2022年01月17日
カープの2022年最新メンバーリスト
広島・攻撃の大きなマイナスを補うには総力戦【2022最新メンバーリスト】
1/17(月) 11:00
配信
週刊ベースボールONLINE
いよいよ2022年がスタート。各チームの補強も最終段階に入ろうとしている。ここでは最新メンバーリストを戦力分析とともにお届けする。
※情報は2022年1月9日現在
鈴木が抜けた場合の穴の大きさは計り知れない。四番候補・マクブルームは打線にハマるか
[2021年成績]セ4位 63勝68敗12分、打率.264、防御率3.81
ポスティング申請中の鈴木誠也の去就が1月9日現在も未定だが、鈴木清明球団本部長は「向こう(MLB)に行く前提で進めている」として春季キャンプ不参加の方針を示した。佐々岡真司監督も、鈴木のいない攻撃陣の整備に努めていく。
「四番」「正右翼手」両方の穴を埋めるのは簡単なことではないが、新戦力の四番候補としては、昨季3Aながら32本塁打のマクブルームを獲得。ただ、外国人は日本野球への対応力が未知数ということもあって、指揮官もほかに「西川(西川龍馬)、坂倉(坂倉将吾)、林(林晃汰)あたり」と名前を挙げ、競争の中で理想とする「固定」できる形を見つけていく。また、マクブルームの本職が一塁ということもあって、起用ポジションのやりくりも考えどころだ。
試行錯誤が必要な攻撃陣に対して、九里亜蓮、大瀬良大地の2人がFA権を行使せず残留した先発陣はコマがそろう。あとは抑え・栗林良吏へとつなぎ役を確立させられるか。ドライチ・黒原拓未、ドラ2・森翔平の新人左腕コンビの台頭も待たれる。
佐々岡監督も就任3年目を迎え、そろそろ結果がほしいところ。投打一丸となって現状を打破する。
担当記者のこの男の“ココ”に注目! 坂倉将吾
捕手/#31
攻守でチームの中心選手へ
新助っ人と並びこちらも四番候補だ。昨季、鈴木誠也に次ぐリーグ2位の打率.315と、持ち前の力強い打撃を見せつけた。守っては三塁に挑戦しつつ、「捕手で勝ちたい」と本職へのこだわりも。攻守でチームを支えていく。(Sg)
広島東洋カープ 2022 メンバー表
注釈:○=新加入、△=移籍、◇=去就未定(ポスティング申請中)、★=21年オフに支配下から育成、名前横は背番号、空欄は未定
【監督】
88佐々岡真司
【一軍コーチ】
79河田雄祐、72東出輝裕、△89小窪哲也、83朝山東洋、91迎祐一郎、△87高橋建、82横山竜士、76倉義和
【二軍監督】
71高信二
【二軍コーチ】
90玉木朋孝、93赤松真人、92森笠繁、75廣瀬純、73小林幹英、74永川勝浩、84植田幸弘
【三軍統括コーチ兼 矯正担当】
78畝龍実
【三軍投手コーチ強化担当】
86菊地原毅
【投手】
11九里亜蓮、12大道温貴、13森浦大輔、14大瀬良大地、○16森翔平、17岡田明丈、18森下暢仁、19野村祐輔、20栗林良吏、21中崎翔太、23薮田和樹、○24黒原拓未、26中田廉、28床田寛樹、29ケムナ誠、30一岡竜司、34高橋昂也、36塹江敦哉、39菊池保則、41矢崎拓也、43島内颯太郎、○45松本竜也、46高橋樹也、47山口翔、48アドゥワ誠、53小林樹斗、57田中法彦、58藤井黎來、65玉村昇悟、66遠藤淳志、67中村祐太、97フランスア、98コルニエル、○アンダーソン、○ニック・ターリー
【育成投手】
★120行木俊、○122坂田怜、125戸田隆矢、○126新家颯、○128中村来生
【捕手】
22中村奨成、27會澤翼、31坂倉将吾、32白濱裕太、40磯村嘉孝、62石原貴規、○64高木翔斗
【育成捕手】
121二俣翔一、123持丸泰輝
【内野手】
00曽根海成、0上本崇司、2田中広輔、6安部友裕、7堂林翔太、33菊池涼介、35三好匠、44林晃汰、51小園海斗、54韮澤雄也、56中神拓都、61矢野雅哉、69羽月隆太郎、○ライアン・マクブルーム
【育成内野手】
○127前川誠太
【外野手】
◇1鈴木誠也、5長野久義、37野間峻祥、38宇草孔基、49正隨優弥、○50中村健人、○52末包昇大、55松山竜平、59大盛穂、○60田村俊介、63西川龍馬
【育成外野手】
124木下元秀
週刊ベースボール
3年連続Bクラスという、選手の皆さんにとっても我々ファンにとっても、もどかしいシーズンを送ってきました。
今季はチームの要で主砲の鈴木誠也選手が抜けて、戦力的にかなりのダウンになるのは間違いないでしょう。しかし、若手選手の台頭もあり、鈴木選手の抜けた穴は現有戦力でカバー出来ると思います。いや、むしろチームの総合力はアップするのではないかと思います。
投手陣は先発はエースの大瀬良投手、九里投手、森下投手の3本柱を中心に、床田投手、高橋昂也投手、玉村投手とローテーションがそろいます。中継ぎも森浦投手、大道投手、ケムナ投手、塹江投手、高橋樹也投手、島内投手とコマがそろってきました。ここにリーグ3連覇を支えてきた中田投手、一岡投手、中崎投手ら中堅の投手が復活すれば、鬼に金棒です。抑えの栗林投手にしっかりつなぐ事が出来れば、僅差のゲームも勝ち切れるようになります。さらに、新戦力のドラ1黒原投手、ドラ2森投手、新外国人のアンダーソン投手、ターリー投手らも機能すれば、カープは投手王国になりそうです。
攻撃陣では、鈴木誠也選手の抜けた穴を埋めるのは、若手選手らの力の集結で十分カバーできると思います。新外国人のマクブルーム選手はアメリカ3Aでホームランを量産していますが、日本の野球に対応出来るかどうか未知数なので、ドリヨシはオプションとして考えています。現有戦力として、野間選手、宇草選手、林選手、羽月選手、正随選手、大盛選手らの活躍が不可欠です。というか、今季はブレイクしそうな予感がします。これに新戦力のドラ3中村健人選手、ドラ6末包選手の長打力も魅力的ですし、これに中堅クラスの田中広輔選手、安部選手、堂林選手、菊池涼介選手、さらにベテランの松山選手、長野選手が加わって来れば、12球団でも最強の布陣になるのではないでしょうか?
チームの総合力は12球団でもトップクラスだと思います。あとはこれらの選手をうまく起用する首脳陣の采配次第ではないでしょうか?
佐々岡監督の3年目のシーズン、そろそろ答えを出さなくてはなりません。2022年シーズンは我らが広島東洋カープの栄光のシーズンにしようではありませんか!