2019年07月23日
15回戦@マツダ 広島6−5中日(延長10回サヨナラ) バティスタ選手起死回生の同点2ラン!安部選手サヨナラ弾!
広島4連勝、安部5号サヨナラ弾 中日祖父江3敗
7/23(火) 22:35配信
10回裏広島無死、安部友裕は左越えにサヨナラ本塁打を放つ(撮影・栗木一考)
<広島6−5中日>◇23日◇マツダスタジアム
広島は3回、バティスタが中日大野雄から特大の22号ソロを放ち先制した。広島アドゥワは3回まで3安打無失点の滑り出し。
中日が4回に京田、木下拓の連続適時打などで3点を奪い逆転。5回に2点を加えアドゥワをKO。広島は6回無死満塁も無得点。
広島は8回に1点を返し、9回も2点差に迫ったあと、バティスタがこの日2発目となる23号同点2ラン。延長戦に持ち込んだ。
延長10回、広島は先頭の安部が5号サヨナラアーチを放ち、連勝を4に伸ばした。フランスアが6勝目。中日祖父江が3敗目。
最大4点のビハインドを終盤追い付き、延長でサヨナラ勝ちという、まさに「逆転のカープ」でした。
打線は3回裏、中日先発の大野投手から、バティスタ選手がレフトスタンドへソロホームランを放ち、1−0と先制しました。打った瞬間にそれと分かる完璧な当たりでしたね。
広島先発のアドゥワ投手は出来はそれほど良くなかったと思います。なんとか3回まで無失点に抑えました。
しかし、先制直後の4回表、先頭の中日ビシエド選手に四球を与えたのをきっかけに、1アウト1、3塁から、中日京田選手にセンター前タイムリーを浴びて1−1の同点とされます。続く中日木下選手にライト前タイムリーを浴びて1−2とあっさり逆転されました。さらに中日大野投手にセーフティースクイズを決められ、1−3とされました。アドゥワ投手は先制した直後のピッチングとあって、変に意識したような感じがありました。コーナーに狙った球が甘く入って、ことごとく痛打されてしまいました。
続く5回表は先頭の中日三ツ俣選手にライト線への2ベースて出塁を許すと、続く中日大島選手にライト線へのタイムリー2ベースを浴びて1−4とされます。続く中日ビシエド選手にライト前タイムリーを浴びて1−5とリードを広げられました。アドゥワ投手は4回に乱れた内容を修正することが出来ませんでした。結局アドゥワ投手は5回途中86球を投げて9安打5失点の内容でした。ここ数試合、イニングで最小失点に抑えることが出来なくなっているのが心配です。先発から外される可能性もありますね。
後半は打線も得点のチャンスは作るものの、6回裏はノーアウト満塁、7回裏はノーアウト1、2塁としますが、併殺でことごとくチャンスを潰しました。
8回裏はノーアウト1、3塁のチャンスから、安部選手のショートゴロ併殺の間に1点入れて2−5とします。併殺の間の1点で、地味な得点でしたが、後々にこの1点が貴重なものになります。
リリーフ陣は菊池保則投手、遠藤投手、レグナルト投手、島内投手が踏ん張り、9回まで中日打線を無失点に抑えました。これも大きかったですね。
そして2−5で迎えた9回裏に広島の粘りの攻撃を見ました。中日6番手の岡田投手を攻め、1アウト後、代打三好選手がセンター前ヒットで出塁しましたが、西川選手がファーストゴロに倒れ、2アウト2塁になります。ドリヨシ的にはさすがに今日は無理かなと思いましたが、カープの選手は諦めていませんでした。菊池涼介選手がレフト前タイムリーを放ち、3−5とします。そして続くバティスタ選手が追い込まれながらも5球目をジャストミートして、バックスクリーン左へ起死回生の同点2ランを放ち、土壇場で5−5の同点に追い付きました。バティスタ選手にバッティングに粘りが出て来ました。先日の読売戦でも追い込まれながらもホームランを放つなど、勝負強さが戻ってきました。
試合は延長戦に入りました。10回表、6番手のフランスア投手がピンチを迎えます。先頭の中日大島選手に四球を与えたのをきっかけに、1アウト2、3塁とされました。ここで中日阿部選手がセーフティースクイズをしましたが、失敗し、3塁ランナーが挟殺でアウトになり2アウト2、3塁。続く中日京田選手はライトフライに打ち取り、ピンチを脱しました。
そして10回裏、中日7番手の祖父江投手から、先頭の安部選手が2球目を打ち、レフトスタンドへソロホームランを放ち、6−5でサヨナラ勝ちをおさめました。7回まで4点ビハインドの展開を見事にひっくり返しました。今季のベストゲームの一つになりますね。
これで広島は4連勝で借金が2になりました。そして自力優勝の可能性を残しました。今日も広島は全員野球で勝利しました。明日も勝ちましょう!明日の先発はジョンソン投手です。無双のピッチングを期待します。中日は山本投手です。2年目の右腕です。広島打線は初モノに弱い傾向がありますが、そんな事は言ってられません。序盤から積極果敢に攻めていきましょう!