2020年08月28日
12回戦@マツダ 広島4−3阪神(9回サヨナラ) 上本選手涙のサヨナラ打!森下投手7回2失点の粘投!
広島上本が男泣き、悪送球悔しさ込めた初サヨナラ打
8/28(金) 22:21
配信
日刊スポーツ
広島対阪神 9回裏広島1死一、二塁、上本はサヨナラ打を放ち、ナインに迎えられる(撮影・加藤孝規)
<広島4−3阪神>◇28日◇マツダスタジアム
広島上本崇司内野手が、今季初のサヨナラ勝利に男泣きした。
9回1死一、二塁から阪神岩崎の低めチェンジアップに食らいついた。前進守備の中堅越えの決勝打。出場機会が増えた今季、バント失敗や失策などのミスもあった。この日は9回に打者走者を得点圏に進める悪送球。「これまでのミスは常に持っている。ワンプレーの怖さは身に染みています。周りの人に支えられている」。悔しさを込めた自身初のサヨナラ打と周囲の祝福に、涙がこぼれた。
上本選手の自身初のサヨナラタイムリーで阪神に競り勝ちました。上本選手の男泣きにドリヨシもウルッときました。
試合は初回から動きます。打線は1回裏、阪神先発の西投手を攻めて、1アウト後に菊池涼介選手が右中間スタンドへソロホームランを放ち、1−0と先制しました。この打席、菊池選手は全ての球を引っかけていました。これじゃまたサードゴロかショートゴロかなと思っていたのですが、5球目のアウトハイのボールを右方向へしっかりスイングして、ホームランにしました。まるで3連覇中の菊池選手のような、逆方向への見事なバッティングでした。
2回裏は1アウトからピレラ選手が死球で出塁。続く坂倉選手がバックスクリーン右へ2ランを放ち、3−0としました。坂倉選手のバットスイングは綺麗ですね。打てるキャッチャー坂倉選手のブレイクの予感がします。しかし、2回までに阪神西投手から3点を奪うとは…。
カープ先発の森下投手は、威力あるストレートとキレのあるカーブのコンビネーションが良かったですね。4回まで阪神打線を無失点に抑えました。
しかし、5回表、1アウト1塁から阪神梅野選手がレフト線へのタイムリー2ベースを放ち、3−1としました。レフトのピレラ選手の判断がいけませんでした。レフト線の当たりを、後ろに逸らしてはいけないと思い、スライディングして捕球しようとしましたが、その際、捕球するべきボールを蹴ってしまい、1塁ランナーの阪神大山選手を生還させてしまいました。ピレラ選手が無理せずクッションボールを処理していれば、ランナー2、3塁となり、得点までは至ってなかったと思います。余計な失点でした。
さらに7回表、先頭の阪神大山選手に左中間スタンドへソロホームランを浴びて3−2と1点差になりました。なおも1アウト2塁と、同点のピンチを背負いました。この回は疲れもあったのか、逆球が目立ち始め、黄色信号が灯った感じになりました。が、阪神代打糸井選手をレフトフライ。続く代打福留選手を空振り三振に打ち取り、この回も最小失点で抑えました。結局森下投手は7回123球を投げて6安打2失点の素晴らしい内容でした。ただ、今日も123球を投げたので、疲れを残さないか心配です。
打線は3回以降沈黙しました。中押し点、ダメ押し点がなかったのが、終盤試合がもつれる事になりました。
9回表、守護神のフランスア投手が登板しましたが、ヒット2本などで1アウト1、3塁のピンチを背負いました。ここで阪神梅野選手がセカンドゴロの難しい当たりを菊池涼介選手が好捕し、セカンドでホースアウトを奪いましたが、この間に3塁ランナーが生還して、ついに3−3の同点になりました。これで今日の森下投手の6勝目はなりませんでした。
9回裏、阪神は4番手に岩崎投手が登板しました。先頭の松山選手がライト前ヒットで出塁。1アウト後、坂倉選手がセカンドへの内野安打で1、2塁。そして続く上本選手が打席に入りました。最近の上本選手は攻撃でも守備でもミスが目立ち、上本選手らしくありませんでした。が、阪神岩崎投手の3球目をフルスイング!打球はセンターの頭上を越えて、2塁ランナーの野間選手が生還して、4−3で今季初のサヨナラ勝ちをおさめました。
ドリヨシ的にはやはり追加点が取れなかったところが、終盤もつれた展開にしてしまったと言えます。打線にもう少し頑張って欲しいですね。今日は勝てて本当に良かったです。
さて、明日のカープの先発はエース大瀬良投手です。森下投手の快投に続く大瀬良投手の無双のピッチングに期待します。阪神は藤浪投手です。前回ヤクルト戦で久しぶりに勝ち投手になりましたが、4失点していますので、漬け入る隙は十分あります。粘っこく攻めて欲しいですね。