2021年10月29日
24回戦@マツダ 広島4−1東京ヤクルト 九里投手5回1失点粘投で13勝目!リーグ最多勝確定!栗林投手36セーブ目!
広島・九里が中4日5回1失点の粘投で13勝目! 最多勝も確定
10/29(金) 21:31
配信
ベースボールキング
広島・九里
◆ 粘りの投球で最少失点に抑える
広島の九里亜蓮が5回を1失点に抑え、リーグトップタイの13勝目を手にした。
今季のセ・リーグ最多勝を目指す九里は、中4日で29日のヤクルト戦に先発登板。2回に、連打と四球などで満塁のピンチを迎えると、2番・宮本丈の犠牲フライで先制点を与えたが、九里を援護したい打線が4回裏に奮起。先頭の3番・小園海斗が同点ソロを放って追いつくと、ヒットを打った坂倉将吾を塁に置いて、6番・菊池涼介が適時打二塁打を放ち、一気に勝ち越した。
九里は勝ち投手の権利がかかる5回を三者凡退に仕留めると、その裏の打席で代打を送られて降板。打線が6回にも2点を加えると、ケムナ誠、バード、森浦大輔、島内颯太郎、栗林良吏の継投でリードを守り抜いた。
九里は中4日のタイトなスケジュールの中で5回を99球、1失点と粘り、阪神の青柳晃洋と並ぶ13勝目をマーク。すでに阪神は最終戦を終えており、自身初となる最多勝のタイトル獲得が決定した。
BASEBALL KING
今日は九里投手が中4日と満を持しての登板となりました。九里投手は投げる上でのスタミナは元々ありますが、それでも中4日はしんどいだろうと思いつつ、心配しながら見守っていました。今日は立ち上がりから苦しいピッチングを強いられました。
2回表、1アウト満塁からヤクルト宮本選手のレフトへの犠牲フライで先制点を奪われました。3回以降もランナーを得点圏に背負う苦しいピッチングが続きましたが、粘りのピッチングで追加点を許しませんでした。24日の阪神戦から中4日のマウンドで、5回99球を投げて1失点の粘りのピッチングをして、勝利投手の権利を手にしました。
打線はヤクルト先発の奥川投手の前に3回まで抑えられていましたが、0−1で迎えた4回裏、先頭の小園選手がライトスタンドへソロホームランを放ち、1−1の同点に追いつきました。1アウト後、坂倉選手がセンター前ヒットで出塁すると、盗塁で2塁を陥れました。ヤクルトバッテリーのスキを突く盗塁は、かなりダメージを与えたのではないかと思います。そして菊池涼介選手がレフト線へのタイムリー2ベースを放ち、2−1と逆転しました。
さらに6回裏は、カープらしい攻撃が見られました。先頭の小園選手が右中間への2ベースで出塁。続く西川選手がファーストへ絶妙なドラッグバントを決め、1塁ベースカバーに入ったヤクルト吉田選手の捕球ミスで2塁ランナーの小園選手が生還し、3−1と貴重な追加点が入りました。さらに1アウト3塁から菊池涼介選手のサードゴロの間にランナーが生還し、4−1と、試合の主導権を握りました。
投手陣は6回から継投に入り、6回はケムナ投手とバード投手。7回は森浦投手。8回は島内投手、そして9回は栗林投手が締めて、4−1で勝利しました。
これで九里投手は13勝9敗となり、阪神青柳投手と並びセ・リーグ最多勝のタイトルを確定させました。おめでとうございます!立ち上がりの九里投手を見ると、今日はダメかなとドリヨシは感じましたが、九里投手の勝ちたいという気持ちと、野手陣が九里投手に勝ちをつけるために必死でした。単なる消化試合ではありませんでした。昨日に続いてナイスゲームでした。
さて、次の試合が今季最終戦となります。11月1日に神宮でヤクルト戦です。鈴木誠也選手の打率と本塁打の二冠なるか?そして栗林投手の新人シーズン最多セーブタイの37なるか?と、見どころ満載です。今季最終戦、全力で応援しましょう!
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25回戦@マツダ 広島7−0横浜DeNA 大瀬良投手2年ぶりの完封で10勝目!鈴木誠也選手首位打者へ前進!
広島大瀬良が今季初完封「周りに感謝」黒田以来の球団大卒5度目2桁勝利
10/28(木) 22:25
配信
日刊スポーツ
広島対DeNA お立ち台で両手を広げて10勝を表す大瀬良
<広島7−0DeNA>◇28日◇マツダスタジアム
広島大瀬良大地投手が今季初完封&完投で、2年ぶりの2桁勝利となる10勝目を挙げた。
直球と多彩な変化球を両サイドに集め、的を絞らせず、今季最多127球の熱投でDeNA打線を6安打に封じた。目標の規定投球回にも達した。今季途中に故障離脱もあっただけに「たくさんの人に支えてもらった。本当に周りの人に感謝したい」。球団の大卒で5度目の2桁勝利は、8度記録した黒田以来2人目の快挙だ。
今日は大瀬良投手のエースらしい、粘りのピッチングで見事完封勝利しました。アッパレですね。
今季最多の127球を投げて、2019年8月2日の阪神戦以来、2年ぶりの完封勝利です。今日で10勝目を挙げ、2年ぶりの二桁勝利と規定投球回到達も達成しました。4月に右ふくらはぎを痛め、約1か月半の離脱がありながら、エースとして最低限の仕事を果たしました。
今日の大瀬良投手も決して良くはありませんでしたが、キャッチャーの會澤選手の好リードと、バックの固い守りにも助けられて、スコアボードに0を並べました。大瀬良投手にとっては今夜が今季ラスト登板でしょうが、最高の結果になって良かったですね。しかしなから、大瀬良投手自身は今季に関してはやはり悔しい思いが強いと思います。この悔しさを来季にぶつけて、2022年シーズンは最多勝、最優秀防御率、最多奪三振のタイトルを総なめして欲しいと思います。
打線はDeNA先発の京山投手の前に、5回まで無得点に抑えられていました。しかし、6回裏に打線が一気に爆発しました。ノーアウト1、2塁から坂倉選手がセンター前タイムリーを放ち、1−0と先制しました。なおノーアウト満塁から、代打鈴木誠也選手がライト前タイムリーを放ち、2−0。鈴木誠也選手の打率は.319となり、首位打者に大きく前進しました。なおノーアウト満塁から會澤選手がレフト前に2点タイムリーを放ち、4−0。ここでDeNAは2番手の櫻井投手に代わります。なおノーアウト満塁から宇草選手が押し出しの四球を選び5−0。さらに2アウト満塁から西川選手が技ありのレフト前に2点タイムリーを放ち、7−0とし、このイニング打者12人の猛攻で一挙7点を挙げました。
今日の野手陣は、大瀬良投手に勝ちをつけるために一致団結していた感じがしました。既に4位が確定しており、ある意味消化試合になりそうでしたが、そんな雰囲気はありませんでした。ナイスゲームだったと思います。
さて、明日は今季マツダスタジアムでの最終戦のヤクルト戦です。カープの先発は九里投手です。明日勝利すれば、リーグトップの阪神青柳投手と並び、最多勝のタイトルが確定します。ヤクルトは奥川投手です。二桁勝利がかかる試合です。もし、二桁勝利した場合には、新人王候補に名乗りを上げることになりますので、カープは何が何でも勝たなければなりません。全員一丸となって、勝利を掴み取りましょう!