2020年08月16日
11回戦@京セラドーム 広島2−2阪神(延長10回今季特別ルールにより引き分け) 遠藤投手6回2失点粘投。相手ミスで追いつきドローも最下位転落。
広島が最下位転落「粘り強く」監督は中継ぎ陣評価
8/16(日) 22:23
配信
日刊スポーツ
阪神対広島 10回、ベンチで腕を組む佐々岡真司監督(撮影・清水貴仁)
<阪神2−2広島>◇16日◇京セラドーム大阪
広島は投手陣が踏ん張るも、引き分けで2日以来2週間ぶりに最下位に転落した。先発遠藤が初回に失策も絡んで2点を先取されたが、2回以降は粘りの投球で6回4安打2失点(自責点0)で降板。
薮田、塹江が無失点でつなぎ、守護神フランスアが今季初の2イニングを投げ、無安打無失点と力投した。佐々岡監督は「遠藤も(2回以降)粘って次の点を与えなかった。中継ぎ陣も四球は出したけど、その中で粘り強くやってこういう結果になった」と評価。打撃陣は阪神秋山に5回までゼロに抑えられるなど、拙攻が響いた。
▽広島遠藤(先発で6回4安打2失点、自責点0と力投)「自分のリズムで持って行けなかった。(2回以降は)しっかりゾーンで勝負できたので、そこは合格点だと思います」
負けても不思議ではない試合でしたが、なんとかドローに持ち込みました。しかし、終始重苦しい展開でした。
先発遠藤投手は1回裏に捕まります。先頭の阪神近本選手のショートゴロの当たりを田中広輔選手がファンブルして出塁を許します。何でもないゴロをエラーしてしまっては話になりません。続く阪神糸井選手にライト前ヒットで1、3塁。さらに阪神サンズ選手に四球を与え、ノーアウト満塁の大ピンチを招きました。ドリヨシ的には今日の遠藤投手はストレートが走っていたので、なんとかなるかなと思っていたのですが、続く阪神大山選手をセカンドゴロの併殺に打ち取りました。この間に3塁ランナーが生還して0−1と先制されました。ここまではヨシとして2アウト3塁になりましたが、続く阪神ボーア選手にライト前タイムリーを浴びて0−2になりました。このヒットは痛かったですね。アウトローの難しい球でしたが、バットを折りながらも拾われてしまいました。ドリヨシとしては、インハイで勝負して欲しかったですね。
打線は阪神秋山投手を攻め、1回表に、ヒット2本と相手のエラーで1アウト満塁の先制のチャンスが訪れました。しかし、松山選手がレフトへの浅いフライ、続く堂林選手が空振り三振に倒れ、チャンスを潰してしまいました。この流れ画あったので、その裏の阪神の先制につながったという事になりますね。
2回以降も阪神秋山投手を攻めきれず、5回まで無得点でした。しかし、6回表、阪神は2番手にガンケル投手が登板しました。カープにとってはラッキーだったかもしれません。1アウト後、鈴木誠也選手がセンターオーバーの3ベースを放ちました。あわやホームランかという、滞空時間の長い当たりでした。続く松山選手が初球を打ち、ライト前タイムリーとなり、ようやく1点返して1−2としました。
先発遠藤投手は6回85球を投げ、4安打2失点(自責0)の粘りのピッチングを展開しました。今日は伸びのあるストレートが良かったですね。勝ちがつかなかったのは残念ですが、次回に期待したいですね。
8回表、阪神は3番手の岩崎投手が登板しました。ヒットと送りバントで1アウト2塁のチャンスとなります。続く長野選手のセカンドゴロの当たりを阪神植田選手がファンブルして、1アウト1、3塁とチャンスが拡大しました。打順は鈴木誠也選手です。最悪でも同点は間違いないと思いましたが、鈴木選手はピッチャーゴロに倒れ、2アウト2、3塁となりました。ここで松山選手です。左対左なので、松山選手がタイムリーは難しいかなと思ったところ、阪神岩崎投手の暴投で3塁ランナーが生還し、2−2の同点に追いつきました。阪神の守備のミスが重なっての、まさに棚ぼたの1点でした。しかし、松山選手は空振り三振に倒れ、同点止まりになりました。
この後は延長戦に入りましたが、両軍譲らず、結局2−2で引き分けました。
今日は投手陣は踏ん張ったと思います。初回の2失点のみで、先発遠藤投手、2番手薮田投手、3番手塹江投手、4番手フランスア投手と、無失点のリレーが出来たのはポジれる点ですね。フランスア投手が大分良くなりました。守護神がしっかりしてきたので、勝ちパターンの継投が見えてきましたね。攻撃は1回表が全てでしたね。あそこで1点でも入っていれば、展開も変わっていたでしょう。
ドリヨシ的には、堂林選手はかなりスランプになったと思いますので、スタメンでは起用しない方がいいと思います。サードの守備にも、その影響が出てきてますから、むしろファームで再調整するべきかもしれません。あとは2番に菊池涼介選手を戻すべきです。
さて、あさってからはマツダスタジアムでDeNAとの3連戦です。DeNAも調子を落としているだけに、カープとしては3連勝を目標に頑張って欲しいですね。