2021年05月08日
広島東洋カープ ガンダム RX78-2 (カープver.)
7回戦@バンテリンドーム 広島4−3中日 栗林投手15試合連続無失点で9セーブ目!九里投手4勝目!羽月選手プロ初アーチ含む2打点!
広島・栗林、シビれる記録更新!8回1死満塁で救援、4球連続フォークで併殺打 9回も無失点
5/8(土) 18:13
配信
スポニチアネックス
<中・広>イニングまたぎでセーブを挙げ、石原(右)に労われる栗林(撮影・椎名 航)
◇セ・リーグ 広島4―3中日(2021年5月8日 バンテリンD)
広島のドラフト1位ルーキー右腕・栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)が中日戦(バンテリンD)でリリーフ登板。自身が打ち立てたドラフト制以降の新人記録を更新するデビューから15試合連続無失点を達成した。
4―3で迎えた8回、3番手左腕・塹江が1死から木下拓、阿部、根尾に3連続四球を与えて満塁としたところでリリーフし、代打の代打・井領を4球連続フォークで投ゴロ併殺打に仕留めて無失点。イニングまたぎとなった9回は安打と四球で無死一、二塁のピンチを招いたが、送りバントの構えをしていた滝野を高めのカーブで見逃し三振に取ると、主砲・ビシエドを“伝家の宝刀”フォークで空振り三振。最後の打者となった高橋周もフォークで二ゴロに仕留めた。1回2/3で打者6人に対して23球。1安打2奪三振1四球で無失点という投球内容だった。
栗林は開幕第2戦となった3月27日の中日戦(マツダ)でプロ初登板初セーブ。4月25日の巨人戦(東京D)では9―8で迎えた9回に若林、丸、岡本和を3者連続三振に仕留めてデビュー12試合連続無失点とし、記録に王手をかけた。そして、5月3日の巨人戦(マツダ)では2―3と1点ビハインドの9回に登板。スモーク、ウィーラー、若林を3者凡退に仕留めてデビュー13試合連続無失点として2019年甲斐野央(ソフトバンク)の新人記録に並んだ。4日の巨人戦(マツダ)では1死から梶谷に左翼線二塁打を許したものの、坂本を三ゴロ、丸を空振り三振に仕留めて失点を許さず。新記録達成にガッツポーズで喜びを爆発させていた。
栗林は名城大時代に愛知大学リーグ通算32勝をマーク。トヨタ自動車ではエースとして活躍し、2020年ドラフト1位で広島入りした。
もし、栗林投手がいなかったら、今日の勝利はなかったと言っていいと思います。本当に頼りになる守護神「ミスターゼロ」ですね。
今日の栗林投手は4−3で迎えた8回裏、3番手の塹江投手が作った1アウト満塁のピンチで登板しました。中日代打井領選手にフォークボールを連投し、ピッチャーゴロで1−2−3の併殺でピンチを切り抜けました。9回裏もプロ初のイニングまたぎで続投。ヒットと四球でノーアウト1、2塁とされましたが、中日滝野選手、ビシエド選手を連続三振に仕留めると、中日高橋選手をセカンドゴロに抑え、試合が終わりました。栗林投手はデビューから15試合連続無失点となり、新人記録をさらに更新しました。いやあ、栗林投手は肝が座っていますね。「ミスターゼロ」の称号が板についてきました。
先発の九里投手は今日は気迫あふれるピッチングを展開しました。連敗ストップを託された右腕は3回裏、中日大島選手のタイムリーで先制点を献上しました。味方が逆転した直後の5回裏は、中日福谷投手にタイムリーを許し、2−2の同点に追いつかれました。このタイムリーはもったいなかったですね。しかし、その後は粘りのピッチングで勝ち越し点は与えませんでした。
6回裏は2アウト2、3塁のピンチでしたが、中日阿部選手を見逃し三振に仕留め、渾身のガッツポーズをしました。気合いの入った6回93球で、6安打2失点の好投でした。前回甲子園での阪神戦では大きく崩れましたが、今日はしっかり修正してきました。
打線は今日も重苦しい感じがしましたが、その中で元気だったのは羽月選手でした。今日も2番センターで出場。1点先制された直後の4回表、中日先発の福谷投手の3球目、インコースの143キロストレートをライトスタンドへ叩き込むソロホームランを放ち、1−1の同点としました。先制された直後だけに、この1発は大きかったですね。
さらに5回表は中日福谷投手のツーシームを弾き返してレフト前タイムリーを放ち、2−1としました。とにかく羽月選手はがむしゃらに頑張っています。5日の読売戦では、守備でのミスで失点につながってしまっていただけに、なんとか取り返そうと必死でした。他の野手には是非見習って欲しいものがあります。
試合終盤は7回表に、1アウト2塁から菊池涼介選手がレフト線を破るタイムリー2ベースで3−2。さらに相手投手の暴投で4−2とリードしました。7回裏は中日大島選手のセカンドゴロの間に1点を入れて4−3とされましたが、その後は最初に書きましたが栗林投手のスーパーセーブでなんとか勝利しました。
これでカープは6連敗でストップし、4位に浮上しました。1試合1試合、思いきりぶつかって行くしかありません。
明日のカープの先発は玉村投手です。前回DeNA戦では5回5失点のほろ苦いデビューでしたが、ポテンシャルの高さは感じました。明日はなんとかプロ初勝利目指して、がむしゃらに頑張って欲しいですね。中日は天敵柳投手です。苦手にしていますが、一丸となって食い下がっていって欲しいと思います。