2019年07月05日
13回戦@甲子園 広島1−3阪神 大瀬良投手痛恨の2球。QS達成も自身4連敗。チームは6連敗で貯金0に。
広島大瀬良「甘くなってしまった」粘投実らず4連敗
7/5(金) 22:45配信
9回、ベンチから試合を見る大瀬良(撮影・清水貴仁)
<阪神3−1広島>◇5日◇甲子園
広島大瀬良大地投手は6回3失点、クオリティースタートの粘投も実らず自身4連敗となった。
1点リードの5回、マルテに同点7号ソロを被弾。6回は2者連続バント安打でピンチをつくり、糸井に勝ち越しの二塁打を浴びた。「(糸井への直球が)ボールでもいいと思っていたけど、甘くなってしまった」と悔やんだ。チームの連敗については「みんな一生懸命やっているので力になりたかった」と話した。
大瀬良投手は悪くないと思います。今日もしっかり投げてくれました。打線が完全に沈黙しているのが最大の問題です。
打線は2回表、阪神先発の岩田投手から、先頭の會澤選手がレフト線への2ベース。続く小窪選手がライト線へのヒットで1、3塁の絶好のチャンスが訪れました。
続く高橋大樹選手がピッチャーゴロで3塁ランナーが挟殺され、1アウト2、3塁となります。続く田中選手がレフトへの犠牲フライで1−0と先制しました。しかし、今日もタイムリーではありません。
先発大瀬良投手は立ち上がりから飛ばして阪神打線を押し込むピッチングを展開し、4回まで無失点に抑えました。
しかし、5回裏、先頭の阪神マルテ選手にレフトスタンドへソロホームランを浴び、1−1の同点に追い付かれました。インハイのストレートで、内野ゴロ又は内野フライで詰まらそうとしたのですが、見事にうまく打たれてしまいました。出会い頭の事故みたいな感じでした。
さらに6回裏、先頭の阪神近本選手がファーストへのバントヒットで出塁されると、続く阪神糸原選手がファースト前へバントしましたが、大瀬良投手とファーストメヒア選手が打球処理を譲り合う形になり、結局バントヒットでノーアウト1、2塁のピンチになりました。ここが今日の試合のポイントだったと思います。続く阪神糸井選手がカウント0−2からの3球目を打ち、左中間への2点タイムリー2ベースを打ち、1−3と逆転されました。インコースへボール球ではずすはずだったストレートが真ん中に入り、痛打されてしまいました。大瀬良投手にとってはかなり悔やまれる1球だったと思います。
打線は6回、7回、8回と得点圏にランナーを置きますが、あと1本が出ず、結局1−3で敗れてしまいました。広島はこれで引き分けを挟んで6連敗となり、最大14あった貯金はついに0となりました。首位読売とのゲーム差は7に広がり、リーグ4連覇は厳しい状況になってきました。連敗のトンネルの出口が見えてきませんね。振り向けばDeNA、阪神がぴったりくっついて来ています。
ここまで来たら、焦っても仕方ありません。しっかり広島の野球ができるように浮き足立たないように、どっしりと構えると同時に、2軍の生きのいい若手選手を思い切って起用するなど、大胆な策を取る事も必要かと思います。
明日の先発はアドゥワ投手です。打線が点を取らないので、ピッチングが慎重になりかねませんが、そんな事は考えず、大胆なピッチングを期待します。阪神は青柳投手です。変則的なピッチャーは広島打線が苦手としていますが、そんな事は言ってられません。各打者がもっとポジティブな考えで打席に入って欲しいですね。