広島８日ぶり試合は粘って引き分け 坂倉が３安打＆同点犠飛 西武も苦しい中で奮闘
5/27(木) 21:43
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デイリースポーツ
２回、右前へ適時打を放つ広島・坂倉＝マツダスタジアム（撮影・立川洋一郎）
「広島４−４西武」（２７日、マツダスタジアム）
８日ぶりの公式戦となった広島が交流戦初戦を引き分けで終えた。
菊池涼、鈴木誠といった顔ぶれがまだ復帰できていない中、試合再開と交流戦初戦を迎えた。初回に山川の２点適時打などで３点を失い、二回には若林の２号ソロが出て４点差をつけられた。先発の床田は３回４失点と、試合を作れなかった。
しかしここから、二回に坂倉が適時打で１点を、六回に安部の適時打などで２点を返し、七回には１死一、三塁で坂倉が犠飛を放ち、同点に追いついた。
坂倉はこの試合３安打猛打賞を記録。コロナ禍に見舞われるチームにあって、若き扇の要が奮闘を見せている。
九回は栗林が抑え、連続無失点試合を１８に伸ばしたが、サヨナラ勝ちはならなかった。
西武も試合直前に源田の新型コロナウイルス陽性が判明し、球団独自にベンチを外れる判断をした７選手を含め計８人が欠場という苦しい状況で奮闘。先発がベンチを外れたうちの１人であるニールからダーモディに変更され、野手の控えは２人のみという事態で戦い抜いた。
カープはコロナの影響でベストメンバーが組めない中、今日は西武源田選手が新型コロナウイルス陽性判定を受け、源田選手と源田選手の濃厚接触者計８人の選手がベンチ外となり、両チームが厳しい状況の中での試合になりました。
先発の床田投手がピリッとしませんでした。ストレートには球威はありましたが、制球が定まらず、甘く入った球を痛打されました。１回表、１アウト満塁から西武山川選手に左中間へ２点タイムリー２ベースを浴び、２点先制され、なお２、３塁から西武呉選手のレフトフライの当たりをレフトの中村奨成選手が落球して３点目を失いました。
さらに２回表は１アウトから西武若林選手にレフトスタンドへソロホームランを浴びて０−４とされました。このホームランは避けて欲しかったですね。結局床田投手は３回８７球を投げて７安打４失点と、不甲斐ない結果でした。
序盤から重苦しい雰囲気が漂いましたが、カープ打線がここから粘りました。２回裏、西武先発のダーモディ投手を攻め、ノーアウト１、３塁から坂倉選手がライト前タイムリーを放ち、１−４としました。当たりこそそんなに良くなかったですが、坂倉選手の気迫がヒットを生みました。
６回裏は西武２番手の十亀投手、３番手の武隈投手を攻め、２アウト１、２塁から西武キャッチャーの森選手の牽制悪送球で２塁ランナーが生還し２−４。なおランナー３塁から安部選手がライト前タイムリーを放ち、３−４としました。安部選手は前の２打席、いずれもチャンスの場面で併殺打と三振と、不甲斐ない結果だっだけに、この打席は気合いが入っていました。まさに覇気で打ったタイムリーでした。
そして７回裏、西武５番手の森脇投手を攻め、１アウト１、３塁から、坂倉選手がライトへ犠牲フライを打ち、ついに４−４の同点に追いつきました。
カープのリリーフ陣は、４回５回は菊池保則投手、６回は高橋樹也投手、７回は大道投手、８回は塹江投手、そして９回は「ミスターゼロ」栗林投手が無失点リレーで、西武打線に追加点を与えませんでした。この無失点リレーも素晴らしかったですね。
試合はそのままドローになりましたが、カープの選手はよく頑張ったと思います。とにかく負けなくて良かったです。
西武の源田選手が新型コロナウイルス陽性判定になり、感染拡大はカープだけの問題ではなくなりました。これ以上感染者を増やさないためにも、NPBは早め早めの対応、対策をお願いしたいと思います。
さて、明日からは千葉でロッテとの３連戦です。カープの先発は今季初先発の矢崎投手です。ファームでは無双のピッチングをしていますので、明日は期待していいのではないでしょうか。ロッテは鈴木投手です。昨年のドラ１ルーキーです。力強いストレートと鋭いスライダーを投げ込む右腕です。明日は左バッターがカギを握りそうです。ドリヨシ的には林選手をスタメンで起用して欲しいと思います。
