広島が逆転負け 今季初先発の薮田が黒星 ＤｅＮＡは自力Ｖの可能性復活
9/1(日) 21:23配信
６回、同点２ランを浴びる広島・薮田和樹
「広島２−３ＤｅＮＡ」（１日、マツダスタジアム）
広島がＤｅＮＡに逆転負けした。今季初先発の薮田和樹投手は６回を４安打６四球３失点で負け投手（０勝１敗）となった。
昨年４月１７日・ヤクルト戦以来の白星とはならなかった。薮田は昨年５月３１日西武戦以来の先発で粘りの投球を披露。初回は２四球を与え２死一、二塁を迎えたが中井を二ゴロに仕留めた。その後も要所を締め、五回まで１安打のみに抑えていた。
だが２−０の六回。１死一塁からソトに左越えに３４号同点２ランを被弾。その後も四球と安打で一、三塁として柴田に勝ち越し犠飛を許した。
打線は会沢、鈴木の適時打で三回までに２点を奪ったが、その後はＤｅＮＡの先発今永を打ちあぐねた。
ＤｅＮＡは今永が７回１／３を８安打２失点で自己最多、リーグ単独トップの１３勝目（５敗）。巨人が敗れたため、自力優勝の可能性が復活した。
今日の試合、広島が押していた内容でしたが、結果は逆転負けという、悔しい結果になりました。
打線は１回裏、DeNA先発の今永投手を攻め、２アウト１、３塁から會澤選手がレフト線へのタイムリー２ベースを放ち、１−０と先制しました。
さらに３回裏には１アウト２塁から、鈴木選手がレフト線へのタイムリー２ベースを放ち、２−０とリードを広げました。
広島先発の薮田投手は、ドリヨシ的にはかなり心配でしたが、立ち上がりから落ち着いたピッチングで、四球が多く、ランナーを背負いながらも、要所を抑える粘りのピッチングで、５回まで１安打無失点の粘りのピッチングを展開しました。
しかし、６回表、薮田投手が捕まりました。１アウト後、DeNAロペス選手がレフト前ヒットで出塁。続くDeNAソト選手にレフトスタンドへ２ランを浴びて、２−２の同点に追い付かれました。２球目に投げたツーシームが真ん中に入って痛打されるという、完全な失投でした。一番打たれてはいけないホームランを打たれてしまったのは残念でなりません。ここで踏ん張ればまだ大丈夫という所で、続くDeNA中井選手に四球を与え、戸柱選手にライト前ヒットでつながれて１、３塁とされます。そして続くDeNA柴田選手にライトへの犠牲フライを許し、２−３と逆転されました。薮田投手は６回100球を投げて、４安打６四球３失点でした。薮田投手本人にとっても悔しい結果でしたが、ドリヨシ的には次回も先発のチャンスはあると思います。今日の悔しさをまた次にぶつけて欲しいと思います。
広島は終盤にチャンスを作ります。７回裏はサンタナ選手がレフト前ヒットで出塁しました。しかし、続く三好選手が送りバントを失敗し、併殺に倒れてしまいました。８回裏は１アウト２、３塁のチャンスで、松山選手が空振り三振、會澤選手が四球で満塁になりましたが、メヒア選手がショートゴロに倒れ、チャンスを潰しました。９回裏はDeNA抑えの山崎投手から、２アウト１、２塁のチャンスを作るも、野間選手がセカンドゴロに倒れ、結局２−３で試合が終わりました。
広島は１１安打しながら２得点しか取れず、拙攻が目立ちました。明らかにチームに勢いが感じられません。これで２位DeNAに３.５ゲーム差になりました。そして、気付けば、４位阪神が２ゲーム差に追い上げて来ています。ネガティブに考えたくないですが、３位キープも微妙な感じになってきました。今季最大の正念場がやって来たと言っていいでしょう。
あさってからは神宮でヤクルト３連戦、続いてマツダスタジアムで阪神との３連戦です。ドリヨシ的には６連勝して欲しいですが、今のチームの状態からして難しいかもしれないので、せめて４勝２敗で乗り切ってもらいたいですね。
苦しいでしょうが、頑張れ！カープ！
