広島が連勝 大瀬良が６勝目を挙げ自身４連勝 栗林は２１セーブ目
8/27(金) 21:46
配信
デイリースポーツ
先発し、力強く投げる大瀬良（撮影・田中太一）
「広島６−４阪神」（２７日、マツダスタジアム）
広島が阪神に競り勝ち、２連勝でカード初戦を制した。
先発・大瀬良は６回６安打２失点（自責点１）。二回、ロハスに先制ソロを浴び、三回は味方の失策で２点目を許した。だが続く１死満塁のピンチで大山を二ゴロ併殺。序盤の窮地を１点でしのいだ。三者凡退は初回のみで五回を終えて９０球と球数を要したが、粘って６勝目。これで後半戦は負けなしの３勝で、前半戦から自身４連勝とエースが勢いに乗ってきた。
打線は０−２の三回、西川の適時打で１点をかえし、五回は坂倉が同点適時打。なおも１死二塁から、菊池涼が中越え適時二塁打を放って勝ち越した。１点リードの七回には鈴木誠の２点適時二塁打で、中押しに成功。八回に登板したコルニエルが２点を失って１点差に迫られるも、直後に代打・石原にソロが飛び出して、再び流れを引き寄せた。九回は守護神・栗林が１死二、三塁のピンチを招いたものの無失点で切り抜け、２１セーブ目をマークした。
流れがカープに来たり阪神に来たりとシーソーゲームの展開でしたが、最後はなんとか逃げ切って、昨日に続いて連勝となりました。
先発の大瀬良投手は、６回を投げて６安打５奪三振２失点の粘りのピッチングを展開しました。
大瀬良投手は２回表、２アウトから阪神ロハス選手にレフトスタンドへ先制ソロホームランを浴びて０−１。３回表はノーアウト１、２塁のピンチで、阪神中野選手の打球をファースト松山選手がダイビングキャッチするも、１塁へ悪送球し、その間に追加点を奪われ、０−２とされました。しかし、なお１アウト満塁の大ピンチで、阪神大山選手をセカンドゴロ併殺に打ち取り、ピンチを脱しました。この併殺はカープにとっては大きかったですね。
味方が３−２と逆転した直後の５回表は再び２アウト１、３塁のピンチを迎えましたが、阪神大山選手をサードゴロに仕留めて無失点に抑えました。３者凡退は１回表のみで、ボール先行の場面もあった中、粘りの102球のピッチングでした。本当に今日はよく粘ったと思います。
７回からは継投にはいり、７回表は島内投手が無失点に抑えました。しかし、８回表、コルニエル投手が阪神代打糸井選手に２点タイムリーを浴びて５−４とされました。コルニエル投手はこれで２試合続けての失点となりました。コルニエル投手は変化球の精度を上げていかないといけませんね。
９回表は守護神の栗林投手が登板しましたが、１アウト２、３塁の一打同点のピンチを背負いましたが、阪神サンズ選手を空振り三振。大山選手をサードゴロに仕留めて、試合が終わりました。
打線は２回まで阪神先発の西勇輝投手に無得点に抑えられていましたが、３回裏、２アウト１塁から西川選手がレフト線へタイムリー２ベースを放ち、１−２としました。実はこの前、先頭の林選手が相手エラーで２塁へ出塁しましたが、牽制でアウトになるミスを犯していました。それだけにこの１点は大きかったですね。
４回裏はノーアウト２塁から坂倉選手がライト前タイムリーを放ち、２−２の同点に追いつきました。さらに１アウト２塁から菊池涼介選手がセンターオーバーのタイムリー２ベースを放ち、３−２と逆転しました。
７回裏は阪神２番手のアルカンタラ投手を攻め、１アウト１、２塁から鈴木誠也選手が左中間を破る２点タイムリー２ベースを放ち、５−２としました。鈴木選手が勝負強くなってきた感じがします。昨日の２本のホームランが復調のきっかけになったかもしれません。
５−４と追い上げられた直後の８回裏、阪神４番手の及川投手を攻め、代打石原選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち、６−４としました。このホームランは効きましたね。石原選手は思い切りのいいバッティングをしますので、一発長打も期待できます。
これでカープは連勝です。接戦を競り勝ったのも大きかったですね。これでチームに勢いがついたかもしれません。
明日のカープの先発は野村投手です。久しぶりの先発です。久しぶりに登板した時のピッチングはかなりいいので、明日は期待していいと思います。阪神は村上投手です。昨年のドラフト５位で、東洋大から阪神に入団しました。が、防御率19.29ですから、今のカープ打線なら、序盤からしっかり攻略してくれるでしょう。明日も一戦必勝で頑張って欲しいです。
