広島・佐々岡監督「０というのはさびしいね…」 今季６度目の完封負けで５位転落
5/9(日) 18:27
配信
東スポWeb
「貧打」を嘆いた広島・佐々岡監督(右)
広島が９日の中日戦（バンテリンドーム）に０―２で完封負け。一日で５位に転落した。
前日、連敗を「６」でストップ。ここから反撃開始といきたかったカープだが、中日先発・柳の前に凡打と三振の山。３回二死から玉村、菊池涼の連打などで満塁の好機をつくるも、３番・安部が空振り三振。８回で降板した柳に１１三振を献上した。
９回は中日の守護神・マルティネスを攻めて一死一、二塁としたものの鈴木誠、西川が凡退してジ・エンド。「このところ、ずっと点がね。昨日は４点取りましたけど。向こうの投手に丁寧に低めを投げられていたけど、０というのはさびしいね。投手が頑張っているだけにね」。先発・玉村はビシエドに２ランを浴びたものの、５回２失点とまずまずの内容だっただけに、佐々岡監督も火のつかない打線に嘆き節だ。
今季６度目の完封負けで首位・阪神とのゲーム差は「９・５」まで広がった。一刻も早く打線が目覚めなければ、Ｖ奪回は夢物語に終わってしまいそうだ。
東京スポーツ
V奪回は夢物語に終わってしまった感じがしますね。今日、中日柳投手を攻略して勝てば、チームは上昇するだろうと思っていただけに、とても残念でなりません。
先発の玉村投手はナイスピッチングだったと思います。５回９４球を投げて２安打２失点の好投でした。３回裏２アウトまでノーヒットピッチングでした。２アウトから中日大島選手に２ベースを許しましたが、続く京田選手をセンターフライに仕留めました。伸びのあるストレートにカーブ、スライダー、チェンジアップを交えて緩急を生かし、落ち着いたマウンドさばきでした。玉村投手は気持ちの強い、かつ冷静で、ピッチャーには必要なハートを持っているなと感じました。
しかし、４回裏、ノーアウト１塁から中日ビシエド選手にセンターオーバーの２ランを浴びて、０−２と先制されました。ビシエド選手の前の中日福田選手に四球を与えてしまったのが痛かったですね。でも、玉村投手はズルズル行くことなく、後続を封じ、５回裏も１アウト１、２塁のピンチで、中日京田選手、福田選手を打ち取り、２失点で踏みとどまりました。打っては３回表２アウトで、中日先発の柳投手からしぶとくレフト前ヒットを放ち、プロ初安打を記録しました。今日も打線の援護がなく、白星はつかめませんでしたが、次回につながる素晴らしいピッチングでした。
しかし、本当に打線に元気がありませんね。中日先発柳投手の前に沈黙でした。絶好機は３回表でした。２アウトから玉村投手のチーム初安打を足がかりに、満塁のチャンスを作りましたが、安部選手が空振り三振でチャンスを潰しました。その後は打線が沈黙し、８回までに、３回を除く７度も３者凡退と、中日柳投手の前に手も足も出ませんでした。
９回表には、中日の守護神R・マルティネス投手を攻め、２アウト２、３塁の同点のチャンスを作りましたが、西川選手がセカンドゴロに倒れ、試合が終わりました。
これでカープは再び５位に転落。昨日の勝利の意味がなくなりました。なぜ、カープ打線は苦手としている同じ投手を打てないのでしょうか？本気で学習して対策を練っているのでしょうか？甚だ疑問が残ります。
打線には大幅なテコ入れが必要だと思います。まず、タナキクを１、２番に復活させること、そして、鈴木誠也選手と西川選手を休ませる意味でスタメンから外すことを希望します。クロン選手は交流戦終了までは我慢してスタメンで使って欲しいですし、松山選手はファームで調整してもらい、ファームから林選手を上げて経験を積ませる事が大事かと思います。
ドリヨシが希望するオーダーは
１番 ショート 田中選手
２番 セカンド 菊池涼介選手
３番 ライト 正随選手
４番 サード 林選手
５番 レフト 長野選手
６番 ファースト クロン選手
７番 キャッチャー 石原選手
８番 センター 羽月選手
鈴木誠也選手、西川選手はかなり集中力を欠いているようなので、思い切ってベンチスタートにさせて、競争力をあおるようにすべきです。どうせ打てないならば、若手選手にチャンスを与えるべきです。しかし、そこまで腹をくくって起用するまでの責任を、今の首脳陣が背負う事が出来るのか、ドリヨシには疑問です。
さて、明日あさっては試合がありません。次は１２、１３日で神宮でヤクルトとの２連戦です。今季のヤクルトは粘りがありますので、２試合共にタフな試合になりそうです。明日あさってで首脳陣は本気でチームの戦い方を考えて欲しいですね。
