2019年10月09日
秋季練習がスタート!
佐々岡広島が始動 ノックで大瀬良らに野手心理説く
10/9(水) 19:14配信
マツダスタジアムで取材に応じる佐々岡新監督(撮影・村野森)
佐々岡カープが「ワン・チーム」の精神で始動した。広島の秋季練習が9日、マツダスタジアムでスタート。
佐々岡真司新監督(52)は、参加した27選手に「みんなで一体感をもってやっていきましょう」とあいさつ。宣言通りに投手野手合同の守備練習を行い、目指すチーム像を示した。「佐々岡色」をはっきりと打ちだし、一丸となってV奪回に乗り出していく。
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グラウンドでつくった円陣の中、佐々岡新監督がナインに語りかけた。「今年の悔しさを反省して、今日からレベルアップしていきましょう。みんなで一体感をもってやっていきましょう」。チームづくりの指針を、短い言葉で表した。
投手野手合同ノックに、新監督としての思いを込めた。選手を守備位置の区別なく4組に分け、一塁、二塁、遊撃、外野の4カ所を10分ごとに移動させてノックを行った。佐々岡監督は「みんなでアップして、みんなでノックしようというのはコーチ陣と話をしていた」と説明。「野球というものは1人でできない。選手だけでなくコーチ、裏方さん、1つの目標に向かって全員がいっしょの気持ちになってやらないと」と意図を明かした。
新しい試みに、選手は敏感に反応した。大瀬良は鈴木、松山らと同組になり、外野ノックの際は松山に専用のグラブを借りた。「めちゃくちゃ難しいですね。走りながら捕るとボールが動く。こんなのを普通に捕っているんだと思って、感謝の気持ちが大きくなった。いろんなことを考えさせられる、いい練習でした」。野手心理の一端を知り、大きな刺激を受けていた。
佐々岡監督はこの日、次々と選手、スタッフに声をかけた。コミュニケーションの大切さを、現役時代から感じていたという。「アップをしているときとか、そういう時間もあるでしょうし、話すときもあるでしょう」。投手コーチだった今季も、イニング間ごとにベンチで投手に声をかけるなど、独自のやり方で防御率を昨年の4・12から3・68に良化させた。今度は投手と野手の距離をこれまでに以上に縮めていく。
「監督と言われるのが照れくさい」と言いながら、目指す方向性をはっきりと示した。佐々岡カープが力強く船出した。【村野森】
カープの秋季練習が始まりました。佐々岡新監督がこの練習にも、具体的に方向性を出して臨んでいるのが分かります。今季は連勝、連敗が激しく、結果は2015年以来4年ぶりの4位に終わってしまいました。それだけに選手の皆さんがどれだけモチベーションを上げて練習に取り組めるかがカギとなりそうです。佐々岡新監督は練習中でも選手とのコミュニケーションを図っていて、投手陣と野手陣、チームが一体になって取り組める環境を作っています。とにかく選手の皆さんは今年は1勝の差でCSに行けなかった屈辱を忘れずに、しっかり練習に励んでいただきたいと思います。
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