広島・ジョンソンが３年ぶりの完封勝利 今季ナイター初白星 広島は今季４度目の５連勝
7/24(水) 20:43配信
力投する先発のジョンソン（撮影・飯室逸平）
「広島２−０中日」（２４日、マツダスタジアム）
広島・ジョンソンが３年ぶりの完封勝利。今季８度目のナイター登板で初めて勝利を挙げた。広島は今季４度目の５連勝とした。
初回、先頭の西川がフルカウントから中日の初先発・山本の１４７キロストレートを捉え、右翼スタンドへ突き刺した。２１日の巨人戦（マツダ）以来となるプロ２度目の先頭打者弾で先制。さらに菊池涼、バティスタの連打で好機をつくると、山本の暴投で２点目を挙げた。
先発のジョンソンはキレのあるストレートを軸に、ほぼ完璧な投球を披露。三回２死から平田に初安打を許したが、打たれたのはこの一本だけ。六回、安部の連続失策から１死二、三塁のピンチを招いたが、３番・大島を三振、４番・ビシエドを右飛に打ち取った。七回には三者連続三振を奪うなど、９回を１安打８奪三振の完封で７勝目（６敗）を挙げた。
今季のジョンソンはデーゲームで６勝１敗と得意にしながらも、ナイターでは７試合に先発し、白星なしの５敗と苦手にしていた。
今日の試合はジョンソン投手のピッチングに尽きるでしょう。素晴らしい内容でしたね。
打線は１回裏、中日先発の山本投手を攻め、先頭の西川選手が粘って７球目を打って、ライトスタンドへソロホームランを放ち、１−０と先制しました。見逃せばボール球でしたが、西川選手らしい、「悪球打ち」でした。続く菊池涼介選手がレフト線への２ベースで出塁。さらにバティスタ選手がセンター前ヒットで１、３塁とします。ここで中日山本投手が暴投し、３塁ランナーが生還し、２−０としました。
広島先発のジョンソン投手は、立ち上がりから調子良く、ストレートを中心に、変化球のキレが抜群で、制球もしっかりしていて、中日打線を圧倒しました。
唯一のピンチは６回表でした。先頭の中日代打三ツ俣選手のサードゴロの当たりを安部選手がエラーして出塁。続く中日平田選手のサードゴロの当たりを安部選手が再びエラーして、ノーアウト１、２塁とされ、送りバントで１アウト２、３塁と、一打同点のピンチを迎えます。普段のジョンソン投手だと、味方のエラーがあるとイライラして、自身のピッチングを乱す傾向があるのですが、今日はすごく冷静でした。中日大島選手を見逃し三振。続く中日ビシエド選手をライトフライに打ち取り、ピンチを見事に脱しました。
今日は被安打が１本のみでした。３回表の中日平田選手のライト前ヒットでしたが、鈴木選手がダイレクトキャッチをチャレンジしたのですが、わずかに及びませんでした。これがキャッチ出来ていたら、もしかしたらノーヒットノーランだったかもしれません。しかし、120球の見事なピッチングでした。
ジョンソン投手は７回裏にも、自らレフト前にヒットを放つなど、この試合に対する姿勢が素晴らしかったですね。
９回表にもマウンドへ上がり、３者凡退に打ち取り、試合が終わりました。2016年５月の読売戦以来、３年ぶりの完封勝利をおさめました。おめでとうございます！
これでジョンソン投手はシーズン後半は無双のピッチングをし続けてくれると思います。
チームはこれで５連勝で、借金はついに１になりました。首位の読売が失速気味になっていますので、広島のこの勢いを維持していけば、もしかしたらがあるかもしれません。明日の先発は野村投手が久しぶりの登板です。ウエスタンリーグの試合で結果を残してますから、明日は今日のジョンソン投手に続いて無双のピッチングを期待します。中日はロメロ投手です。やや難敵ですが、カープが上位にいくには、ロメロ投手を攻略しなくてはなりません。明日は右バッターに期待しましょう。明日も勝って借金返済だ！
