2019年08月04日
18回戦@マツダ 広島10−5阪神 13安打10得点の猛攻で快勝!九里投手6回2失点で6勝目!首位読売に2ゲーム差!
広島・九里、6回2失点で6勝目 自身3連勝も謙虚さ失わず「もっといいピッチングができるように」
8/4(日) 22:15配信
<広・神>2回を投げ終え、笑顔でベンチに戻る九里(撮影・大森 寛明)
◇セ・リーグ 広島10―5阪神(2019年8月4日 マツダ)
広島の九里亜蓮投手(27)が阪神戦(マツダ)に先発登板。6回を代打・原口の2ラン一発のみに抑える5安打2失点の好投で自身3連勝を飾り、今季6勝目(5敗)をマークした。
「何とか自分の役割を果たせるようにマウンドに上がったんですけど、本当に早い回から野手の皆さんがたくさん点を取ってくださって。本当にそれで勝てたと思います」
味方打線が初回に5点、2回に2点と序盤で大量7点をリード。初回に5連打目となる3号3ランを放ったメヒアとともにお立ち台に上がった九里は「たくさん点は入ったんですけど、点のことは考えずに1人1人しっかり打ち取れるように投げてました」と大量援護をもらった中でのマウンドを振り返り、「僕自身はあんまりいい投球はできなかったんですけど、本当に野手の方がたくさん点を取ってくださって、しっかり守ってくださったおかげだと思います」とひたすら野手に感謝の言葉を捧げた。
自身の3連勝について聞かれても「もっといいピッチングができるように頑張りたいと思います」。最後まで謙虚さを失わなかった。
今日も強力打線がつながり、効果的な点の取り方で快勝しました。
1回裏、阪神先発の岩田投手を攻め、1アウト後、菊池涼介選手がセンター前ヒットで出塁。バティスタ選手がレフト前ヒットで1、2塁とすると、鈴木選手が初球を打ち、ショートゴロの当たりでした。併殺でチャンスを潰したかに思いましたが、打球がショートの前で高く弾んでレフトに抜けるラッキーなタイムリーとなり、1−0と先制しました。このヒットは両チームにとって大きかったですね。続く會澤選手がライト前タイムリーを放ち、2−0としました。強振することなく、コンパクトなスイングで右方向を狙ったバッティングは見事でした。続くメヒア選手は2球目を打ち、レフトスタンドへ3ランを放ち、5−0とリードを広げました。阪神岩田投手の投げた2球目は、スライダー系のボールが高めに浮いたところを見事に振り抜き、打った瞬間それとわかる一打でした。
2回裏は、1アウト後、西川選手のセカンドゴロの当たりを阪神ソラーテ選手が1塁へ悪送球し、出塁。菊池涼介選手がレフト前ヒットで1、2塁。バティスタ選手はショートゴロで2アウト1、3塁とすると、鈴木選手がレフト前タイムリーを放ち、6−0。さらに會澤選手がセンター前タイムリーを放ち、7−0と一方的にリードしました。打線がつながる時は簡単にタイムリーが出ますね。
先発の九里投手は立ち上がりから落ち着いたマウンドさばきで、多彩な変化球を織り交ぜて阪神打線を4回まで無失点に抑えました。
5回表、先頭の阪神マルテ選手が四球を選び出塁。2アウト後、代打阪神原口選手にライトポール際に2ランを浴びて、7−2とされました。九里投手は完封を狙っていたのか、勝負が早かったですが、阪神打線もその初球を狙っていました。
結局九里投手は6回98球を投げて、5安打2失点の気迫のピッチングを展開しました。今日は大量得点の援護があって、逆に投げにくかったかと思いますが、よく投げてくれたと思います。
6回裏、待望の追加点が入りました。阪神3番手の高野投手を攻め、1アウト後、菊池涼介選手がレフト前ヒットで出塁。2アウト後、盗塁と鈴木選手の四球で1、2塁となり、會澤選手がレフト前タイムリーを放ち、8−2。続く野間選手がライト線への2点タイムリー3ベースを放ち、10−2と大量リードしました。
しかし、7回表、2番手の遠藤投手が捕まりました。いきなり3連打でノーアウト満塁のピンチを招き、阪神糸原選手にセンター前に2点タイムリーを浴びて10−4。さらに小園選手の中継悪送球でもう1人生還し、10−5とされました。遠藤投手は間違いなく登板過多で疲れています。にも関わらず、首脳陣は遠藤投手を登板させました。ドリヨシはこの采配が解せません。遠藤投手はしばらくゆっくり休ませてあげて欲しいです。1アウト後、菊池保則投手に代わりましたが、イニング頭から菊池保則投手を登板させるべきでした。
この後8回は今村投手、9回はフランスア投手が締めて、10−5で快勝しました。
これでこのカード勝ち越しを決めて、5カード連続の勝ち越しです。今日読売がまたも負けてしまったため、ゲーム差は2となりました。十分射程圏内に入りました。いよいよ8月のドラマが始まります。
あさってからはマツダスタジアムで2位のDeNAとの3連戦です。DeNAとは1.5ゲーム差です。最低でも2勝1敗で乗り越えて欲しいです。この3連戦はかなりタフな試合になりますが、広島の底力を見せつけましょう!