広島、2戦連続の完封リレー 森下盤石の4回0封、新人3投手は無失点デビュー
3/7(日) 15:34
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ベースボールキング
広島・森下暢仁(C)Kyodo News
○ 広島 2 − 0 ヤクルト ●
＜オープン戦・マツダスタジアム＞
広島は1−0で勝利した前日の同カードに続き、オープン戦2試合連続の完封勝ち。この日も投手陣の好投が光り、ヤクルト打線を計2安打に封じた。
昨季新人王を獲得した先発の森下は、立ち上がりから安定感抜群。初回、2回をテンポ良く3者凡退で終えると、3回は遊撃・田中広の失策で先頭打者の出塁を許したが、9番・古賀を自らの好フィールディングで投ゴロ併殺に仕留め、バックのミスを帳消しにした。4回も1番から始まる上位陣を3人斬り。4回51球、無安打無失点、3奪三振無四球の快投で盤石ぶりを示した。
5回以降は森浦、島内、大道、栗林、ケムナの5投手が1イニングずつを無失点リレー。ドラフト2位の森浦、同3位の大道、同1位の栗林は、本拠地デビュー戦を無失点リリーフで飾った。
攻撃では「5番・一塁」でスタメン出場したクロンに待望の一発。期待の新助っ人は0−0で迎えた4回、ヤクルト2番手・木澤からライナー性で左翼席へ着弾する先制2ランを放ち、本拠地ファンに自慢のパワーを披露した。
BASEBALL KING
今日の試合も、投手陣が素晴らしい内容で完封リレーをしましたが、それよりも新外国人のクロン選手に待望のホームランが出た事が、ファンとしては非常に嬉しかったですね。
今日のクロン選手は５番ファーストでスタメン出場でした。第２打席、４回１アウト１塁の場面で、ヤクルトのドラ１ルーキー木沢投手の148キロのストレートを振り抜くと、打球は弾丸ライナーでレフトスタンドへ突き刺さりました。アウトロー気味の、決して甘い球ではなかったと思いますが、きれいなスイングでした。クロン選手自身も嬉しかったでしょうが、何よりもベンチの選手の皆さんが喜んでいたのが印象的でした。いかにクロン選手がチームメイトから慕われているのかがわかります。
これで打撃不振の呪縛から解放されて、本来のクロン選手の力が発揮される事を期待したいですね。
投手陣は今日も素晴らしいピッチングでした。先発は森下投手でしたが、圧巻の内容でした。４回５１球を投げて、無安打無失点に抑えました。ランナーは３回の田中広輔選手のエラーのみでした。今季も森下投手がどこまで勝てるのか、ある意味怖いくらいです。
２番手はドラ２の森浦投手、３番手は島内投手、４番手はドラ３の大道投手、５番手はドラ１の栗林投手、６番手はケムナ投手と、１イニングずつ投げましたが、２番手以降もヤクルト打線をわずか２安打に抑える好投でした。今日もドラフトトリオがナイスピッチングで、おそらく３人共に開幕１軍が濃厚だと思われます。
ドリヨシ的には、打線がもう少し活発にならないかと思っています。しかし、昨シーズン思い知らされたのは、やはり投手力ですね。投手力をしっかり整備する事が大事ですね。
次回のオープン戦は９日、１０日の甲子園での阪神戦になります。楽しみです。
