2019年12月27日
菊池涼介選手、年俸3億円プラス出来高の4年契約で更改。
菊池涼介3億4年「新たな気持ち」広島後押しに感謝
12/27(金) 16:58配信
残留会見する広島菊池涼介内野手(撮影・前原淳)
ポスティングシステムで大リーグ移籍を目指していた広島菊池涼介内野手(29)が27日、広島市内の球団事務所で会見し、チームに残留することを表明した。
同日に契約更改交渉に臨み、新たに年俸3億円プラス出来高払いの4年契約を結んだ。鈴木の2億8000万円を抜いて球団の野手では史上最高年俸となった。リーグ3連覇の立役者の1人が再びカープの一員としてV奪回を目指し、ダイヤモンドを駆け回る。(金額は推定)
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菊池涼は赤いネクタイを締め、晴れやかな表情で堂々と宣言した。「本日カープ球団と残留の交渉をしまして、残留することを決めました」。1年前の契約更改交渉で球団にメジャー挑戦を志願した。球団はリーグ3連覇などの功績を評価し、今オフにポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を容認。代理人を通じて複数球団と交渉を続けたが、最終的に広島でプレーする道を選択した。
夢を後押ししてくれた球団への感謝の思いがあった。「FA市場の動きが遅い状況が続くのであれば、僕の思いをくんで快く(メジャー挑戦へ)出してくれたカープ球団に残ることを早く伝えた方がいいという決断に至りました」。日本時間の来年1月3日午前7時の交渉期限を待たず、26日に電話で球団、佐々岡監督に残留の意思を伝えた。
順調にいけば21年には海外フリーエージェント(FA)権を取得する。メジャー再挑戦の可能性について菊池涼は「年齢的に考えればやっぱり難しい。挑戦できれば向こうの国でプレーしたかった」とその思いは一時封印する。会見前には松田オーナーの下にあいさつに訪れ「来年から長い契約なので、しっかりリーダーになってくれ」と声を掛けられた。年俸3億円で4年契約を結んだことは「生涯カープ」の決意の裏返しとも受け取れる。
ここまでのプロ8年間を振り返った上でこう力強く言った。「やり残したことしかない。おごりはない。本当に悔いのないようにやるにはカープでやるのが一番だという選択だった。また新たな気持ちで、挑戦者として、戦い抜いていきたい」。V奪回、そして悲願の日本一へ広島の“忍者”がチームを頂点へ押し上げる。【古財稜明】
▽広島佐々岡監督 二塁手として存在は大きく、必要な選手。また野手を引っ張ってくれるだろう。本人は残念だろうけど、気持ちを切り替えてほしい。会沢、(野村)祐輔、長野が残ってくれて、最後、菊池の残留決断は大きかった。
▽広島鈴木球団本部長 彼がいなくなったら…と燃えていた若い人たちも、また奪い取るつもりで頑張ってほしいし、それがチームの力になる。
▽広島松田球団オーナー 本人にとってはどうか分からないけれど(球団としては)ありがたい。上に立って菊池らしいリーダーシップを発揮してもらいたい。
◆ポスティングシステムで移籍できなかった日本選手 02年オフの大塚晶文投手(近鉄)は中日にトレード移籍(03年オフにポスティングでパドレス移籍)。05年オフの入来祐作投手(日本ハム)は自由契約でメッツ入り。08年オフの三井浩二投手(西武)は残留。11年オフの真田裕貴投手(横浜)は自由契約になり、古巣巨人へ復帰。以上4人には入札がなかった。10年岩隈久志投手(楽天)11年中島裕之内野手(西武)には入札があったが、契約合意に至らず残留した。
菊池涼介選手の何が心配だったかというと、メジャー行きの夢が叶わず、気持ちが沈んでいないかなあと思ったのですが、残留の記者会見で晴れやかな表情をしていたので、気持ちの切り替えが出来たのかなと感じました。
年俸はカープ球団野手では最高の3億円の大台に乗りました。球団の今までの菊池選手の功績を評価したのと、この先チームの牽引役として頑張って欲しいという願いが込められている金額だと思います。菊池選手も「カープ愛」をのぞかせる発言があり、このたび4年契約を結んだのも、生涯カープ一筋という表れかなと思います。
来季はまた新たな気持ちでプレーしてくれるでしょうし、夏の東京オリンピックでも、侍ジャパンの一員として活躍してくれるものと期待しています。
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菊池涼介選手が広島東洋カープ残留を決断!
菊池涼 米移籍せず広島残留決断「この状況が続くのであれば…」
12/27(金) 11:15配信
会見を開いて広島残留を表明する菊池涼
ポスティングシステムを利用し米メジャー移籍を目指した広島・菊池涼介内野手(29)は27日、マツダスタジアム内で会見を開き、広島に残留することを明かした。
「FA市場が遅いということもあり、この状況が続くのであれば、球団に残るのがいいと思った。自分の思いをくんでくれた人と来年、一緒に頑張っていきたい」
昨オフに「野球をやっている以上はトップのレベルでやりたい。ボクもその1人。WBCでその思いが強くなった」とメジャー移籍に挑戦したい意向を表明。11月にポスティング申請の手続きを開始し、日本時間1月3日が交渉期限だった。
ゴールデングラブを7年連続で受賞した二塁守備はメジャーでも高く評価。担当のマイク・シール代理人は、複数の球団と連絡を取り合っていることを明かしていたが、最終的には、交渉期間を残して広島でのプレーを決断した。
我々カープファンが心配していた菊池涼介選手のポスティングの件ですが、菊池選手自身が決着をつけました。メジャー移籍を断念して、我が広島東洋カープに残留する事を決断しました。メジャー移籍が叶わなかったのは残念ですが、来季からもカープのユニフォームを着た菊池選手を見ることが出来るのは嬉しいことです。
今日の会見で、菊池選手が暗くなく、さばさばした表情だったことに安心しました。メジャー移籍が叶わなかったことで、菊池選手のモチベーションが下がらないだろうかと心配していましたが、その心配は無用のようです。来季からも元気なプレーを見ることができそうです。
カープ球団は菊池涼介選手に複数年の大型契約を用意しているらしいです。これから先も、カープ一筋で頑張って欲しいです。菊池涼介選手に今まで以上のエールを送りたいと思います。