者を片付けた後、ベンチに戻る時の「ジャクソンスマイル」は最高です。おそらく来季も契約すると思いますが、3連覇に必要な存在であるのは間違いないです。
船越選手がユーティリティープレーヤーに挑戦!
広島・広瀬コーチ、船越に“三刀流”サポート 捕手から内外野も準備
11/3(金) 8:45配信
スポニチアネックス
広島が2日、マツダスタジアムで秋季練習2日目を行い、新任の広瀬純外野守備走塁コーチ(38)が、この日から外野守備練習を始めた船越涼太捕手(23)に熱血指導。内野手も含めた“三刀流”を目指す若武者を、全面サポートする。
身ぶり手ぶりが、しだいに激しくなっていく。広瀬外野守備走塁コーチが、緒方監督の命を受けて外野守備に挑戦した船越に、マンツーマンで、熱く、熱く指導した。
「ボールに差し込まれてしまって背走も捕球体勢もまだまだ。初めてだというし、これから慣れるしかない。いくらでもサポートはする」
自身の現役最終年だった昨年、2軍でともに汗を流した後輩に遠慮はしない。10年にゴールデングラブ賞を受賞した名手は、外野手としても一人前となるように根気強く付き合っていくつもりだ。
捕手が本職で、外野手は「ほぼ未経験」という船越も、丸から譲り受けたグラブを手に飛球を必死で追った。
「難しかった…。ただ幅を広げるために提案してもらったこと。しっかりやりたい」
定評ある打力を生かすのが狙いだ。プロ2年間で1軍戦出場は1試合のみ。昨年7月12日の巨人戦で代打で中前打した。しかし捕手に就いた経験は無い。1日の打撃練習中に緒方監督から、捕手だけでなく内野も外野も守れるように指示を受けていた。
「人より2倍、3倍練習しないと。監督は自分をどうにかしようとしてくれているのだと思う。モチベーションにつながる」
市立柏では遊撃手だった。同学年の巨人・宇佐見が正捕手。社会人の王子へ進み、捕手転向した。「宇佐見には負けたくない」とライバル心を燃やしていたが石原、会沢の先輩の壁は分厚く、今ドラフトでも鳴り物入りで1位・中村(広陵)が入ってくる。生き残る術として一つでも多く武器を身につけておいて損することはない。
「簡単に譲るわけではないけど、大スターが入って来る。自分の居場所をいかにつくるのかということも考えないと」
捕手から完全転向するわけではないが、過去にプロ野球界でも捕手から外野手への成功例は枚挙にいとまがない。石嶺和彦、和田一浩、飯田哲也、関川浩一、礒部公一、岡島豪郎…。広瀬コーチと二人三脚での挑戦が始まった。 (柳澤 元紀)
坂倉選手と今年のドラフトで獲得した中村奨成選手が台頭してくる中、船越選手が生き残りをかけた挑戦が始まりました。ピッチャーを除く8つのポジションを守れるようにするという事は至難の技だと思いますが、船越選手にはその器用さはあるのではないかと感じてます。高校時代はショートを守っているので、内野の守備は早いうちにクリア出来るでしょうが、外野の守備は初めてになるので、ある程度時間が必要でしょう。
広島にいたユーティリティープレーヤーでは、やはり今は亡き木村拓也選手ですね。内野も外野も守れる上にスイッチヒッターでしたからね。記憶に残る選手です。あとは木村昇吾選手ですね。彼が守備につく時はベンチから全力で駆けて行くのがとても好感が持てました。
船越選手もW木村選手に負けないように頑張って欲しいですね。挑戦するからには12球団一のユーティリティープレーヤー目指してください!船越選手のバッティングセンスを生かす唯一の選択です。
2017年11月02日
坂倉選手、来春一軍キャンプに向けて猛アピール!
広島・坂倉 アピールの秋 来春1軍キャンプへ ドラ1・中村に負けん!
11/2(木) 9:00配信
デイリースポーツ
広島の坂倉将吾捕手(19)が1日、秋季キャンプでアピールし来年の春季キャンプ1軍メンバー入りを誓った。投手19人、野手19人の計38人が参加する秋季キャンプ。自らのレベルアップを図りながら、来季へ向けて首脳陣へ好印象を与える構えだ。また、この日からマツダスタジアムで秋季練習が始まり、秋季キャンプに参加する38選手が約4時間の練習を行った。
自らのレベルアップを目指す15日間は、来年の1軍春季キャンプ参加をかけた戦いでもある。坂倉はそれを自覚し言葉をつむいだ。「春季キャンプに呼ばれるように、良い印象を与えられたらいい」。静かな口調の中に闘志をにじませた。
ウエスタンでは99試合に出場。打率はリーグ2位の・298を残した。9月21日に1軍初昇格。同30日のDeNA戦では高卒1年目としては13年の鈴木誠也以来となるプロ初安打初打点を記録した。
10月のみやざきフェニックス・リーグでは、10試合で打率・412をマークした。だが変化球への対応に課題が出たことで「いろんなボールに対して、広角に打てるように」とスイングを改良中。この日から始まった秋季練習では、東出打撃コーチの助言を受けながらバットを振った。
来季からはライバルが増える。10月26日のドラフト会議で広島は、同じ捕手の広陵・中村を1位指名した。「まずは自分がやることをやっていきたい。でもお互いに刺激しながらやっていければ」。同ポジションを争うことになるが、切磋琢磨(せっさたくま)しながらの成長を口にした。
非凡な打撃センスと野球に取り組むストイックな姿勢は、首脳陣から期待を集める。実り多き秋にするために、日南の空の下で汗を流す。
坂倉選手の来季がすごく楽しみです。野球に対する姿勢は、鈴木誠也選手に似ているのではないでしょうか。秋のフェニックスリーグでは打率.412をマークしており、打てるキャッチャーをアピールしています。まだバッティングには粗さがありますが、そこを修正していけば、一軍スタメンも遠くないと思います。そして、ドラフトで中村奨成選手が入って来ます。良きライバルが入ってきますので、坂倉選手も一層頑張ることでしょう。とにかくケガだけは気をつけて欲しいものです。
2017年11月01日
今年は広島らしいドラフト
広島らしいドラフト、育て上げて黄金時代へ
11/1(水) 16:04配信
スポーツ報知
終わってみれば、広島らしいドラフトだった。6選手中高校生が4人に、大学生2人。社会人はゼロで全員が将来性を見込んでの指名。1位で地元・広陵高の中村奨成捕手(18)を2球団の競合の末に獲得すると、2位で熊本工の152キロ右腕・山口翔(18)。3位のケムナ・ブラッド・誠(22)=日本文理大=は大学生だが、即戦力というよりは将来性を買っての指名だ。
以下、4位の永井敦士外野手(18)=二松学舎大付高=、5位の遠藤淳志投手(18)=霞ケ浦高=、平岡敬人投手(22)=中部学院大=と、これでもかと素材型を並べた。超高校級捕手と評判の中村も、出てくるまでに3、4年はかかるだろう。
裏を返せば、来季も現有戦力で十分に戦えるということ。戦わねばならないということ。確かにカープのレギュラー陣は若い。「タナキクマル」、鈴木誠也、安部友裕ら主力は20代後半。投手陣も薮田や岡田ら伸び盛りの年代の選手がそろい、来季いきなり働けなくということは考えづらい。
今年のドラフトの狙いは明白。「その次の世代」を見据えた補強だ。実は来季から、今の主力が続々と国内FA権を獲得する。
【2018年】松山、丸。
【2019年】会沢、菊池、今村、野村
【2020年】田中
【2021年】大瀬良、九里、中崎
(主な選手のみ。順調にシーズンをすごした場合の最短での取得年)
カープはこれまで主力のFA流出に泣いてきた歴史がある。当時とは状況が激変したとは言え、備えておく必要がある。今季、ファームでも26年ぶりに優勝を遂げた。2年目の坂倉や、高橋昂也ら次世代を担う若手も育ってきている。育成に定評のある広島は、育て上げて黄金時代を作る。
(記者コラム 広島担当・角野 敬介)
今年の広島のドラフトは獲って育てるという球団の方針がしっかり表れていますね。それもドラフトの6人と育成ドラフトの3人はどれもポテンシャルが高く、将来が楽しみですね。しかし、来年から国内FA権を取得する主力選手が出てくるという、ファンにとっては心配な時期がやってきます。広島は過去のいわゆる暗黒時代に、川口投手、江藤選手、金本選手、新井選手らが他球団へ流出し、悲しい思いをした事があります。タナキクマル、鈴木誠也選手、松山選手や會澤選手に次ぐ、次世代で活躍出来る選手を育て上げるのは球団にとっては必須課題でしょう。まあ、あの暗黒時代とは違って、今はファームにも素晴らしい選手がいるので、しばらくは広島は安泰だと思います。