2019年08月08日
18回戦@マツダ 広島4−1横浜DeNA 野村投手8回1安打無失点の快投!バティスタ選手キャリアハイの26号3ラン!首位読売に1.5差に迫る!
広島・野村 強力DeNA打線を圧巻の8回1安打零封、6勝目 3年ぶり完封&完投逃すも笑顔「最高です」
8/8(木) 21:47配信
<広・D>8回無失点で6勝目を挙げた野村はお立ち台で笑顔を見せる(撮影・岡田 丈靖)
◇セ・リーグ 広島4―1DeNA(2019年8月8日 マツダ)
広島の野村祐輔投手(30)が2位・DeNA戦(マツダ)で1安打無四球の圧巻投球を披露し、今季自身最長の8回を零封。4点リードの9回はマウンドを守護神フランスアに譲り、2016年4月27日のヤクルト戦(神宮)以来3年ぶりとなる完封&完投こそ逃したものの、1軍復帰後3連勝で今季6勝目(3敗)をマークした。
「最高です」と気持ち良さそうに汗をしたたらせた野村は「何とかチームが勝てるように。そういう思いでマウンドに上がりました」と初回から切れのいいボールを投げ込み、快調な滑り出し。2回の2死一塁で柴田の二ゴロを菊池涼がスライディングキャッチしてアウトにすると、さらに波に乗った。
野村が3回、4回と2イニング連続で3者凡退に仕留めると、打線は4回に鈴木、菊池涼の重盗成功で先制。5回、先頭・佐野の遊ゴロをドラフト1位ルーキー小園が後逸して塁に出しても野村が無失点で切り抜けると、その裏にバティスタの3ランで貴重な追加点が入った。野村は6回から8回も3イニング連続で3者凡退に斬って取り、守護神のフランスアに直接つないでリリーフ陣を休ませることにも成功した。
「ボール自体もいってたと思いますし、何よりアツさん(捕手・会沢の愛称)、バックに助けてもらいました」と野村。6日から夏場の9連戦が始まったこともあり「何とか長いイニングを投げたいと思って投げていました」とし、チームの6カード連続勝ち越し決定には「1戦1戦必死に戦っている結果がいい結果につながったと思ってますし、これからもどんどんどんどん勝っていけるように頑張っていきたいと思います」と笑顔を見せていた。
今日は野村投手のピッチングに尽きるでしょう。完璧なピッチングでした。立ち上がりから低めのコーナーに球が集められ、変化球も精度が良く、DeNA打線に的を絞らせませんでした。ドリヨシから見ても素晴らしい内容だったと思います。打たれたヒットは、2回表にDeNAロペス選手にレフト前ヒットを浴びた、この1本だけでした。このヒットが打たれてなかったら、ひょっとしたら大記録を達成できたかもしれません。
打線は4回裏、DeNA先発の京山投手を攻め、先頭の菊池涼介選手が左中間への2ベースで出塁。1アウト後、パスボールと鈴木選手の四球で1、3塁となりました。続く松山選手の打席の時に、ダブルスチールを敢行し、見事に成功しました。3塁ランナーの菊池涼介選手が生還し、1−0と待望の先制点が入りました。機動力でもぎ取った1点は、DeNAに効いたのではないかと思います。
さらに5回裏、DeNA2番手の櫻井投手を攻め、1アウト後、西川選手がセンター前ヒット、菊池涼介選手が四球で1、2塁のチャンスとなりました。続くバティスタ選手が2球目を打ち、左中間スタンドへ3ランを放ち、4−0とリードを広げました。
先発の野村投手は後半に入っても安定したピッチングを展開し、DeNA打線を翻弄しました。8回104球を投げ終えて、ドリヨシ的には9回もマウンドに立って、久しぶりの完投、完封を狙っていくだろうと思っていましたが、8回裏に代打を送られ、結局8回までになりました。どうもここが解せません。来週の水曜日の読売戦に当てるため、8回で降板させたようですが、まだまだ余力があったので、最後まで投げさせて欲しかったです。しかし、8回1安打無失点は素晴らしい内容でした。
9回はフランスア投手が1点失いましたが、試合を締めて、4−1で勝利しました。
これで広島は6カード連続のカード勝ち越しを決めました。首位読売は引き分けましたので、読売まで1.5ゲーム。2位のDeNAまで0.5ゲーム差になりました。いよいよセ・リーグの首位争いは混沌として来ました。こうなると強いのはリーグ3連覇を経験している広島が優位ではないでしょうか。
さて、明日からは京セラドームで阪神との3連戦です。広島はエース大瀬良投手です。絶対に勝たないといけません。前回阪神戦では5安打完封勝利しています。明日も快刀乱麻のピッチングを期待します。阪神は高橋投手です。前回は6回途中7得点でKOしています。苦にしていないピッチャーなので、明日も序盤からどんどん攻めていきましょう!