2021年08月20日
13回戦@マツダ 広島5−4東京ヤクルト 4点ビハインドを一気に逆転!栗林投手20セーブ目!
広島、4点差大逆転で本拠地5連勝 五輪戦士躍動 栗林は新人7人目の20S
8/20(金) 21:17
配信
デイリースポーツ
6回、勝ち越しとなる右犠飛を放つ代打・松山(撮影・立川洋一郎)
「広島5−4ヤクルト」(20日、マツダスタジアム)
広島が鮮やかな逆転勝ちで2連勝。五回を終えて0−4の劣勢を跳ね返し、マツダスタジアムでは前半戦から5連勝となった。
五回まで2安打に封じられていたヤクルト先発・田口を六回に捉えた。先頭・菊池涼が8号ソロ。打線を活気付けると、無死一、二塁で長野の遊ゴロが相手失策となり、その間に1点を追加。さらに小園が適時打でつなぎ、無死一、二塁から4番・鈴木誠が左前へ同点適時打。その後、松山の右犠飛で勝ち越しに成功し、一挙5点を奪った。
東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」で金メダル獲得に貢献した菊池涼と鈴木誠は、それぞれ後半戦初打点をマーク。先発・九里が5回4失点と崩れたが、六回からは小刻みな継投でしのぎ、最後は守護神・栗林が三者凡退で節目の20セーブ目を挙げた。新人投手の20セーブ達成は史上7人目となった。
5回までは閉塞感バリバリの重苦しい試合展開でしたが、6回に見事な逆転劇を見せ、逃げ切った勝利となりました。
先発九里投手は今日も打ち込まれました。ゾーンで勝負する中で、ヤクルト打線に早いカウントから打ちに来られる展開となりました。
2回表は先頭のヤクルト村上選手に、バックスクリーン左へソロホームランを浴びて0−1。3回表はヤクルトルーキーの元山選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて0−2。4回表は1アウトから再びヤクルト村上選手にライトスタンドへソロホームランを浴びて0−3とされました。前回登板した阪神戦でも今季最多の3被弾を含む4回10安打7失点でKOされていました。これで4登板連続2被弾以上を許し計10本のホームランを浴びた事になりました。ドリヨシは九里投手のゾーンで勝負する特徴があるところで、相手打者がファーストストライクから積極的にスイングをかけられているのが原因かと思います。そこはキャッチャーの坂倉選手が早く察知して、配球を変えるなどの対応が出来ていないのではないでしょうか。
5回表は2アウト1、2塁からヤクルト青木選手にライト前タイムリーを浴びて0−4とリードを広げられました。
今日もこのままヤクルトペースで試合が終わるのかと思いましたが、6回裏にカープの逆襲がありました。ヤクルト先発の田口投手の前に2安打に抑えられていましたが、この回先頭の菊池涼介選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち1−4。続く代打中村奨成選手、野間選手の連打でノーアウト1、2塁とすると、長野選手のショートゴロの当たりをヤクルト元山選手が1塁へ悪送球。その間に1人生還し2−4。なお1、3塁から小園選手がセンター前タイムリーを放ち3−4。ここでヤクルトは2番手大下投手に代えましたが、鈴木誠也選手がレフト前タイムリーを放ち、ついに4−4の同点に追いつきました。さらに1アウト2、3塁から代打松山選手がライトへ犠牲フライを放ち、5−4と逆転に成功しました。この回打者9人の猛攻で一気に試合をひっくり返しました。
6回からは継投に入り、6回は塹江投手、7回はケムナ投手、8回はバード投手と森浦投手、そして9回は栗林投手が締めて、1点差を守りきりました。栗林投手は完璧なピッチングを見せて、今季20セーブとなりました。しかし、今日は先発九里投手が長いイニングを投げるとベンチは期待していただろうと思いますので、細かな継投はある意味誤算だったかもしれません。
これでチームは連勝です。なんとしても明日、あさっても勝たなくてはなりません。明日のカープは大道投手が先発です。初回の立ち上がりさえうまくいけば、長いイニングも期待できるかと思います。ヤクルトはサイスニード投手です。前回は6月23日のカープ戦でしたが、4回途中5失点でしたので、打線も得意としていると思います。明日も早い回でKOしたいところです。