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2021年01月01日
カープヒストリーブック1950-2020 広島東洋カープ 栄光の軌跡 (ぴあ MOOK)
ドラフト3位大道投手インタビュー
【カープ新人に聞く#3】「投げる球一つで球場の雰囲気を変える」ドラ3・大道温貴が語った“投手”としてのこだわり。
2020/12/31(木) 12:01
配信
広島アスリートマガジン
入団会見では三振へのこだわりを覗かせた大道温貴投手。
大学4年間で一気にドラフト上位指名候補へと成長した大道温貴。今秋のリーグ戦では、独特の軌道を描くスピンの効いたストレートを武器に36回を投げて60三振を奪う快投をみせた。念願叶いプロ野球の世界へと進んだドラ3右腕に、直撃インタビューを行った。
◆自慢の直球とスライダーで多くの三振を奪う右腕
─指名時の心境を教えてください。
「カープから指名された瞬間は、ホッとした気持ちでした。選んでもらったからには、1年目からしっかり活躍してカープに恩返ししたいです」
─直球の軌道が独特だと聞きました。
「球速も大事ですが、一番意識しているのは打者が感じる体感速度です。直球はスピンを効かせることで、ホップ気味に浮き上がる球を意識しています。変化球ではスライダーとスプリットに自信があります。直球よりも強い腕の振りで投げられるので、プロの世界でもうまく活用していけたらと考えています」
─大道投手が考える投手の魅力を教えてください。
「野球は投手から始まります。そういう意味では、投げる球一つで、球場の雰囲気を変えることができます。それが投手の醍醐味だと思っています」
─目標にしている選手は?
「前田健太さん(現ツインズ)です。カープではエースとして投げ、大リーグでも毎年活躍されているのを見ると、“数字”や“存在感”の部分で、プロ野球選手である以上、目指していかないといけない存在だと思っています」
─大学で成長したと思う点を教えてください。
「全ての面で成長できました。高校3年の頃はドラフト注目の選手に名前すら載らない選手で、当然指名もありませんでした。なので、この時の悔しさを抱えて過ごした4年間でもありました。だからこそ、今回、上位指名候補に自分の名前が載った時はうれしかったですし、八戸学院大で野球をやらせてもらったおかげだと思っています」
─小学生の頃はシンガポールで暮らすなど住環境が変わる事も多かったと伺いました。
「埼玉県川口市出身ですが、そこではあまり長くは暮らしていません。両親の仕事の関係で、どんどん住環境が変わっていくなかで、環境や食生活に関して、不満を感じることは少なくなりました。だからなのか分かりませんが、プライベートでも野球でも考え過ぎたり、深く落ち込むことはほとんどありません。どちらかというと、当たって砕けろタイプ。広島は初めて訪れる場所ですが、いまは楽しみのほうが大きいです」
─背番号は12番に決まりました。
「九里(亜蓮)さんが結果を残されて僕にわたってきた番号なので、活躍してもっと12番に重みをつけていきたいです。じつは、普段やっているスマホの野球ゲームがあるのですが、カープの選手で、ゲーム開始当初から使っていたのが九里さんでした。そういったご縁もあって、番号を提示された時は、喜びと共に驚きもありました(笑)」
広島アスリートマガジン編集部
大道投手は非常に謙虚である一方、負けん気がかなり強いかなとドリヨシはおもっています。カープはまた素晴らしい逸材を獲得しました。カープに恩返ししたいという言葉にグッときました。
大道投手のストレートはスピンが効いて、ホップする感覚があります。相手打者はとらえた球でも、ホップするので押された感じで、ファウルになります。変化球のスプリットに自信を持っているのは魅力的です。大道投手はまだまだ伸びしろがありますので、ストレートに磨きをかけて、よりスピンの効いた、伸びのあるストレートに期待したいところです。
今季は今まで九里投手のつけていた12番を背負う事になります。九里投手と大道投手は気迫あふれるピッチングでは共通するものがあります。三振へのこだわりがありそうなので、奪三振数にも注目ですね。
大道投手も先発でも中継ぎでも行けると思います。ドラフト2位の森浦投手と共に、カープのブルペンを支えていく存在になりそうです。2月からのキャンプが楽しみですね。
明けましておめでとうございます!
2021年、明けましておめでとうございます。
本年も「真っ赤なドリヨシ」をよろしくお願いいたします。
昨年は広島東洋カープはリーグ5位に沈み、2年連続Bクラスという、非常に悔しいシーズンになりました。
今年はその悔しさを晴らすべく、3年ぶりのリーグ優勝奪還と37年ぶりの日本一を目指す戦いが始まります。
今季は充実した新戦力の加入と、若手選手の台頭で、新たなカープの戦いが見れそうです。
これに今季戦線離脱した主力選手や中堅クラスの選手が復活すれば、最強のカープになりそうです。
ドリヨシは今年も広島東洋カープを追いかけ、応援し、皆様にホットな情報をお届けしていきたいと思います。
あとは、新型コロナウイルスの感染拡大が一日も早く収まる事を祈っています。
新型コロナウイルスが早く収束して、全国の野球ファンがスタジアムで思い切り応援できる日を楽しみにしています。
本年も、「真っ赤なドリヨシ」をよろしくお願いいたします。