2021年12月24日
我らがレジェンド、最強助っ人のクリス・ジョンソン氏インタビュー(その4)
「初日から100球を投げ込む投手を見て驚いたが…」K.ジョンソンが振り返る日本で成功を収めた理由【INTERVIEW#4】
12/24(金) 12:01
配信
広島アスリートマガジン
通訳の西村公良氏はK.ジョンソンの日本での生活を支える良きパートナーだった(写真は2015年9月10日のお立ち台)。
現役引退表明から約3カ月後、アメリカの自宅でPCを通して届けられたK.ジョンソンの言葉。それは6年間在籍したカープ、そして家族と共に暮らした広島への思いに溢れたものだった。引退の決断した理由、カープでの思い出、石原慶幸・西村公良への思い、そして今のカープへのメッセージ……。1時間を超える独占取材で、最強助っ人左腕が思いの限りを、引退後、初めて告白した。(全5回のうち4回目・取材は11月上旬)
◆成功する秘訣はオープンマインドでいること
(3回目から続く)
─2016年に沢村賞を獲得し、外国人投手では球団最多の57勝など数々の記録を残されました。日本で成功を収めるために心がけていたことはありますか?
「ひとつ確実なのは“オープンマインドでいた”ことです。今でも覚えているのは来日1年目の春季キャンプ。そこで行われていた練習は、それまで経験してきた春のキャンプとは全く違うものでした。ストレッチのメニューやキャッチボールのやり方も含めてです。そしてブルペンでは、初日から100球を投げ込む投手を見て驚いたものです。ただ、そこで大事なのは“違い”を受け入れることです。違うことを怖がらずに、まずは挑戦する気持ちを持って、取り入れたほうが良いものがあれば、取り込んできました。この何事にもトライしてみる気持ちがないと成功は難しいのではないかと思います。また、私生活では、日本にいた6年間、家族でいろんなところに出かけました。言葉が分からない、暮らしのスタイルが違うからと家にいて何もしないのでは良い気分転換はできません。行きたいところがあれば、自分たちの力で行き、その街の雰囲気にふれてきました。球場でも私生活でもオープンマインドでいることが一番大切だと思いますね」
─6年間、通訳を担当された西村(公良・球団通訳)さんの存在も大きかったのではないでしょうか?
「キミはお兄ちゃんのような存在です。いろんなことを2人で経験してきたので、個人通訳と呼んでもいいくらいです(笑)。自分たち家族のことを考え、どんな時もサポートしてくれました。長女が生まれたての頃、遠征先で、ミルクを冷やすドライアイスが急遽必要になったことがありました。その時、キミが探し回って持ってきてくれました。あの日のことはよく覚えています。また、球場では、試合前に必ず一緒にランニングをしてくれました。外野を走りながら、いろんな笑い話をしたり、愚痴を聞いてくれました。今では良い思い出です。話し出したらキリがないほど、キミとはたくさんの思い出があります。それほど自分にとってかけがえのない存在でした」(続く)
取材協力/J SPORTS
◆Kris Johnson(クリス・ジョンソン)
1984年10月14日生・アメリカ出身。37歳。ウィチタ州大-パイレーツ-ツインズ-広島。2015年シーズンにカープに入団。来日初登板で1安打無死球の準完全試合を達成。以降も先発ローテの柱として登板を重ね、この年14勝。防御率1.85で最優秀防御率のタイトルを獲得した。2年目の2016年は開幕投手を務め、自己最多の15勝。外国人では2人目となる沢村賞を獲得。シーズン後には3年契約を結んだ。2017年は6勝に終わるも、2018年からは2年連続で2桁勝利を記録。2020年は0勝に終わったが、6年間で球団の外国人投手では最多となる通算57勝をあげ、左腕エースとして活躍した。2020年シーズンオフにカープを退団。2021年8月18日に球団を通して現役引退が発表された。
広島アスリートマガジン編集部
ジョンソンさんが日本で成功した要因は、日本での野球の練習法を受け入れたのがありますね。ピッチャーの調整方法一つにしても、アメリカと日本では大きく違うと思います。ジョンソンさんはそんな違いを恐れることなく、自身で取り入れ可能なものは取り入れて、日本の野球に馴染んできました。
また、ジョンソンさんの家族も、異国の地で孤立しそうで心配ですが、いろいろなところへ出かけたりして、日本の環境に馴染んできました。ジョンソンさん夫妻が広島市の市街地でよく目撃されていたのは有名な話です。
そんな日本の環境に馴染ませるのに、西村通訳の働きが大きかったと思います。公私にわたっていろいろ尽力された西村通訳の存在を、我々ファンは絶対に忘れてはなりません。
ジョンソンさんは広島の眼鏡店のコマーシャルにも出演されていましたが、眼鏡をかけたジョンソンさんも、かなりかっこいいなと感じたドリヨシでした。
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楽天に移籍し今季限りで現役引退した下水流選手が広島2軍マネージャーに就任へ!
広島 下水流昂氏が2軍マネジャーに
12/24(金) 13:47
配信
日刊スポーツ
広島時代の下水流昂(2018年8月10日撮影)
広島は24日、元広島で今季限りで現役を引退した楽天の下水流昂外野手(33)が、来年1月1日付で球団職員となることを発表した。ファーム管理課に所属し、2軍マネジャーを務める。
下水流は横浜−青学大を経て、ホンダから12年ドラフト4位で広島に入団し、19年シーズン中に三好とトレードで楽天に移籍。今季オフに戦力外となっていた。
下水流さんがカープに球団職員として復帰することが決まりました。下水流さんの真面目さとしたたかさが買われたのでしょうか。
下水流さんで思い出すのは、ドリヨシの記憶が確かならば、2018年7月のマツダスタジアムでの読売戦、延長10回裏、1点ビハインドで2アウト1塁の場面、敗色濃厚かと思われていましたが、下水流選手が読売マシソン投手からライトスタンドへ逆転サヨナラ2ランを放ちました。この場面はドリヨシも鮮明に記憶に残っています。
来年1月1日付けで球団職員として、新たな人生をスタートさせますが、きっと気の利いた、細かなところまで目が届く素晴らしいスタッフになると思います。
今村投手が現役引退を表明。
広島を戦力外の今村が現役引退 22日に球団に報告
12/23(木) 20:59
配信
東スポWeb
広島・今村猛(東スポWeb)
広島から戦力外通告を受けた今村猛投手(30)が現役引退を決断したことが23日、わかった。前日22日にマツダスタジアムを訪れ、松田元オーナーに報告したという。
今村は10月14日に戦力外を通告された。12球団合同トライアウトには参加しなかったが、現役続行の意思を示し他球団からのオファーを待った。
しかし、22日までに連絡がなく、球団幹部によれば今村は「オファーがなかったので、次のことを考えます」と話したという。
清峰高(長崎)から2009年のドラフト会議で1位指名されて広島に入団した今村は1年目の10年から12年間で431試合に登板し、21勝30敗36セーブで防御率3・46。今年はプロ入り後、初めて一軍の登板がなかった。
東京スポーツ
ドリヨシは、今村投手がなぜ戦力外になったのか、今だに理解できません。今村投手はリーグ3連覇に貢献したリリーフ右腕です。その後は確かに不振に悩んでいましたが、ポテンシャルが高いピッチャーですから、必ず復活すると信じていました。それだけに、球団の判断に対して疑問が残ります。
今村投手は記憶に残るピッチャーでした。1軍のデビュー当時、キレのある速いストレートで相手打者を次々と三振に打ち取る姿に、ドリヨシはしびれました。
今村投手は今後も広島に滞在するそうです。ドリヨシ的には、野球解説者になったらいいかなと思います。特に、RCC中国放送が野球解説者が不足しているみたいなので、どうでしょうか。今村投手はまだ若いですから、いろいろな事にチャレンジ出来ると思います。なので現役時代に出来なかった事を思いきりやってみたらいいですね。
今村投手、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。