2019年09月27日
赤松選手引退セレモニースピーチ全文
【広島・赤松引退スピーチ全文1】想像と違ったプロ生活…でも「1軍の舞台で試合をするのは最高です」
9/27(金) 22:31配信
<広・中>引退セレモニーであいさつする赤松 (撮影・奥 調)
◇セ・リーグ 広島1―4中日(2019年9月27日 マツダ)
2017年1月に胃がん手術を受け、今季限りで現役を引退することになった広島の赤松真人外野手(37)が27日に行われた中日戦(マツダ)後に引退セレモニーに臨み、15年間のプロ野球選手生活を終えた。
試合前に2人の愛息とともに始球式を行い、試合では1―4で迎えた9回に長野に代わって4番に入り中堅の守備につくも守備機会なし。打席に立つこともなかったが、25年ぶりのリーグ優勝を果たした2016年の10月1日にヤクルト戦(マツダ)で出場して以来1091日ぶりの1軍出場だった。セレモニーでマイクの前に立った赤松は時折涙で言葉に詰まりながらも懸命にスピーチ。闘病の支えにもなっていた後輩の菊池涼が号泣しながら花束贈呈役を務め、チームメートの手で5度宙に舞った。
赤松の引退セレモニーでのスピーチ全文は以下の通り。
きょうは僕のために時間を作っていただき、球団関係者の皆さま、監督、コーチ、選手、スタッフの皆さま、本当にありがとうございます。僕は幸せ者です。成績もあまり残せていませんが、このようなセレモニーをしていただき、感謝しかありません。ありがとうございます。
小さい頃からやってきた野球。僕が思い描いていたプロの世界は華やかでかっこよくてキラキラしているイメージでした。しかし、プロに入ってみると、僕より一回り以上上の先輩方が汗水を流し、ドロドロになって練習をされていました。正直、ちょっと引きました。とんでもないところに入ってしまった、と。しかし、その中で結果を出せなければ、1軍の試合、ましてや2軍の試合すら出られません。練習の毎日でした。野球が好きという気持ちは常に持って練習をしていました。1軍の舞台で試合をするのは最高です。たくさんの人が見ています。たくさんの応援があります。本当に…本当に心強いです。
【広島・赤松引退スピーチ全文2】25年ぶり優勝直後に胃がん「何度も諦めかけた」でも「応援は絶大」
9/27(金) 22:32配信
<広・中>場内一周し、ファンに手を振る赤松 (撮影・奥 調)
◇セ・リーグ 広島1―4中日(2019年9月27日 マツダ)
25年ぶりに優勝した2016年。最高のシーズンを終えた年末に病気が見つかりました。最高の気持ちから一転、どん底に落とされました。本当にどん底でした。こんなにも好きな野球がもうできなくなるのかと、正直何度も諦めかけました。しかし、そんな僕に勇気や元気を与えてくれたのは家族、チームメート、そして全国から送られてくる折り鶴や手紙などの応援でした。それまでは当たり前だった応援が、自分が当たり前の状況ではなくなった時、応援は絶大なパワーだと気づかされました。この応援がなければ、きょう僕はここに立っていなかったと思います。
全国から送られてくる手紙の中には僕よりも辛い症状や辛い治療をされている方々がいることに気づかされました。しんどいのは僕だけではない。僕が頑張ることによって、そういった方々に少しでも元気になってもらえたら。そう思い、1軍を目指し、頑張ってきましたが、1軍に上がれず、引退試合となってすいません。しかし、こんな僕の姿を見て、少しでも元気になった方がおられましたら、本望です。まだまだ受けた恩を返せてはいませんが、これから少しずつ返していきたいと思います。
そして、誰よりも一番身近に僕を支えてくれた寛子、慶馬、郁馬。辛い時、楽しい時、いろいろありましたが、ここまで野球をやれてきたのはあなたたちのおかげです。本当にありがとう。現役生活はきょうで終わりますが、これから先の人生もよろしくお願いします。
そして最後に、今まで応援してくださったファンの皆さま。応援は絶大なパワーがあります。これからもカープ、そしてプロ野球の応援をよろしくお願いします。本当に長い間、ありがとうございました。
赤松選手、本当にお疲れ様でした。赤松選手と言えば、2010年のマツダスタジアムでの「スパイダーマンキャッチ」ですね。ドリヨシもテレビで観てましたが、一瞬のことだったので、あっけにとられていたのを覚えています。そして、2016年、25年ぶりのリーグ優勝を決めた年、西武との交流戦で、史上初の「コリジョンサヨナラ」のタイムリーを決めたのも赤松選手でした。しかし、そのシーズンオフに胃がんが発覚。摘出手術を受け、辛い抗がん剤の治療、そしてリハビリを経て、2軍に復帰を果たしましたが、残念ながら1軍復帰はなりませんでした。
赤松さんにはコーチとして、若手選手をびしびし指導して欲しいと思っています。
25回戦@マツダ 広島1−4中日 今季最終戦敗戦で自力CS出場ならず。赤松選手の引退の花道を飾れず。
広島、最終戦で痛恨黒星も…阪神が残り3戦全勝以外は4年連続CSへ 赤松は9回、中堅に入る
9/27(金) 21:08配信
<広・中>7回2死三塁、木下拓に左中間に適時二塁打を打たれ悔しがるジョンソン (撮影・奥 調)
◇セ・リーグ 広島1―4中日(2019年9月27日 マツダ)
広島が今季最終戦となった中日戦(マツダ)に1―4で敗れ、3位確定&クライマックスシリーズ(CS)進出決定は先送りとなった。球団初のリーグ4連覇を逃した広島は70勝70敗3分けの勝率・500でフィニッシュ。4位・阪神が残り3戦全勝した場合は阪神がCS進出、それ以外は広島の4年連続6度目となるCS進出が決まる。
広島は0―1で迎えた5回、1死一、三塁から相手先発左腕・小笠原の暴投で同点としたが、6回まで4安打1失点に抑えていた先発左腕・ジョンソンが7回に木下拓の左中間二塁打で勝ち越しを許すと、さらに代打・堂上に左越え12号2ランを浴びてこの回3失点。打線も援護できなかった。
2017年1月に胃がん手術を受け、今季限りで現役を引退する赤松は9回に中堅の守備についたが、守備機会なし。打席に立つこともなく現役最後の試合を終えた。
ドリヨシは思うに、広島東洋カープは選手の引退試合や、勝てば何かが決まるような大事な試合をことごとく落としているような気がします。今日も勝てばCS出場が決まる試合、かつ、赤松選手の引退試合の花道を飾る試合を落としてしまいました。
広島先発のジョンソン投手は立ち上がりから安定したピッチングでした。しかし、序盤から中日の打者がファールを打つなどしてかなり粘っていたのが気になりました。
2回表、先頭の中日ビシエド選手にセンターオーバーの2ベースで出塁され、内野ゴロと四球で1アウト1、3塁とされ、続く中日平田選手にセンター前タイムリーを浴びて0−1と先制されました。打った平田選手を誉めるしかないようなバッティングでした。
打線は5回裏、中日先発の小笠原投手を攻め、先頭の松山選手がライト線への2ベースで出塁。メヒア選手がレフト前ヒットで1、3塁とします。1アウト後、中日小笠原投手の暴投で3塁ランナーが生還し、1−1の同点としました。
しかし、7回表にジョンソン投手が捕まります。先頭の中日高橋選手がレフト前ヒットで出塁。送りバントと内野ゴロで2アウト3塁となります。続く中日木下選手に粘られ、9球目を打たれて左中間へのタイムリー2ベースを浴び、1−2と勝ち越されました。ここでジョンソン投手が悔しさをあらわにして、感情が不安定になった感じがしました。続くバッターは代打中日堂上選手です。堂上選手はジョンソン投手をよく打っていますし、感情が不安定なところで、ここでピッチャー交代かと思ったのですが、ジョンソン投手に続投させました。で、堂上選手には3球目を打たれ、レフトスタンドへ2ランを浴び、1−4となりました。試合の流れからして、ほぼ決定的になった感じがしました。堂上選手のところで、野村投手をぶつけても良かったのではないかと思います。今季最終戦で絶対負けられない中で、総力戦をするべきならば、どんどんピッチャーを注ぎ込むべきだったと…。
試合はこのまま1−4で敗戦しました。これで広島東洋カープは今季のレギュラーシーズンが終了し、70勝70敗3分の5割となりました。勝てば3位確定だったのですが、自力でのCS進出は消滅しました。あとは4位阪神の結果待ちとなります。阪神は残り3試合で、全勝すれば阪神が逆転CS進出になりますが、1試合でも落とせば広島がCS進出となります。また、阪神が2勝1分の場合は、勝率が広島と並んで5割になりますが、シーズンの勝利数が広島が上になりますので、広島がCS進出となります。とにかく、他力本願は気持ちのいいものではないですが、真っ赤なドリヨシは明日以降も阪神戦の動向をお伝えします。
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